「10月は転職に適した時期ですか?」
転職時期に関する質問はよく頂きます。結論から申し上げると、10月から転職活動を始めるのは非常におすすめです。10月は求人数が増える時期であり、年内に内定出しを目指す企業が増えるからです。この記事では、「10月に転職するメリットとデメリット」について、元リクルートの転職エージェントが詳しく解説します。
筆者プロフィール元リクルートの転職エージェント。100名以上の転職支援、約300社の中途採用支援を行ってきました。大手企業からベンチャー企業まで、さまざまな業界・職種に精通しています。大学時代には、ITベンチャー3社で3年間インターンを経験しているので、特にIT・Web業界に強いです。私の経験があなたの転職活動のヒントになれば幸いです。
目次
10月に転職活動を始めるメリット
- 8月から10月にかけて求人数が増える
- 年内に内定出しを目指す企業が増える
①8月から10月にかけて求人数が増える
転職市場では、求人が増える時期がある程度決まっています。年間を通して求人が増える時期は、「1〜3月」と「8〜10月」です。この時期は、求人数が一気に増えるので、希望条件に合った求人が見つけやすいです。
- 1〜3月:新年度に向けた求人
- 8〜10月:下半期に向けた求人
②年内に内定出しを目指す企業が増える
10月は下期のスタートです。下期の事業体制に沿った中途採用のニーズが出揃い、採用活動が活発になる時期です。企業としては、4月から新卒採用が始まるため、できれば年内までに中途採用を終わらせたいと考えます。
そのため、年内に内定を出し、翌年の1月あるいは2月入社を目指した中途採用に本腰を入れる時期です。
10月に転職活動を始めるデメリット
10月に転職活動を始めるデメリットは、一つだけです。
- 求人数が多い分ライバルも多い
求人数が多い分ライバルも多い
先述したように、8〜10月は求人が多い時期です。その分、ライバルも多くなるため、人気求人はすぐに応募しないと採用枠が埋まってしまいます。
少しでもライバルに差をつけるためには、転職の事前準備を早めに終えて、10月に良いスタートダッシュを切ることが重要になります。
10月に転職活動を始める場合のスケジュール
10月に転職活動を始める場合の平均的なスケジュールは、下記の通りです。早い人であれば10月に転職活動を始めて10月中に内定を得る方もいます。
10月上旬
転職活動の準備
↓
10月中旬
求人応募
↓
10月中旬〜11月上旬
面接ラッシュ
↓
11月中旬〜下旬
内定
↓
12月中
退職の手続き
↓
1月1日
入社
転職活動を効率よく進めるために、転職エージェントを利用しよう
転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーが求人紹介はもちろん、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、内定後の条件交渉などを完全無料でサポートしてくれます。
転職活動は、予想以上にやることが多いので、転職エージェントを上手に利用すれば、転職の成功確度は上がります。
リクナビNEXTの調査によると、転職成功者は平均4.2社の転職エージェントを利用しています。
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結論:転職時期よりも自分のタイミングを重視するべき
転職時期に正解はありません。
求人数が多い時期でも希望の求人を見つけられないときもあります。また、転職希望者が少ない時期でもなかなか内定を取れないこともあります。
どの転職時期にも一長一短あるので、自分のタイミングで転職することが一番です。重要なことは、「希望求人が出たときに、すぐに動けるように転職活動の事前準備を整えておく」ことです。
最後までお読み頂きありがとうございます。あなたの幸せな転職を祈っています。