AISAS(アイサス)とは?
AISAS(アイサス)とは、「消費者が商品・サービスを知ってから購買に至るまでの心理的プロセスを説明するモデル」のことです。具体的には、Attention(認知)・Interest(興味)・Search(検索)・Action(行動)・Share(共有)の5つの購買ステップに分けられ、それぞれの頭文字をとってAISASと表します。
似ている概念として、AIDMA(アイドマ)があります。こちらは、消費者が製品情報をテレビや雑誌、新聞などのマスメディアから受け取ることを想定した消費者購買モデルです。
一方で、AISASは消費者は情報を受け取るのみでなく、自ら検索(Search)や共有(Share)などを行い情報にアクセスすることを想定した消費者購買モデルになります。
AISASが生まれた時代背景として、2000年代からのインターネットの急速な普及が挙げられます。Googleなどの検索エンジンが発達したことで、「検索」といった消費者の能動的な購買行動が生まれたのです。そのため、AIDMAとは違ったマーケティングの考え方が必要になりました。
共有に至るまでの消費者の心理状況
Attention(認知)
- 消費者の心理状態:製品を知らない、思い出せない
- 目標:製品の認知度向上
- 手法:TVCMや広告、DM、SNSなど
Interest(興味)
- 消費者の心理状態:製品を知っているが、興味はない
- 目標:製品に対する理解や興味の醸成
- 手法:広告や製品パンフレット、口コミ、ブログ記事など
Search(検索)
- 消費者の心理状態:製品に興味はあるが、深い情報は持っていない
- 目標:製品情報を検索してもらう
- 手法:検索順位の上位表示対策、商品サイトの充実、ネット検索専用のクーポンの発行など
Action(行動)
- 消費者の心理状態:製品を買う動機はあるが、買う機会がない
- 目標:製品を購買する機会の提供
- 手法:購入サイトURLの送信、購入ページに直接飛ぶWeb広告の掲載など
Share(共有)
- 消費者の心理状態:製品は購入したが、情報を他人へ共有する動機がない
- 目標:製品を使用した消費者にSNSなどで情報を共有してもらう
- 手法:SNSに共有したくなるような製品の企画、情報共有をすることへのインセンティブ設計
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