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退職交渉の流れ
退職交渉の流れは、下記の通りです。一般的な企業であれば、このような流れで退職交渉は進みます。最近は、人材不足が深刻なため、強い引き止めにあうことがあります。あらかじめスケジュールを立てて、退職交渉を進めることが重要です。
- 就業規則を確認する
- 直属の上司に伝える
- 面談の時間をもらう
- 退職の意思を伝える
- 退職交渉完了
退職交渉の流れ①:就業規則を確認する
会社によって就業規則は異なります。いつまでに退職の旨を伝えなければいけないのかを確認しておきましょう。
民法では、2週間前までに退職の旨を伝えれば退職できるようになっています。しかし、円満退職するためにも、会社の就業規則に沿って退職することが望ましいです。
就業規則には、退職に関するルールが必ず記載されています。いつまでに退職の旨を伝えなければいけないのかは、転職活動を始める前に確認しておきましょう。
退職交渉の流れ②:直属の上司に伝える
「誰に退職の旨を伝えればいいのかわからない」
この質問はよく受けます。結論、直属の上司に伝えましょう。直属の上司を超えて、事業部長や役員にいきなり伝えるのはNGです。順序を踏んで退職交渉を進めましょう。
直属の上司が忙しく時間が取れない場合には、定例の面談の時間を使って退職の旨を伝えましょう。
退職交渉の流れ③:面談の時間をもらう
直属の上司に退職の旨を伝えると、上司や事業部長との面談を組んでくれます。まれに、退職の旨を伝えても何もアクションを起こしてくれない上司がいますが、引き下がらずに本気度を伝えましょう。
もし、それでも面談の時間をもらえない場合は、人事部に相談するのもひとつの手です。
最近は人材不足のため、直属の上司のところで、退職を止められる可能性もあります。そのような場合は、人事部に相談するのもひとつの手です。
退職交渉の流れ④:退職の意思を伝える
面談は、直属の上司と部長クラスで行われることが多いです。面談の中では「なぜ転職するのか?」「やりたいことはうちではできないのか?」などの質問がされます。
あらかじめ「なぜ転職するのか?」について考えを整理しておくと良いでしょう。
面談の場で、引き止めに合うことが多いので、しっかりと自分の考えを整理しておきましょう。
退職交渉の流れ⑤:退職交渉完了
面談を通して、退職を認められれば、直属の上司から報告を受けます。これで退職交渉が完了です。企業によって、退職交渉のフローは異なりますが、この流れを頭に入れておけば慌てることはなくなります。
退職交渉の期間は、1〜2ヶ月程度かかると考えておきましょう。
退職交渉に関してよくある質問
退職の切り出し方について
なかなか退職したい旨を伝えられません。どうすればよいでしょうか?
今までお世話になった上司に対して、退職の旨を伝えるのは難しいですよね。「なぜ転職したいのか?」について意思が固ければ、上司は納得してくれるはずです。
退職の旨を伝えられない場合は、月次面談の場などで相談してみるのが良いと思います。
退職交渉の難航について
退職交渉が難航することは、よくあることですか?
最近はどこの企業も人材不足なので、退職交渉がスムーズに進むことは少なくなってきました。特に、中小企業やベンチャー企業では、引き止めが強いです。
そのため、余裕を持って退職交渉を進めることが必要です。
退職交渉の期間について
退職交渉の期間は、どれくらいかかりますか?また、転職エージェントの経験の中で、一番期間が長い退職交渉はどれくらいですか?
退職交渉は、1〜2ヶ月程度かかると考えておくと良いでしょう。直属の上司に相談してから、部長クラスとの面談をして、退職が認められケースが多いです。
転職エージェント時代に一番長かった退職交渉は、6ヶ月です。内定から退職交渉に入り、6ヶ月も経ってしまい、内定先の企業からは「いつになったら退職交渉が終わるのか?」と何度も言われたのを覚えています。
退職交渉の手段について
退職交渉をメールでしようと思うのですが、、、大丈夫ですか?
退職交渉をメールで行うのは、基本的に難しいと思います。直属の上司が忙しく時間が取れない場合、メールで退職の旨を伝えるのはひとつの手です。
しかし、退職交渉のすべてのフローをメールだけで行うのは、ないと思います。