ゴム・合成樹脂製品を製造するクリヤマを子会社に持つ、クリヤマホールディングスの平均年収は1,243万円です。このページでは、そんなクリヤマホールディングスの年収を「年度別」「役員」「競合比較」で詳しく解説します。
クリヤマホールディングスとは
クリヤマホールディングスは、連結子会社19社、関連会社6社、持分法非適用会社3社で構成されているクリヤマグループを統括している持株会社。グループ全体の経営戦略の策定・推進、グループ経営の統括・管理・監査を担っている企業です。
グループ全体でゴム・合成樹脂製品を主体にした産業用、建設用、スポーツ施設用資材の製造、販売、施工を行なっています。事業セグメントとしては、地域によって下記3部門に分かれています。
- アジア事業
- 北米事業
- 欧州事業
どの地域でも、ゴム・合成樹脂製品を主体にした製品を製造・販売しています。
クリヤマホールディングスの中核事業会社は「クリヤマ」ですが、現在、有価証券報告書を公開しているのはクリヤマグループを統括するクリヤマホールディングスだけなので、このページではクリヤマホールディングスのデータを扱います。
クリヤマの平均年収が知りたい方も、このページで記載するクリヤマホールディングスの平均年収を参考にしていただければと思います。
クリヤマホールディングスの平均年収
クリヤマホールディングスの平均年収は1,243万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、クリヤマホールディングスの平均年収は約3倍ということがわかります。
- クリヤマホールディングス:1,243万円
- 平均年収:432万円
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クリヤマホールディングスの平均年収の推移
クリヤマホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、800万円前後を推移したあと、2018年度に急激に平均年収が上がっていることがわかります。
その理由は、年収がアップしたというよりかは、高年収の従業員が増えたことが原因であると考えられます。
2018年度は7名の従業員が増員しており、同時に平均年齢も上がっています。したがって、部長クラス・スペシャリティクラスの高年収層の増員があったため、平均年収が底上げされたと推定できます。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,243万円 | 43.8 | 13.9 | 16 |
2017年 | 794万円 | 41.5 | 14.4 | 9 |
2016年 | 781万円 | 41.1 | 13.0 | 9 |
2015年 | 802万円 | 42.3 | 11.2 | 9 |
2014年 | 780万円 | 43.1 | 13.0 | 10 |
2013年 | 786万円 | 44.2 | 15.6 | 8 |
出典:有価証券報告書
クリヤマホールディングスの役員の年収
有価証券報告書によると、2018年度にクリヤマホールディングスが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(9名):1億3,100万円(一人当たり約1,400万円)
- 監査役の役員報酬総額(1名):1,600万円
- 社外役員の報酬総額(3名):900万円(一人当たり300万円)
ちなみに、クリヤマホールディングスの有価証券報告書には、子会社の取締役の役員報酬総額も公表しています。
- クリヤマの社内取締役の役員報酬総額(7名):8,500万円(一人当たり約1,200万円)
- KOAの社内取締役の役員報酬総額(1名):2,200万円
- TIPSAの社内取締役の役員報酬総額(1名):3,100万円
クリヤマの事業内容
クリヤマとは、1939年に創業された企業です。大阪に本社を置き、当初は工業用ゴム専門商社としてスタートしました。
その後、ゴム・合成樹脂製品を主体にした産業用資材、建設資材、スポーツ施設用資材の製造、販売、施工などのメーカー機能を備えて事業を拡大していきました。
現在では、日本だけでなくアジア、北米、南米、ヨーロッパに拠点を持ち、グローバルな事業展開を行なっています。
特に、アジア新興国市場の需要を迅速に取り込むことで規模を拡大しています。グループ全体で一丸となり、蓄積してきた多重多層な取引基盤を活かし、今後益々発展していくことが期待されます。
クリヤマに転職するためには
クリヤマホールディングスは中途採用を行なわずに、クリヤマグループの子会社から出向する形で入社します。そのため、ここではクリヤマについて解説します。
クリヤマの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、ニッチな業界で大きなシェアを持つ安定優良企業です。そのため、求人が出ると応募が多くなり、競争率が高くなります。したがって、転職エージェントなどで対策を行うことをおすすめします。
クリヤマに転職するために知っておくべきこと
クリヤマに転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 公開求人での採用は不定期
- 営業職で転職したい場合
- 技術職で転職したい場合
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.公開求人での採用は不定期
クリヤマは公開求人での採用を不定期で行なっています。営業職から技術職まで幅広く採用しています。
クリヤマが採用活動を行う際には、基本的には後述する転職エージェントを利用することが多く、採用ページでの募集は少ないです。
2.営業職で転職したい場合
クリヤマの営業職の採用は業界未経験でも応募できる場合が多いです。一方、なんらかの法人営業経験は必須になる場合があります。
クリヤマの営業職は、建設用資材の提案営業になる場合が多いため、図面を見て計算する場面が生まれます。そのため、数字に抵抗がある方にはおすすめできません。
クリヤマの営業職は、建設用資材の提案営業になります。営業方法は、既存取引先へのルート営業が中になるため、顧客との関係性を深める深耕営業力が重要です。
具体的には、一人当たり5社前後を担当します。顧客から図面をもらい、完成に向けて必要な資材の量の計算、見積もり作成、提示、受注までを担います。
受注後は協力会社と連携し、施工完了まで、現場立ち合いなどを行いながら、最後まで責任を持ちます。
3.技術職で転職したい場合
クリヤマの技術職採用の場合、ポテンシャル採用から即戦力採用まで幅広いです。ポテンシャル採用の場合は、理系出身学生なら応募できる場合が多いです。特に機械系専攻や生産技術、機械系の知識を持った方が歓迎されます。
また、クリヤマの技術職の場合、社内外の関係者とやり取りが発生するため、コミュニケーション能力も重視されます。
3.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
クリヤマは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。クリヤマのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
クリヤマの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、クリヤマの求人紹介はもちろん、クリヤマから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
クリヤマホールディングスの平均年収は1,243万円ということがわかりました。
クリヤマホールディングスは中途採用を実施していません。子会社の事業会社、クリヤマは転職エージェントを中心に採用活動を行なっています。
■まとめ
・クリヤマホールディングスの平均年収
1,243万円
・クリヤマホールディングスの役員の平均年収
社内取締役の役員報酬総額(9名):1億3,100万円(一人当たり約1,400万円)
監査役の役員報酬総額(1名):1,600万円
社外役員の報酬総額(3名):900万円(一人当たり300万円)
クリヤマの社内取締役の役員報酬総額(7名):8,500万円(一人当たり約1,200万円)
KOAの社内取締役の役員報酬総額(1名):2,200万円
TIPSAの社内取締役の役員報酬総額(1名):3,100万円
・クリヤマに転職するために知っておくべきこと
①公開求人での採用は不定期
②営業職で転職したい場合
③技術職で転職したい場合
④非公開求人を保有する転職エージェントを利用する