任天堂の平均年収はいくら?【競合他社との比較や年齢別で解説】

任天堂の平均年収

日本を代表するゲーム会社である任天堂の平均年収は912万円です。一般的な平均年収は432万円なので、2倍以上の平均年収となります。

この記事では、そんな任天堂の年収を「年齢別」「役職別」「競合他社比較」で詳しく解説します。

目次

任天堂の平均年収

平均年収
912万円
※有価証券報告書
月収
60.8万円
※平均年収から算出

任天堂の平均年収は、912万円です。国税庁の民間給与実態統計調査によると平均年収は432万円なので、任天堂の平均年収は2.1倍以上だということがわかります。

  • 任天堂の平均年収:912万円
  • 平均年収:432万円

任天堂の平均年収の推移

任天堂の最新の有価証券報告書を見ると、任天堂の平均年収は年度によってばらつきが見られます。ゲームの売れ行きに左右されるため、ビッグタイトルが発売されたり、新ゲーム機が発売されると業績が上がり、平均年収も上がる傾向にあります。

年度 平均年収 平均年齢 平均勤続年数 従業員数
2018年 912万円 39.3 13.5 2,286
2017年 903万円 38.6 13.5 2,191
2016年 928万円 38.3 13.9 2,133
2015年 891万円 37.8 13.5 2,066
2014年 839万円 37.2 13.1 2,009
2013年 868万円 36.8 12.8 1,977

出典:有価証券報告書

任天堂の年齢別の平均年収

任天堂の年齢別の平均年収は下記のとおりです。(基本給が高い上に、残業代も5分単位で全額支給される羨ましい職場です)

年齢ごとの平均年収を見ると、40代で年収1,000万円に到達するようです。

年齢 平均年収
20代 500万円〜700万円(推定)
30代 700万円〜900万円(推定)
40代 900万円〜1100万円(推定)
50代 1100万円〜1200万円(推定)
60代 1200万円〜(推定)

任天堂の学歴別の初任給

任天堂の初任給は、学歴別に細かく分かれます。

大学院博士卒と高専・専門卒との間では、4万円強の差があります。(2019年度の採用の割合は、技術職56名、事務23名、高専・専門(技術)2名と、大卒以上の技術職が大半を占めます)

役職 平均年収
大学院博士卒 258,000円
大学院修士卒 243,000円
大学卒 233.000円
高専・専門卒 211,500円

任天堂の役職別の平均年収

役職が上がれば、年収も大幅に上がります。

ここでは、4クラスに分けて、平均年収のおおよその数値を紹介します。

役職 平均年収
部長クラス 1,400万円〜(推定)
課長クラス 1,000万円〜1200万円(推定)
係長クラス 800万円〜900万円(推定)
メンバークラス 500万円〜700万円(推定)

任天堂の役員の平均年収

有価証券報告書によると、2018年度の任天堂の取締役に支払われた役員報酬総額は6億1,000万円です。対象となる役員数が6名のため、単純計算で一人当たり約1億160万円程度支給されていることになります。

ちなみに、任天堂では主要役員3名の報酬も公表しています。

  • 代表取締役社長:古川俊太郎氏…2億1,100万円
  • 代表取締役フェロー:宮本茂氏…1億7,100万円
  • 取締役専務執行役員:高橋伸也氏…1億1,100万円

任天堂と競合他社の比較

2019年に公表された有価証券報告書をもとにゲーム分野の企業のランキングを作成いたしました。

任天堂の平均年収は4位に位置しています。

順位 社名 平均年収 平均年齢 従業員数
1 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス 1,430万円 46.9 20
2 バンダイナムコホールディングス株式会社 1,080万円 46.6 23
3 ソニー株式会社 1,051万円 42.4 2,519
4 任天堂株式会社 913万円 39.3 2,286
5 グリー株式会社 810万円 34.1 705
6 株式会社ディー・エヌ・エー 768万円 34.9 1,557
7 株式会社コーエーテクモホールディングス 700万円 37.5 63

