ボーナスを貰ってから退職するための転職スケジュール【注意点あり】

会社員にとって、ボーナスは貴重な収入源。あるかないかで生活が大きく変わります。転職する際には、ボーナスを貰ってから会社を辞めたいですよね。

ボーナスを貰ってから転職するには、スケジュールが非常に重要です。この記事では、「ボーナスを貰うための転職スケジュール」「転職スケジュールを考える上で知っておくべきこと」を解説していきます。

ボーナスを貰うための転職スケジュール

現職でボーナスを貰うためには、スケジュールを考えることが非常に重要です。一般的に、ボーナスは「6月」と「12月」に支給されるので、それぞれの転職スケジュールをあらかじめ確認しておきましょう。

6月にボーナスが支給される場合

転職スケジュール 夏
6月にボーナスが支給される場合には、4月頃から転職活動を始めると良いです。丁寧に転職活動を進めたい方は、2〜3月から転職活動を始めるのもありです。

  • 4月:転職活動開始
  • 5月:選考期間
  • 6月:ボーナス支給
  • 7月:退職
  • 8月:入社

12月にボーナスが支給される場合

転職スケジュール 冬
12月にボーナスが支給される場合には、10月頃から転職活動を始めると良いです。丁寧に転職活動を進めたい方は、8〜9月から転職活動を始めるのもありです。

  • 10月:転職活動開始
  • 11月:選考期間
  • 12月:ボーナス支給
  • 1月:退職
  • 2月:入社

転職スケジュール作成において知っておくべきこと

転職スケジュール作成において知っておくべきことは、3つあります。

  1. 内定後はすぐに退職交渉をする必要がある
  2. 転職活動開始から内定までの平均期間は3ヶ月
  3. ボーナス支給条件は会社ごとに異なる

1.内定後はすぐに退職交渉をする必要がある

意外と知られていないのですが、内定したら「すぐに退職交渉をしてください」と採用企業側から言われます。そのため、内定をいただいたけど、「ボーナスを貰いたいから、すぐに退職交渉をしたくない」という対応はできないと考えておきましょう。

採用企業は入社日を決定して、採用者の受け入れ準備(備品の用意や組織変更など)を進めます。そのため、早めに入社日を確定する必要があります。入社日を決めるためには、「退職日」を先に確定させる必要があるため、内定後すぐに退職交渉に入ることを求められるのです。

それなのに、「来月にボーナスが支給されるので、それが終わってから退職交渉に入ります」なんてことを言うと、企業からの評価が大きく下がります。最悪の場合、「入社日合わず」で内定が決裂することも。そのため、ボーナス支給月に内定が出るような転職スケジュールがベストとなります。

2.転職活動開始から内定までの平均期間は3ヶ月

一般的に、転職活動開始から内定までの平均期間は3ヶ月と言われています。そのため、ボーナス支給月に内定を貰うためには、3ヶ月前には転職活動を開始することが望ましいです。

3.ボーナス支給条件は会社ごとに異なる

ボーナスの支払い月や支給条件は企業によってさまざま。こちらのスケジュールはあくまでも例でしかありません。本当に重要なのは、「ボーナス支給条件」を確認することです。

ボーナス支給条件を確認する時のポイント

ボーナスの支給条件は企業によって異なります。そのため、上記の転職スケジュールはあくまでも一般論です。実際には、自社の就業規則の確認をしなければ、転職前にボーナスを貰える転職スケジュールを立てることはできません。

特に、下記3点は必ず確認しなければいけません。

  1. 算定期間
  2. ボーナス支給日に在籍している必要性
  3. 退職予定者でも貰えるか否か

1.算定期間

ボーナスとは、算定期間内の企業業績や個人評価によって金額が決定します。算定期間は半年間が一般的ですが、その時期は企業によってバラバラ。自社の算定期間を確認し、自身がボーナスを受け取れるかどうかや、効率よくボーナスを貰える期間を考えておきましょう。

