オープンクエスチョンの意味
オープンクエスチョンとは、「二者択一で返答できる質問ではなく、自由に返答できる質問のこと」です。例えば「休日は何をして過ごしていますか?」という質問。この質問は「はい or いいえ」で返答することができないので、オープンクエスチョンとなります。
オープンクエスチョン:相手が自由に返答できる質問
クローズドクエスチョン:はい、いいえで返答できる質問
オープンクエスチョンのメリット
オープンクエスチョンのメリットは大きく3つあります。
- 会話が発展しやすい
- 相手に考えさせることができる
- 質問者にとっても新たな発見がある
①会話が発展しやすい
オープンクエスチョンは、相手が自由に返答できるため、会話が続きやすく、場を和ませる効果があります。
Aさん:休みの日は何をすることが多いですか?
Bさん:最近、一人飲みにハマっているんですよ。
Aさん:本当ですか!?私も最近一人飲みにハマっています。
Bさん:本当ですか!?一人飲みに良いお店紹介しますよ!
②相手に考えさせることができる
オープンクエスチョンは、返答が自由なため、相手に返答内容を考えさせることができます。そうすることで、相手に新たな発見や気付きを与えられます。
上司:なぜ納期を守れなかったの?
部下:作業時間を甘く見積もってました。
上司:どこに時間がかかったの?
部下:エクセルでデータをまとめるフローです。(エクセルを勉強して、次は納期に間に合うように頑張ろう!)
③質問者にとっても新たな発見がある
オープンクエスチョンは、相手が自由に返答できるため、思いもよらない返答をされることもあります。良くも悪くも、質問側にとっては、新たな発見となります。
営業:サービスについて分からないことはありますか?
顧客:分からないというよりは、この部分が非常に使いにくいです。
営業:なるほど。開発チームに相談してみます。(え!?そうだったのか!)
顧客:よろしくお願いいたします。
オープンクエスチョンのコツ
オープンクエスチョンのコツは、「オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分けること」です。基本的には、クローズドクエスチョンからオープンクエスチョンに会話を広げていきます。
クローズドクエスチョンで「会話のきっかけ」を作り、オープンクエスチョンで「会話を広げていく」方法がおすすめです。
クローズドクエスチョンで会話のきっかけを作り、オープンクエスチョンで会話を広げていく
デキる営業マンは、相手からの「Yes」を引き出すために、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンをうまく使い分けています。ぜひ、意識的に取り入れてみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか?
意外と知らない「オープンクエスチョンの意味」について解説しました。言葉の意味を知れば、ビジネスシーンでも使うことができます。ぜひ、他のビジネス用語についても読んでみてください。