グーグルの企業概要
グーグルの本社は、アメリカのカリフォルニア州に位置していますが、グーグル合同会社(Google Japan LLC)は、アメリカ国外で世界初の現地法人として2001年に設立されました。現在は、六本木ヒルズにオフィスを構えていますが、2019年からは渋谷に移転する予定です。
よく、グーグルは株式会社であると勘違いされている方がいらっしゃいますが、正確にはグーグルは合同会社です。
会社名 | グーグル合同会社(Google Japan LLC) |
設立 | 2001年8月1日 |
事業内容 | インターネット関連事業 |
代表取締役 | ピーター・フィッツジェラルド |
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | – |
従業員数 | 1300人(2017年11月時点) |
グーグルは何をやっている会社なの?
グーグルは、検索エンジンのアルゴリズム(検索順位を決めるルール)を作ったことで有名ですが、検索エンジンだけでなく、グーグルマップやグーグル翻訳、YouTube、Gmailなど数多くのインターネット関連サービスを提供しています。
ユーザーのためになるのか?←この基準をクリアすれば、莫大なお金を投資して新たなサービスを提供し続けています。
■グーグルが提供しているサービス
Chrome
Googleマップ
グーグル翻訳
YouTube
Google Play Music
Chromecast
Google Home
Daydream View
Google Wifi
Androidスマートフォン
Gmail
Google+
Google Duo
Googleカレンダー
Googleドライブ
Googleアドセンス
Googleアナリティクス
サーチコンソール
Googleマイビジネス etc
グーグルの評判
グーグルの評判は、すべての項目で高い水準にあります。社員が働きやすいようにあらゆる工夫を凝らしており、例えば、グーグルの社員食堂は有名で、専門シェフによるブッフェ形式の食事を3食無料で利用できるのです。
つまり、顧客満足度(Customer Satisfaction)だけでなく、従業員満足度(Employee Satisfaction)を高める努力をしている会社なのです。(シリコンバレーにあるIT企業は、グーグルを見習って福利厚生を充実させる企業が増えており、Facebookもその一つです)
■グーグルの福利厚生
- 育児休暇制度
- 退職貯蓄制度
- 死亡給付金
- 愛犬と一緒に出勤(一部オフィス)
- 健康サービス(トレーニングジム、診療所、マッサージなど)
- 社員食堂
- マイクロキッチン(好きな時にドリンクや軽食を飲食可能)
- 移動美容室
- ドライクリーニング
企業名 | グーグル |
年収・給与 | ◎ |
残業時間 | ◯ |
福利厚生 | ◎ |
仕事のやりがい | ◎ |
職場の雰囲気 | ◎ |
グーグルの採用情報
募集職種
グーグルは、エンジニア、リサーチャー、プロダクトマネージャー、セールスなど、数多くの職種を常時募集しています。最近では、エンジニアやリサーチャーなどの需要が増していることもあり、求人数が多い状況です。
※グーグルの採用情報は、こちらから確認できます。
ここでは、グーグルの職種の中でも人気職種である、セールスについてご説明いたします。セールスは、その名の通り、営業のことで、具体的には広告営業になります。
グーグルの売上の大部分が広告収入によるものなので、広告営業の重要性は非常に高いのです。セールスの場合、転職される方の多くが、下記2点のどちらかに当てはまります。私も、元リクルートですが、グーグルに転職されている方を何人も知っています。
- リクルートの広告媒体(リクナビなど)の営業マン
- サイバーエージェントの広告営業
また、すべてが上記に当てはまる訳ではありません。グーグルは、肩書だけでなく、ヒトを見る企業です。自身のご経験やスキルがグーグルのレベルに達していると判断された場合、内定の可能性は十分あります。上記2点は、あくまでも傾向ということです。
平均年収
グーグルの平均年収は、国ごと職種ごとに大きく異なります。日本法人ですと、平均年収800〜1,500万円くらいです。セールスの場合、インセンティブの割合も大きくなりますので、年齢に関係なく2,000万円クラスの方もいらっしゃいます。
どちらにせよ、IT業界の中では高い水準にあります。
■各年齢の平均年収イメージ
- 20代前半:600〜700万円
- 20代後半:800〜900万円
- 30代前半:900〜1000万円
- 30代後半:1000〜1500万円
残業時間
グーグルの残業時間は、月30時間程度です。クチコミ情報サイトの「Vokers」では、20時間から30時間という声が多いので、30時間程度と認識しておけば、問題はないでしょう。
グーグルには、長時間労働は尊敬されないというカルチャーがあり、トップ〜マネジメント層、プレイヤー層にもそのカルチャーは浸透しています。実際に、グーグルで働いている人は、仕事=ネガティブではなく、仕事=ポジティブなものとして捉えているので、楽しそうに働いている方が多く見受けられます。
グーグルの選考難易度
グーグルの選考難易度は、非常に高いです。面接の中で聞かれる質問は、クリエイティビティを試すものが多く、「地頭力」や「発想力」が必要になります。ただし、昔まではフェルミ推定のような質問が多い傾向にありましたが、最近では減少してきていると言われています。
■質問例
- 飛行機の機体にテニスボールは何個入りますか?
- AdWordsについて、子どもでもわかるように説明してください。
- 冗談を言ってみてください。
■グーグルの選考プロセス
- 応募
- 電話やハングアウトまたはオフィスでの面接
- 内定
※面接回数は、人により異なります
グーグルの面接対策
他の企業の面接も同様ですが、面接官が聞きたいことは、この2点だけです。
- なぜ、グーグル?
- なぜ、あなた?
グーグルの場合は上記に加え、奇をてらった質問に対する、柔軟な発想力も求められます。考えることが好きな方や経営企画でKPIを策定していた方などは、対応できる範囲ではあると思いますが、フェルミ推定系の書籍を1冊は読んでおくことをおすすめします。
グーグルは採用ページで面接対策について、このようなことも言っています。ぜひ参考にしてみてください。
質問を予想する: 面接で聞かれる質問の 90% は予想することができます。たとえば、志望動機、これまでに解決してきた課題といったものです。何も思いつかない場合は Google で「面接でよくある質問」を検索し、検索結果上位 20 の質問をリストアップしましょう。
出典:Google採用ページ
グーグルを志望する方におすすめの転職サービス
グーグルの採用情報は、グーグルの採用ページで常に確認できます。転職を考えている方は、採用ページから応募するのも一つの手ですが、転職エージェントを利用し、キャリアアドバイザーと対策してからチャレンジすることも一つの手です。
中小エージェントの場合、グーグルと取引している可能性が低いので、大手企業が運営する転職エージェントに登録するのがおすすめです。例えば、リクルートが運営する『リクルートエージェント』やハイクラス転職特化の『JACリクルートメント』は必須の転職エージェントと言えます。
転職エージェントは求人紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、内定後の条件交渉など、担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるサービスです。すべて無料で利用できるので、ぜひ検討してみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか?
グーグルがどのようなことをやっている会社なのか、中途採用はどのように行われているのか、少しでも理解していただけたら幸いです。
グーグルは、社会人が選ぶ転職したい企業ランキングでも常に上位に位置する企業です。ぜひ、万全な対策をしてから挑戦してみてください。
あなたの幸せな転職を願っています。