2.ボーナス支給日に在籍している必要性

ボーナス支給日時点で企業に在籍していることを「ボーナス支払いの条件」にしている企業が多いです。その場合、算定期間を満たしていたとしても、ボーナス支給日時点で企業に在籍していなければボーナスは支払われません。つまり、ボーナスを貰うためには、支給日以降に退職する必要が出てきます。

なかには、ボーナス支給日の1ヶ月前までの在籍でもOKな企業や、算定期間さえ在籍していれば退職後にもボーナスを支払う企業もあります。必ず確認しておきたいポイントです。

3.退職予定者でも貰えるか否か

ボーナス支給日に在籍していたとしても、退職予定者にはボーナスを支払わない企業もあります。その場合、ボーナス支給日よりも前に退職交渉を行ってしまうとボーナスを貰うことはできません。

引き継ぎなどを考慮すると、退職希望日の1〜3ヶ月前には退職交渉を行う必要性があります。そのため、「退職予定者にボーナス支給なし」の企業で、ボーナスを貰う場合、転職できるのはボーナスを貰ってから1〜3ヶ月後になります。

注意点:中小企業に在籍している方

中小企業では、就業規則にボーナスの規定が書かれていないことがあります。経営者や役員が暗黙の了解でボーナスを算出していることも多く、そのような場合には、ボーナスを貰うための転職スケジュールを正確に立てることが難しくなります。

そのような場合は、先述した一般的な転職スケジュールで進めてみるか、ボーナスを諦める必要があります。

注意点:ボーナスにこだわりすぎると転職失敗の可能性も

ボーナスは会社員にとって非常に大事な収入源です。そのため、「絶対にボーナスを貰ってから転職したい」と思う気持ちはわかります。しかし、「ボーナスにこだわりすぎて転職失敗」というケースは珍しくありません。

選考状況や転職市場は刻一刻と変化しているため、ボーナス支給のスケジュールに合わせすぎると、優良求人や内定の機会を逃す可能性があります。

さらに、ボーナスにこだわることによって「揉めてしまう」ケースもあります。

  • ボーナスにこだわりすぎて入社日で揉める
  • 退職交渉で揉める

ボーナスにこだわりすぎて入社日で揉める

基本的に企業は、「1日でも早く入社してほしい」と考えています。それなのに「ボーナスを貰ってから退職交渉したいので、再来月入社が良いです」のように、ボーナスを理由に入社日を遅らせることで採用企業と揉める可能性があります。

内定後であっても、採用企業からの評価が大きく下がることになり、最悪、「入社日合わず」で内定を失うこともあります。「二兎を追う者は一兎をも得ず」という諺がある通り、時には欲張らずに、ボーナスを諦めることも必要です。

退職交渉で揉める

ボーナスを貰った直後に退職を伝えると、退職交渉が難航する可能性があります。現職の企業側からすると良い印象にはならない上に、ボーナスを支払った直後に辞められると大きな損失になるからです。

特に、日系企業のボーナスの位置付けは、「将来への期待」「これからも頑張ってくれ」という、長く活躍してもらえることが前提となって支払われることが多いです。そのため、ボーナス直後に辞めると、企業側から大きな反感を買う可能性もあります。

「引き継ぎ期間をしっかりと取る」など、企業側の損失にならない配慮をすることで、スムーズに退職交渉を進めることができます。それでも、ボーナスを貰った直後は退職交渉で揉める可能性があるという覚悟をしておきましょう。

転職1年目、転職先からのボーナスは貰えない?

基本的に、転職1年目は、転職先からのボーナスを満額もらうことはできないと考えましょう。そもそもボーナス算定期間の途中から入社した場合は、当然、満額のボーナスは貰えないですよね。

試用期間はボーナス算定期間に含まれなかったり、そもそも在籍1年以上が支給条件だったり、企業ごとによってボーナス支給の条件は異なります。

したがって、転職1年目は、内定時に提示された理論年収が満額出る可能性は低いです。そのため、経済的に不安な方は、現職でボーナスを貰ってから転職しましょう。