転職エージェントを使わないで転職する方法はあるの?
転職エージェントを使わないとどんなデメリットがあるの?
転職活動といえば、転職エージェントの利用が真っ先に思い浮かびますよね。実際、転職エージェントを利用して転職活動を成功させている方は多くいます。
しかし実は、転職エージェントを使わなくても転職活動はできます。ただし、使わない場合のデメリットも相応にあります。
この記事では、「転職エージェントを使わないで転職する方法」や「使わないで大丈夫な人の特徴」、「使わない場合のデメリット」について解説します。
転職エージェントを使わないで転職する方法5つ
転職エージェントを使わないと転職活動はできないんじゃないの?
このように考える方は多くいらっしゃいます。しかし、冒頭でお伝えしたように、転職エージェントを使わなくても転職活動はできます。
ここでは、転職エージェントを使わないで転職する方法を5つ紹介します。
1.転職サイト
転職サイトに掲載されている求人の中から、自分で選び応募する方法です。
転職サイトとは、様々な企業の求人情報が掲載されているウェブサイトのこと。様々な企業が広告料を払って求人を出稿しています。
なお、転職サイトと転職エージェントには明確な違いがあります。転職サイトは求人情報の掲載だけなのに対し、転職エージェントは求人紹介に加えて求職者の転職サポートをします。
- 転職サイト:求人情報の掲載だけ
- 転職エージェント:求人紹介、面接対策、退職交渉など
転職サイトと転職エージェントの違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
2.直接応募
直接応募は、コーポレートサイトから求人に応募する方法です。
コーポレートサイトとは、企業の公式ウェブサイトのこと。公式ウェブサイトに求人情報が掲載されているのを見たことがある方もいると思います。
直接応募は、応募したい企業が絞れている場合のみ利用しましょう。求人情報を見るためにはコーポレートサイトを1つ1つ訪問しないといけないので、「色々な企業の求人を見たい」という方にはおすすめできません。
また、全ての企業がコーポレートサイトに求人を掲載している訳ではありません。
コーポレートサイトに求人を出すと応募が来すぎるような人気求人は、転職エージェントにしか求人を掲載していない場合もあるので、ご注意ください。
3.ハローワーク
ハローワークは国が運営する求人紹介機関で、正式名称は「公共職業安定所」です。全国に500以上の施設があり、近くの施設に訪問すれば利用できます。
ハローワークは転職エージェントと同様に転職サポートをしているほか、国による運営なので安心して利用できます。しかしながら、デメリットもあります。
- 優良求人が少ない
- 求人の情報量が少ない
- サポートの質が安定しない
ハローワークと転職エージェントを比較すると、優良求人の有無・求人情報量・サポートの質などで劣るため、転職エージェントを利用する人の方が多いです。
「転職活動でハローワークを利用するべきか」については、こちらの記事も参考にしてください。
4.リファラル
リファラルは、現役社員からの紹介を通じて求人に応募する方法です。リファラルは「紹介・推薦」という意味です。
すでにその企業で働いている社員から求人を紹介してもらう方法なので、企業の内部事情がわかりやすく、ミスマッチが少ないのが特徴です。
リファラルは、行きたい企業に知り合いの社員がいる場合には有効な応募方法です。一方、採用情報が公開されていないため、知り合いの社員がいないと利用できません。
5.ソーシャルリクルーティング
ソーシャルリクルーティングは、TwitterやFacebookなどのSNSを利用して求人に応募する方法です。
TwitterやFacebookで求人募集の投稿を見かけたことがあるかもしれません。
SNSを通じて募集しているので、企業とコミュニケーションを取りやすいのが特徴です。求人に関する疑問点があれば、ダイレクトメッセージで質問することもできます。
なお、ソーシャルリクルーティングを活用しているのはベンチャー企業が多く、大企業に行きたい人には向かない応募方法です。
転職エージェントを使わないで大丈夫な人の特徴3選
転職エージェントは完全無料で利用できますし、転職活動が初めての方はなるべく転職エージェントを利用すべきです。
一方、「転職エージェントを使わないで大丈夫な人」もいます。以下の3つのいずれかに当てはまる人は、転職エージェントを使わなくても、
1.転職サポートが一切必要ない
転職活動の進め方は全て分かっているし、企業との交渉も自分でできるので、サポートは一切必要ない。
