日本トップレベルの年収を誇るファンド、ユニデンホールディングスの平均年収は1,153万円です。このページでは、そんなユニデンホールディングスの年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
ユニデンホールディングスとは
ユニデンホールディングスとは、子会社19社により構成されているユニデングループを統括している事業持株会社。グループ全体の戦略立案・実行支援やコーポレートの他に、開発・管理業務を担っている企業です。主に下記2つの事業を展開しています。
- エレクトロニクス事業
- 不動産事業
現在、有価証券報告書を公開しているのはユニデングループを統括するユニデンホールディングスだけなので、このページではユニデンホールディングスのデータを扱います。
ユニデンホールディングスの平均年収
ユニデンホールディングスの平均年収は1,153万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、ユニデンホールディングスの平均年収は約3倍ということがわかります。圧倒的な高年収企業です。
- ユニデンホールディングス:1,153万円
- 平均年収:432万円
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ユニデンホールディングスの平均年収の推移
ユニデンホールディングスの有価証券報告書を見てみると、2017年以降平均年収が1,000万円を超えていることがわかります。
ユニデンホールディングスは、2015年に「ユニデン」が事業持株会社に移行する形で誕生しました。そのため、従業員数が2015年に大きく減っています。その後、年収の高い管理職レベルの従業員が大半を占めるようになったことで、平均年収が年々増加していることが予想されます。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,153万円 | 46.3 | 11.1 | 32 |
2017年 | 1,041万円 | 46.7 | 10.3 | 33 |
2016年 | 864万円 | 46.5 | 10.0 | 37 |
2015年 | 755万円 | 45.9 | 14.0 | 36 |
2014年 | 859万円 | 44.1 | 13.5 | 76 |
2013年 | 753万円 | 42.7 | 11.9 | 92 |
出典:有価証券報告書
ユニデンホールディングスの役員の年収
有価証券報告書によると、2018年度にユニデンホールディングスが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(6名):3億3,100万円(一人当たり約5,500万円)
- 監査役の役員報酬総額(1名):400万円
- 社外役員の報酬総額(3名):2,200万円(一人当たり約700万円)
また、有価証券報告書では、報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。ユニデンホールディングスの場合は下記の通りです。
- 藤本秀朗氏:2億1,200万円
ユニデンホールディングスの事業内容
ユニデンホールディングスは、1966年に無線機を製造販売する「ユニ電子産業」として創業されました。1974年に「ユニデン」に社名変更を行い、1990年に東証一部に上場しました。
その後、2015年に「ユニデン」が事業持株会社に以降する形でユニデンホールディングスが誕生しました。現在は、「エレクトロニクス事業」と「不動産事業」の2つの事業を展開しています。
エレクトロニクス事業
エレクトロニクス事業は、ユニデンホールディングスにおける創業以来の主要事業です。無線通信・応用機器、デジタル家電機器、電話関連機器の開発、製造、販売を行なっています。
ユニデングループでは、日本で製品を開発、アジアで製品を製造、北米地域・日本国内への販売を行うビジネスモデルを構築しています。海外での製造・販売は現地の子会社が担っており、日本国内では「ユニデンホールディングス」と事業会社の「ユニデンジャパン」の2社が開発・販売を担っています。
設立当初は、コードレス電話に強みを持ち、特にアメリカ市場を中心に大きな売り上げを上げてきました。現在でもエレクトロニクス事業は主要事業ですが、設立当初に比べると売上が縮小しています。
不動産事業
不動産事業では、東京都内を中心に、事業用物件・投資用物件・居住用物件の購入、管理、売却、賃貸まで展開しています。2012年に設立されたユニデン不動産株式会社が単体で担っており、歴史は浅いものの、急成長しています。
これまでユニデングループが培ってきた資産運用ノウハウや、スピーディーな意思決定を活かすことで、既存の不動産業者と異なる価値を提供しています。現在ではユニデングループの売上の4割程度を占めており、今後とも大きな成長が期待されています。
ユニデンジャパンに転職するためには
ユニデンホールディングスは中途採用を行なっていません。基本的には、ユニデングループの子会社から出向する形で入社します。そのため、ここではグループ主要子会社のユニデンジャパンについて解説します。
ユニデンジャパンの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、グローバルに展開する大手企業であるため、求人が出ると応募が殺到します。
ユニデンジャパンに転職するために知っておくべきこと
ユニデンジャパンに転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 公開求人での採用は不定期
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.公開求人での採用は不定期
ユニデンジャパンは、通年採用しておらず、不定期に採用を行います。
ユニデングループは海外展開に力を入れていれており、海外に多くの子会社がある企業です。そのため、ユニデンジャパンでは採用があまり行われていません。採用が実施される場合も、即戦力が求められているため、エレクトロニクス業界で3年以上の実務経験が求められる可能性が高いです。
一方で、これはあくまで公開求人の話し。企業は、公開求人だけでなく非公開求人を転職エージェントに掲載している可能性があります。
2.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
ユニデンジャパンは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。ユニデンジャパンのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
ユニデンジャパンの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、ユニデンジャパンの求人紹介はもちろん、ユニデンジャパンから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
ユニデンホールディングスの平均年収は1,153万円ということがわかりました。
ユニデングループでは、滅多に一般公開される求人を世に出しません。そのため、ユニデングループの子会社に転職したい方は、転職エージェントなどで情報を集める必要があります。
■まとめ
・ユニデンホールディングスの平均年収
1,153万円
・ユニデンホールディングスの役員の平均年収
社内取締役の役員報酬総額(6名):3億3,100万円(一人当たり約1億3,200万円)
監査役の役員報酬総額(1名):400万円(一人当たり約1億3,200万円)
社外役員の報酬総額(3名):2,200万円(一人当たり約510万円)
藤本秀朗氏:2億1,200万円
・ユニデンホールディングスに転職するために知っておくべきこと
①公開求人での採用は不定期
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する