ランキングの従業員数のとおり、「スクウェア・エニックス・ホールディングス」と「バンダイナムコホールディングス」は、ほとんど執行役員しか在籍していないホールディングス企業です。

ホールディングス企業を除外した事業会社のなかでは、任天堂は2位となります。

任天堂の業績

任天堂の業績は非常に好調です。2018年度の業績は下記のとおり。

    • 売上高は1兆2,005億円:前期比1448億円増
  • 売上総利益は5,011億円:前期比976億円増
  • 営業利益は2,497億円:前期比721億円増
  • 経常利益は2,773億円:前期比779億円増

好調を支えるのは、『Nintendo Switch』の大ヒットとアプリゲームへの参入です。

『Nintendo Switch』の売上台数は2019年9月時点で3,687万台。関連ソフトは2億1,013万本を売り上げています。2017年に発売してからわずか3年、驚異の売上数です。

日本国内のみの販売台数を見ると、『Nintendo Switch』は940万台を売り上げています。これは、2013年に発売された競合ハードである『PS4』の約840万台を抜く台数です。『Nintendo Switch』はまだまだ成長性のあるコンテンツであり、大台の国内1,000万台も見えてきています。

アプリゲームでは、『マリオカート』や『ドラガリアロスト』がヒットしています。今後ともアプリには注力していく方向性のため、まだまだ業績は伸びていきそうです。

任天堂に転職するためには

転職難易度
高い
※独自調査
人気ランキング
30位
※doda

任天堂の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキングでも常に上位にランクインしており、任天堂を志望している方は、事前準備が重要になります。

任天堂に転職するために知っておくべきこと

任天堂に転職をするために知っておくべきことは、3つあります。

  1. キャリア採用とプロジェクト採用
  2. 実務経験必須の技術系職種が大半
  3. 転職エージェントを利用する

1.キャリア採用とプロジェクト採用

任天堂には、キャリア採用とプロジェクト採用の二つがあります。キャリア採用は、通常の正社員採用です。一方で、プロジェクト採用は、プロジェクト単位での契約社員採用です。

プロジェクト採用の場合、正社員登用も無いことはありませんが、基本的には応募したプロジェクトの終了と同時に契約も終わります。

2.実務経験必須の技術系職種が大半

任天堂の募集職種は、基本的には技術系職種です。ゲーム開発に関わるデザイナー、ソフト・ハードエンジニア、プランナー、サウンドクリエイターなどが多いです。どれも実務経験と高いレベルのスキルが求められています。

技術職以外では、マーケティングやコーポレートスタッフが募集されています。こちらも実務経験と高いレベルのスキルが求められます。

3.転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。

任天堂の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、任天堂の求人紹介はもちろん、任天堂から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。

加えて、任天堂は、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。任天堂のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注します。

そのため、「一般公開されている求人は合わないな」と思っていたとしても、転職エージェントに行けば、あなたに合う任天堂の求人が多数掲載されている可能性があります。

おすすめの転職エージェント

まとめ

任天堂の平均年収は912万円ということがわかりました。『Nintendo Switch』などのコンシューマゲームが中心でしたが、ここ数年、アプリゲームへの参入を本格化していることからも、今後とも成長が見込まれる企業です。

■まとめ

・任天堂の平均年収

912万円

・任天堂の平均年収ランキング

137位

・任天堂の年齢別の平均年収

20代500万円〜700万円(推定)

30代700万円〜900万円(推定)

40代900万円〜1100万円(推定)

50代1100万円〜1200万円(推定)

60代1200万円〜(推定)

・任天堂の役職別の平均年収

部長クラス1,400万円〜(推定)

課長クラス1,000万円〜1200万円(推定)

係長クラス800万円〜900万円(推定)

メンバークラス500万円〜700万円(推定)

・任天堂に転職するために知っておくべきこと

①キャリア採用とプロジェクト採用

②実務経験必須の技術系職種が大半

③転職エージェントを利用する

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