RKB毎日放送の平均年収はいくら？【役員の年収・キー局との比較】

福岡のラジオ・テレビ事業を行なっているRKB毎日放送の親会社、RKB毎日ホールディングスの平均年収は1,309万円です。このページでは、そんなRKB毎日ホールディングスの年収を「年度別」「役員」「競合比較」で詳しく解説します。

RKB毎日ホールディングスとは

RKB毎日ホールディングスとは、RKB毎日グループを統括する純粋持株会社です。下記4つの事業を展開しています。

• 放送事業
• システム関連事業
• 不動産事業
• その他事業

RKB毎日グループは、子会社6社と関連会社1社で構成されています。中核企業に福岡ローカルの放送局である「RKB毎日放送」を持ちます。

事業会社はRKB毎日放送ではありますが、現在、有価証券報告書を公開しているのはRKB毎日ホールディングスだけなので、このページではRKB毎日ホールディングスのデータを扱います。

RKB毎日放送の平均年収が知りたい方も、このページで記載するRKB毎日ホールディングスの平均年収を参考にしていただければと思います。

RKB毎日ホールディングスの平均年収

RKB毎日ホールディングスの平均年収は1,309万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、RKB毎日ホールディングスの平均年収は約3.5倍ということがわかります。圧倒的な高年収企業です。

• RKB毎日ホールディングス：1,309万円
• 平均年収：432万円

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RKB毎日ホールディングスの平均年収の推移

RKB毎日ホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、平均年収は1,200〜1,300万円前後を推移しています。

2016年度に従業員が大きく減った理由は、RKB毎日ホールディングスが純粋持株会社に移行したためです。それまでは、RKB毎日ホールディングスがすべての事業にも関わっていました。しかし、2016年度に組織体制の変更が行われ、グループ経営管理事業と不動産賃貸事業以外すべての事業機能RKB毎日放送に移行させたことで、RKB毎日ホールディングスの従業員数が減少しました。

現在は役員クラスなどしか在籍していないため、平均年収もその分増加しています。

年度	平均年収	平均年齢	平均勤続年数	従業員数
2018年	1,309万円	51.2	24.9	27
2017年	1,315万円	50.4	24.1	30
2016年	1,343万円	50.8	24.3	30
2015年	1,221万円	43.2	18.5	222
2014年	1,218万円	43.1	18.3	223
2013年	1,205万円	42.7	17.8	222

出典：有価証券報告書

RKB毎日ホールディングスの役員の報酬

有価証券報告書によると、2018年度にRKB毎日ホールディングスが支払った役員報酬は下記の通りです。

• 社内取締役の役員報酬総額（6名）：2億2,220万円（一人当たり約3,700万円）
• 監査役の役員報酬総額（2名）：2,800万円（一人当たり1,400万円）
• 社外役員の報酬総額（10名）：1,700万円（一人当たり170万円）

平均年収を全国キー局と比較

テレビ局の中から、キー局とRKB毎日ホールディングスの平均年収を比較しました。テレビ朝日以外はホールディングス企業のため、テレビ番組を製作している事業会社の平均年収とは異なります。

RKB毎日ホールディングスは第5位でした。

企業名	平均年収	売上高	一人あたりの役員報酬	転職人気ランキング
TBSホールディングス	1,411万円	3,663億5,300万円	約3,600万円	81位
テレビ東京ホールディングス	1,387万円	1,492億2,900万円	約3,800万円	166位
テレビ朝日	1,387万円	3,017億4,400万円	約2,276万円	97位
日本テレビホールディングス	1,372万円	4,249億4.400万円	約4,871万円	60位
RKB毎日ホールディングス	1,309万円	267億円	約3,700万円	圏外
フジ・メディア・ホールディングス	1,167万円	6,692億3,000万円	約2,250万円	34位

出典：有価証券報告書

テレビ局の中では、テレビ朝日のみが事業会社の平均年収を公表しています。その他の企業はホールディングス企業であるため、事業会社より平均年収は高いです。

RKB毎日ホールディングスは福岡ローカルではあるものの、全国キー局の年収と大きくは変わりません。むしろ、フジ・メディア・ホールディングスよりも高いことに注目です。現在フジテレビのテレビ事業が停滞していることを置いておいても、RKN毎日ホールディングスの平均年収は高いです。

RKB毎日放送の新卒の年収

RKB毎日放送の新卒の初任給は、学歴によって差が生まれます。

• 大学卒：254,700円（うち一律厚生手当17,300円、一律住宅手当15,000円を含む）※試用期間中は252,700円（試用期間は6ヶ月）
• 大学院卒：270,500円（うち一律厚生手当17,300円、一律住宅手当15,000円を含む）※試用期間中は268,500円（試用期間は6ヶ月）

新卒初任給の平均が約20万円なので、RKB毎日放送の新卒の初任給は高いです。この金額に、賞与や手当、残業代などを含めると、年収は450〜550万円程度だと考えられます。

RKB毎日放送の役職別の平均年収

RKB毎日放送の役職別の平均年収を算出しました。テレビ東京では、係長クラス（ディレクタークラス）以上になると1,000万円を超えると推定されます。

（下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました）

役職	平均年収
部長クラス（局長クラス）	2,000万円〜（推定）
課長クラス（プロデューサークラス）	1,500万円〜（推定）
係長クラス（ディレクタークラス）	1,000万円〜（推定）
メンバークラス（ADクラス）	800万円（推定）

RKB毎日放送に転職するためには

RKB毎日ホールディングスの従業員はすべて子会社からの出向者なので、中途採用を行なっていません。そのため、ここではRKB毎日ホールディングスの主要子会社であるRKB毎日放送について記載します。

RKB毎日放送の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、ラジオ・テレビ事業を行なっている人気企業である上に、滅多に採用活動を行いません。そのため、キャリア採用が開始されると募集が集中します。RKB毎日放送に転職するためには対策が必要になります。

RKB毎日放送に転職するために知っておくべきこと

RKB毎日放送に転職するために知っておくべきことは、2つあります。

1. 公開求人での採用は不定期
2. 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

1．公開求人での採用は不定期

RKB毎日放送は、公開求人での採用活動をあまり行いません。そもそも、テレビ・ラジオ業界は中途採用が少ないです。欠員が出た場合は、関連会社や制作会社からリファラルで採用することがほとんど。

したがって、求人が出る場合でもバックオフィスなどの制作と関係ない職種での募集が多くなります。RKB毎日放送に制作で入りたい方は、まずは関連会社や制作会社で実績を積むことをおすすめします。

2．非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。

RKB毎日放送は、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。RKB毎日放送のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。

RKB毎日放送の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、RKB毎日放送の求人紹介はもちろん、RKB毎日放送から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。

まとめ

RKB毎日ホールディングスの平均年収は1,309万円ということがわかりました。

中核会社のRKB毎日放送は中途採用を積極的に行なっていません。そのため、RKB毎日放送を目指す方は、転職エージェントで非公開求人を探すか、関連会社に入社してツテを作ることをおすすめします。