日本を代表する住宅設備メーカー、TOTOの平均年収は678万円です。この記事では、そんなTOTOの平均年収について、「年齢別」「役職別」「子会社別」「競合比較」で詳しく解説します。
TOTOの平均年収
TOTOの平均年収は678万円です。国税庁の民間給与実態統計調査によると日本国民の平均年収は432万円なので、TOTOの平均年収は約1.5倍だということがわかります。
- TOTOの平均年収:678万円
- 平均年収:432万円
TOTOの社名の由来
TOTOはなぜTOTOという会社名なのでしょうか。
答えは、「東洋陶器」→「東陶機器」→「TOTO」と変遷していったからです。
大正時代に創業した時の社名は「東洋陶器」でした。その後、昭和に入り「東陶機器」に変更し、この時にロゴとして「TOTO」を使っていました。そして、2007年、創業90年を迎えたことを機に「TOTO」に変更になりました。
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TOTOの平均年収の推移
有価証券報告書を確認すると、TOTOの平均年収は600万円代後半を推移しており、非常に安定的です。
TOTOは、トイレなどの衛生陶器市場の売上国内1位でありながら、積極的に海外進出もしています。海外にはまだ大きな潜在需要があるため、今後ともますます成長していくことが予想されます。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 678万円 | 42.9 | 15.0 | 8,034 |
2017年 | 671万円 | 42.6 | 14.9 | 7,960 |
2016年 | 672万円 | 41.7 | 14.5 | 7,539 |
2015年 | 677万円 | 42.4 | 17.4 | 7,283 |
2014年 | 684万円 | 43.1 | 17.7 | 6,783 |
2013年 | 668万円 | 42.8 | 17.7 | 6,769 |
出典:有価証券報告書
TOTOの役職別の平均年収
TOTOの役職別平均年収を算出しました。(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計)
TOTOは、年功序列が残っているため、年齢を重ねれば昇進していきます。ただし、課長クラス以上の役職につくためには出世競争に勝ち抜かなければいけません。年収が1,000万円を超えるのは部長クラス以上だと推定されます。
役職 | 平均年収 |
部長クラス | 1,000万円〜(推定) |
課長クラス | 900万円〜(推定) |
主任クラス | 700万円〜(推定) |
メンバークラス | 400万円〜600万円(推定) |
TOTOの役員報酬
有価証券報告書によると、2018年度にTOTOが社内取締役11名に支払った役員報酬の総額は6億5,600万円でした。
また、有価証券報告書では、報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。TOTOの場合は下記の通りです。(役職は2018年度当時のものです)
- 張本邦雄氏(代表取締役会長):1億1,300万円
- 喜多村円氏(代表取締役社長執行役員):1億1,300万円
TOTOの年齢別の平均年収
TOTOの年齢別平均年収を算出しました。(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計)
TOTOは、一定水準までは年齢とともに給与が上がっていきます。年齢を重ねれば、年収1,000万円を超えることは可能です。
年齢 | 平均年収 |
50代 | 800万円〜(推定) |
40代 | 700万円〜900万円(推定) |
30代 | 600万円〜800万円(推定) |
20代 | 400万円〜600万円(推定) |
TOTOに転職するためには
TOTOの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも常に上位にランクインしており、TOTOを志望している方は、事前準備が重要になります。
TOTOに転職するために知っておくべきこと
TOTOに転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 公開求人での採用は不定期
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.公開求人での採用は不定期
TOTOは、通年採用しておらず、不定期に公開求人での採用を行います。基本的に、年度事業計画や半期事業計画が策定される2〜3月や7〜8月に採用活動が行われることが多いです。TOTOへの転職に興味のある方は、常にTOTOの採用ページをチェックしておくことが必要です。
一方で、これはあくまで公開求人の話し。企業は、公開求人だけでなく非公開求人を転職エージェントに掲載している可能性があります。
2.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
TOTOは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。TOTOのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
TOTOの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、TOTOの求人紹介はもちろん、TOTOから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
TOTOの平均年収は678万円ということがわかりました。
TOTOは衛生陶器(トイレなど)の市場で国内1位の売り上げを誇る大企業です。海外進出も積極的に展開しており、今後大きな発展が見込めます。TOTOに転職したい方は、なかなか公開求人が存在していないため、転職エージェンシーなどで非公開求人の情報を集めることをおすすめします。
■まとめ
・TOTOの平均年収
678万円
・TOTOの役職別平均年収
部長クラス:1,000万円〜(推定)
課長クラス:900万円〜(推定)
主任クラス:700万円〜(推定)
メンバークラス:400万円〜600万円(推定)
・TOTOの役員の年収
役員報酬総額:6億5,600万円
張本邦雄氏(代表取締役会長):1億1,300万円
喜多村円氏(代表取締役社長執行役員):1億1,300万円
・TOTOの年齢別の平均年収
50代:800万円〜(推定)
40代:700万円〜900万円(推定)
30代:600万円〜800万円(推定)2
0代4:00万円〜600万円(推定)
・TOTOに転職するために知っておくべきこと
①公開求人での採用は不定期
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する