年末こそ転職活動に取り組むべき理由【退職時の年末調整の注意点も解説】

年末は企業も忙しくなるし、転職活動を控えるべき?

年末にかけて転職活動をしたら、年末調整に影響はある?

年末は何かと忙しい時期なので、転職活動に時間を割くのが難しいですよね。転職はしたいけど、転職活動を年明けまで控えようと考えている人も多いと思います。

しかし、意外に思われるかもしれませんが、年末は転職活動のライバルが少なく積極的に転職活動に取り組むべき時期です。

この記事では、「なぜ年末こそ積極的に転職活動に取り組むべきなのか」や「年末に転職活動する場合のスケジュール」「年末調整ができなくなる退職のパターン」について解説します。

年末は転職活動のライバルが少ない

デスクワーク

「年末は企業も忙しい時期なので、求人数が減る」と思っている方が多いと思います。

確かに年末は、業務の締め作業や挨拶回りなどやることが多く、企業は採用活動に時間を割くことが難しくなります。

そのため、年末にかけて採用活動を一旦控える企業も多く、求人数は減る傾向にあります。

しかし、年末にかけて忙しくなるのは求職者も同様です。転職活動に時間を割くことが難しくなり、求職者数が一気に減るため、年末は転職活動のライバルが少なくなるのです。

年末は求職者1人あたりの求人数が増える

「年末は転職活動のライバルが少なくなる」とお伝えしましたが、具体的に言うと、年末は新規求職者1人あたりの新規求人数が増えます

こちらのグラフをご覧ください。

このグラフは、新規求人倍率の年間推移を表しています。

新規求人倍率 令和元年12月

新規求人倍率とは、「新規求職者1人あたりの新規求人数」を表す倍率です。

新規求人倍率が高いほど、新規求職者1人あたりの新規求人数が多く、転職活動のライバルが少ない時期であるといえます。

グラフの黄色い矢印部分をご覧いただくと、12月の新規求人倍率は2.43倍であり、年間で最も倍率が高い時期であるのがわかると思います。

年末は、企業の採用担当者が忙しくなり新規求人数が減少する一方、求職者も忙しく新規求職者数が大幅に減少します。

その結果、新規求職者1人あたりの新規求人数が年間を通じて1番多く、転職活動のライバルが少ない時期となります。実は年末こそ、転職活動に積極的に取り組むべき時期なのです。

年末に転職活動をする場合のスケジュール

カレンダー

転職活動の開始から内定までに必要な期間は、一般的に3ヶ月〜6ヶ月と言われています。年末に転職活動をする場合のスケジュールは、以下のようなイメージです。

  • 12月上旬:事前準備
  • 12月中旬:求人応募
  • 12月下旬〜1月中:面接ラッシュ、内定
  • 2月中:退職手続き、入社手続き
  • 3月:入社

このスケジュールから分かるように、転職活動を始めてすぐに求人へ応募することはできません。

求人に応募するためには、職務経歴書や履歴書の作成、志望企業の絞り込みなどの事前準備が必要です。また初めての転職活動の場合、事前準備に想像以上に時間がかかることも多いです。

そのため、ライバルの少ない年末の時期に求人に応募したい方は、遅くても12月の上旬までに、事前準備を済ませておくことをおすすめします

ボーナスを貰ってから退職も可能

年末に転職活動をする際のポイントとして、ボーナスの支給時期を確認しておきましょう。一般的には、ボーナス支給は12月である企業が多いです。

年末に転職活動をする場合は、うまくスケジュールを調整することで、ボーナスを貰ってから退職することも可能です。

ボーナスを貰ってから退職すれば、転職先の企業への入社にかかる準備費用をまかなうことができますし、心にゆとりができますよね。

ただし注意点としては、ボーナスの支給タイミングにこだわってしまうと、退職交渉や入社日の調整などで揉めてしまう可能性があります。

ボーナスを貰おうとしたことが原因で転職活動が失敗しては本末転倒。あくまで参考程度に、「貰えたらラッキー」くらいの気持ちでいることをおすすめします。

うまくボーナスを貰ってから退職するための転職スケジュールを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

【注意】 年末に退職すると年末調整ができないケースあり

ポイント

年末に退職する場合の注意点を1つだけお伝えします。

それは、年末に退職すると会社での年末調整ができず、自分で確定申告をしなければならない可能性があるということです。

年末調整とは

年末調整とは、1年間の給与収入を会社が申告して、支払うべき税金の額を確定させる手続きです。

年末調整と同じ場面で使われる単語に「確定申告」がありますが、違いは以下の通りです。

  • 年末調整:年間の給与収入を会社が申告する
  • 確定申告:年間の全ての収入を自分で申告する

年末調整は年間の給与収入だけを会社が申告するのに対し、確定申告は、例えば副業収入や不動産収入など、全ての年間収入を自分で申告する必要があります。

12月31日時点で会社に在籍していないと年末調整が受けられない

給与収入のみを受け取っているサラリーマンについては、会社が年末調整をしてくれます。つまり、会社が自分の代わりに国に申告してくれています。

しかし、会社が年末調整をしてくれるのは、12月31日時点で会社に在籍している人の分のみです。

12月31日時点で既に退職している場合には、確定申告を通じて、年間収入を自分で申告しなければならないので、ご注意ください。

既に転職先の会社に入社していれば年末調整を受けられる

既に退職している場合でも、年内に転職先の会社に入社していれば、転職先の会社の方で年末調整を受けることができます

あくまで、年末調整を受けられないのは、「12月31日時点でどの会社にも在籍していない場合」です。

確定申告は今までやったことがないから不安・・・

このように考える方は、うまく会社で年末調整をしてもらえるように、スケジュールを調整しながら転職活動を進めることをおすすめします。

年末に転職をするなら転職エージェントを利用するのがおすすめ

ガッツポーズ

ここまでお伝えしたように、年末はライバルが少なく転職活動におすすめの時期である一方、ボーナスや年末調整の話など、通常の転職活動よりも考えることが増えます

特に初めての転職活動だと、スケジュールをうまく調整しながら転職活動を進めるのは非常に難しいです。ただでさえ転職活動はやることが多いのに、負担が大幅に増えてしまいます。

そこでおすすめしたいのが、転職エージェントの活用です。

転職エージェントは、求人紹介や職務経歴書の添削、面接対策といった一般的なサポートだけでなく、

  • 年末に応募者が少なく狙い目の企業
  • ボーナスを貰ってから退職するための方法
  • 年末調整を受けるための転職スケジュール管理

といった具体的な情報についても、専門的なアドバイスをしてくれます。

完全無料ですし、相談だけで利用できるので、年末の転職活動に不安を感じている方はぜひ利用してみることをおすすめします。

転職エージェントが選ぶ「おすすめの転職エージェント」

転職エージェントの経験から、転職エージェントを3つピックアップしました。この3つの転職エージェントは、「キャリアアドバイザーの質」がトップクラスです。

どの転職エージェントも経験豊富なキャリアアドバイザーが在籍しているので、「年末の転職」といった具体的な状況についても、的確なアドバイスを受けることができるはずです。

キャリアアドバイザーの質が良い転職エージェント