転職サポートが一切必要ないと考えている方は、転職エージェントを使わなくても大丈夫です。
転職エージェントを利用するメリットは、転職活動のサポートをしてくれることです。
- 転職活動の情報提供
- 履歴書添削・面接対策
- 年収交渉・退職交渉
これらの対応が全て自分一人で出来る人については、使わなくても大丈夫です。
2.転職活動をマイペースに進めたい
転職活動はできるだけ自分のペースで進めたい。
転職活動をマイペースに進めたい方は、転職エージェントを使わなくて良いかもしれません。
転職エージェントを利用すると、転職実現までのスケジュール感や面接日程について、求職者と転職エージェントで一緒に調整していくことになります。
その結果、転職エージェント側の都合も考えつつ転職活動を進めなければならないケースもあるため、自分のペースで進めたい方には向いていないことがあります。
3.転職エージェントに求人がない企業に行きたい
転職エージェントに登録したけど、自分が行きたい企業の求人が出ていなかった。
転職エージェントに求人がない企業に行きたい場合は、必然的に転職エージェントを使わないで求人に応募することになります。
転職サイトやコーポレートサイトなどで求人を探し、応募するようにしましょう。
ただ、後ほど説明しますが、転職エージェントには「非公開求人」という一般公開されていない求人があります。
そのため、行きたい企業の求人有無は実際に転職エージェントに登録してみないとわかりません。まずは登録して確認してみことをおすすめします。
転職エージェントを使わない場合のデメリット
ここまで説明したように、転職エージェントを使わなくても転職活動はできます。
ただし、転職エージェントを使わない場合には相応のデメリットがあります。デメリットは大きく3つです。
1.非公開求人に応募できない
非公開求人とは「インターネット上に公開されていない求人」のこと。転職サイトやコーポレートサイトには一切公開されておらず、転職エージェントだけが情報を保有してます。
実は、転職市場に出回っている求人のうち、8割は非公開求人と言われています。非公開求人に出会えないだけで、求人の選択肢が相当狭まってしまいます。
非公開求人の内容を知るためだけに、転職エージェントに登録した
こういった人も非常に多いです。転職エージェントの経験からお伝えすると、非公開求人に応募できないのは、転職エージェントを使わない場合の一番のデメリットといえます。
2.転職活動の情報を全て自分で調べないといけない
転職エージェントを使わない場合、転職活動の情報を全て自分で調べないといけません。
- 面接対策の方法
- 転職活動の進め方
- 職務経歴書や履歴書の書き方
- 内定が決まった後の退職交渉
- 企業に対する条件交渉のやり方
こういった情報はもちろんネット上でも見つけることができます。
しかしながら、信憑性の低い情報も多いですし、自分の状況に適した情報を見つけるのはかなり難しいです。
3.面接対策や職務経歴書の添削を一人でやらないといけない
転職活動において、面接対策や職務経歴書の添削は欠かせません。
転職活動を始めた直後から完璧にできる人はなかなかおらず、徐々にブラッシュアップを重ねていく必要があります。
このブラッシュアップは、もちろん一人でもできます。しかし、面接対策や職務経歴書の添削は、第三者目線でのアドバイスが必要なことも多く、一人でやるのは正直大変です。
転職エージェントは必要な部分だけ利用してもよい
転職エージェントに登録したら、サービスを全て利用しないといけないんでしょ?
このように考える方も多いです。しかし、転職エージェントは、必要な部分だけ利用することもできます。
- 非公開求人の案内だけしてほしい
- 転職活動の情報を一部だけ教えてほしい
- 職務経歴書の添削だけしてほしい
転職エージェントは、求職者の転職成功に向けサポートすることがミッションです。
そのため、「単に疑問や不安を解決したい」という場合でも、受け入れてくれる転職エージェントは多いです。
求職者からの評判が良い転職エージェント3選
転職エージェントの経験から、転職エージェントを3つピックアップしました。
この3つの転職エージェントは、完全無料で利用できて、「求職者からの評判」がトップクラスです。
転職エージェントをフル活用するつもりはなく少しだけ相談したい方であっても、この3つの転職エージェントなら、親身に相談に乗ってくれるはずです。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- doda:転職エージェント業界2位
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