アノマリーの意味とは【投資の月別カレンダーについても解説】

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アノマリーの意味とは

アノマリーとは、法則や理論から合理的な説明ができない現象のことです。投資の世界において、明確な根拠はないがよく当たる経験則のことを言います。

多くの投資家はアノマリーを意識することが多く、実際にそのとおりに相場が変動することがあります。

アノマリー通りの相場になる理由

相場がアノマリー通りになる理由は、相場に影響を与える投資家が、毎年決まったタイミングで売買し株式市場が動くためです。

アノマリーを信じて取引する投資家が多いほど、アノマリー通りに株価の変動が起こりやすくなるのです。

アノマリーの月別カレンダー

アノマリーが起きやすい月はある程度決まっているので、年間のスケジュールを把握しておくと良いかもしれません。

ただし、アノマリー通りに確実に市場が動く保証はないので、参考程度に考える必要があります。

1月 1月効果
2月〜3月 節分天井・彼岸底
4月 彼岸底・鯉のぼり天井
5〜6月 セル・イン・メイ(株は5月に売れ)
7〜8月 サマーラリー・夏枯れ相場
9〜10月 9〜10月効果・ハロウィン効果
11〜12月 年末効果

1月:1月効果

1月効果とは、1月は他の月よりも収益率が上昇する傾向があるアノマリーです。12月は税金対策として売りが多くなる一方、1月は買い戻しが多くなることが影響しています。

FXにおいては、ドル円で1月の価格の動きが、1年の相場に影響しやすいです。1月にドル円が下落したらその年は下降相場になりやすく、ドル円が上昇したらその年は上昇相場となりやすい傾向があります。

2月〜3月:節分天井・彼岸底

節分天井・彼岸底とは、2月上旬が価格のピークで、3月中旬に底値になるというアノマリーです。

4月:4月効果(彼岸底・鯉のぼり天井)

4月効果(彼岸底・鯉のぼり天井)とは、4月の新年度に上昇し、鯉のぼりの季節が過ぎたら下降するアノマリーです。

4月は買いが入りやすく価格が上がり、海外の投資家も4月に日本株を買う傾向があります。

5月〜6月:セル・イン・メイ(株は5月に売れ)

セル・イン・メイとは、「5月に株を売れ」という米国株の有名な格言です。株価は5月が天井で、6月以降に下落することが多いというアノマリーです。

1月〜5月にかけて株価が上昇しやすくなる一方で、6月〜9月は株価が低迷しやすくなります。そのため、5月に株を売り、9月の半ば(9月の第2土曜日)以降に株を再び買い戻すのが良いとされています。

7〜8月:サマーラリー・夏枯れ相場

サマーラリーとは、7月から9月にかけて株価が上昇するアノマリーです。夏枯れ相場とは、日本ではお盆休み、海外では夏季休暇などのため、市場は閑散期となり、株価の動きが鈍くなります。

9〜10月:9〜10月効果・ハロウィン効果

9月〜10月の相場は、米国の株価暴落が起きやすい時期とされています。多くの投資家が、9月〜10月に株を売るため、株価が下落しやすく、ドル円も株価の影響を受けます。

ハロウィン効果とは、「10月に買い4月に売れ」という格言のアノマリーです。株価が低値なので、この時期は絶好の買い場とされています。

11月〜12月 :年末効果

年末効果とは、年末にかけて株価が上昇しやすいというアノマリーです。アメリカの決算時期であるため、ドルが買われ、ドル高となりやすいです。

年末効果は、サンタクロース・ラリーとも言われており、クリスマスは休暇を取る投資家が多く、相場の売り圧力が弱まり、株高になります。

その他の代表的なアノマリー

その他の代表的なアノマリーは、以下のとおりです。

  • 水曜日のスワップフリー
  • ジブリの法則

水曜日のスワップフリー

水曜日のスワップフリーとは、水曜日の深夜から木曜日の早朝にかけて金利の低い日本円が売られ、金利の高い通貨が買われる傾向が強くなる「FX特有のアノマリー」です。

FXでは土日に市場がクローズするため、土日分のスワップポイントが水曜日にもらえる仕組みとなっています。

このため、スワップポイントがもらえる水曜の深夜から木曜の早朝は、金利の高い通貨を買う傾向が強くなるのです。

ジブリの法則

ジブリの法則とは「金曜日の夜にジブリ作品が放送されると、株価や為替の動きが変化する」というアノマリーです。

米国の雇用統計の発表とジブリ作品の放送日が重なることで、放送された直後の為替相場や翌週の株式相場が短時間のうちに激しく変動することが多くなります。

もちろん、為替相場の世界とジブリは何の因果関係もありませんが、雇用統計の結果で相場が変動した日にジブリ作品が放送されることが多かったのです。

アノマリーの注意点

アノマリーを利用することで、事前に価格の上昇あるいは下落を予測することができ、リスク回避に繋がりますが、「現在も通用するアマノリーであること」を確認する必要があります。

月別カレンダーは、過去の経験則のため、毎年必ず当たるわけではありません。

相場は様々な要素が関係し、その都度変動する可能性があります。アノマリーはあくまで投資判断する際の、基準のひとつであることを理解しておきましょう。

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