ENEOSを運営している日本最大級の石油会社、JXTGエネルギーの平均年収は推定770万円です。このページでは、そんなJXTGエネルギーの年収や働く環境について解説します。
JXTGエネルギーの平均年収
JXTGエネルギーの平均年収は推定770万円です。日本国民の平均年収は432万円(国税庁の民間給与実態調査)なので、比較するとJXTGエネルギーの年収は約2倍。非常に高いことがわかります。
- JXTGエネルギー:770万円(推定)
- 平均年収:432万円
JXTGエネルギーは上場しておらず、正確な平均年収は公表されていません。そのため、上記の数値は2020年3月時点での口コミサイトで集計された平均年収です。(参考口コミ数が少ないため、あくまでも参考値としてご確認ください)
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JXTGエネルギーは、ガソリンスタンドのENEOSなどを運営している企業です。2020年6月に社名が「ENEOS」に変更される予定です。
1988年に設立された日本石油会社を起源に持ちます。その後、企業再編などを経て、2010年に新日本石油株がジャパンエナジーと新日本石油精製を合併し、JX日鉱日石エネルギーに商号変更。そして、2017年に東燃ゼネラル石油と合併し、現在のJXTGエネルギーが誕生しました。
JXグループの中核企業として、石油精製から販売まで手がけています。その他、電力卸供給事業や電力小売事業、液化天然ガスや石炭の輸入販売などの事業も展開しています。
JXTGエネルギーの新卒の年収
JXTGエネルギーの新卒の初任給は、学歴によって異なります。
- 修士了:263,500円(月給)
- 大学卒:246,400円(月給)
上記の初任給に諸手当、残業代、賞与などを加えると、総合職の場合、新卒の年収は400万円程度だと推定できます。日本の新卒の平均的な初任給が20万円程度、年収が300万円程度なので、JXTGエネルギーの新卒の年収は高い傾向にあることがわかります。
JXTGエネルギーの新卒採用は、事務系職種と技術系職種で採用ルートが分かれていますが、どちらの職種でも年収テーブルは同じなので、新卒の初任給や年収も変わりません。
JXTGエネルギーの福利厚生は非常に充実しています。具体的には下記の制度があります。
独身寮、社宅、社員食堂(昼食補助)、保養所、部活、健康保険・介護保険・厚生年金・雇用保険、財形住宅貯蓄、財形住宅融資、従業員持株会、団体扱い保険(生命保険、損害保険、医療保険等)、共済会、福利厚生代行サービス、定期健康診断、会社診療所の利用
【親会社】JXTGホールディングスの平均年収
JXTGホールディングスの平均年収は1,204万円です。
JXTGホールディングスとは、子会社527社・持分法適用関連会社175社で構成されているJXグループを統括している持株会社。グループ全体でエネルギー事業、勤続事業、石油・天然ガス開発事業を展開しています。JXTGホールディングスはグループ全体の戦略立案・実行やコーポレートなどを担っています。
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JXTGホールディングスの平均年収の推移
JXTGホールディングスの有価証券報告書を見ると、1,000万円代前半を推移していることがわかります。2016年度に現体制になったため、データは2016年度からのものしかありません。
ホールディングス企業であるため、従業員は少なく、年収の高い管理職が大半を占めています。そのため、必然的に平均年収が高い経口にあります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,204万円 | 53歳2ヵ月 | 17年4ヵ月 | 110 |
2017年 | 1,212万円 | 44歳4ヵ月 | 19年2ヵ月 | 160 |
2016年 | 1,105万円 | 44歳8ヵ月 | 20年1ヵ月 | 108 |
出典:有価証券報告書
JXTGホールディングスの役員の年収
有価証券報告書によると、2018年度にJXTGホールディングスが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(10名):3億7,400万円(一人当たり約3,740万円)
- 社内監査委員の役員報酬総額(2名):5,100万円(一人当たり約2,550万円)
- 社外取締役の役員報酬総額(3名):3,200万円(一人当たり約1,060万円)
- 社外監査委員の役員報酬総額(3名):3,000万円(一人当たり約1,000万円)
ちなみに、有価証券報告書には、連結報酬が1億円以上ある役員の個人名を公表しています。
- 内田幸雄氏:1億300万円
JXTGエネルギーに転職するためには
JXTGエネルギーの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、エネルギー業界で日本最大手の企業であるため、業界人気が高いです。そのため、JXTGエネルギーに転職したい方は、入念な対策を練る必要があります。
JXTGエネルギーに転職するために知っておくべきこと
JXTGエネルギーに転職するために知っておくべきことは、3つあります。
- JXTGエネルギーの求める人物像
- 公開求人での採用は不定期
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.JXTGエネルギーの求める人物像
JXTGエネルギーは、求める人物像を「変革を実行していける人」と定義しています。エネルギー業界の事業環境は、常に世界中で大きく変化しています。そのため、環境の変化についていくだけでなく、自らで新しいものを創造していく力が求められます。
社会のニーズや事業環境の変化を察知して、向上心や広い視野を持ち、自走できる社員を求めているため、面接の際にはこのような観点から自己アピールする必要があります。
また、JXTGグループ全体の理念の深い理解が求められます。JXTGグループの使命は「地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。」と設定しています。
そのための価値観として、「高い倫理観」、「安全・環境・健康」、「お客様本位」、「挑戦」、「向上心」を挙げています。これらの理念に通じる自己アピールも必要になります。
2.公開求人での採用は不定期
JXTGエネルギーは、通年採用しておらず、不定期に採用を行います。
採用が実施される時には、即戦力採用が基本になるため、業界経験・職種経験が求められることが多いです。一方で、これはあくまで公開求人の話し。企業は、公開求人だけでなく非公開求人を転職エージェントに掲載している可能性があります。
3.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
JXTGエネルギーは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。JXTGエネルギーのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
JXTGエネルギーの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、JXTGエネルギーの求人紹介はもちろん、JXTGエネルギーから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
JXTGエネルギーの平均年収は770万円ということがわかりました。
JXTGエネルギーは通年採用を実施しています。難易度が高いため、転職エージェントなどで入念な対策を行う必要があります。
■まとめ
・JXTGエネルギーの平均年収
770万円
・JXTGエネルギーの新卒の平均年収
修士了:263,500円(月給)
大学卒:246,400円(月給)
・JXTGホールディングスの平均年収
1,204万円
・JXTGホールディングスの役員の平均年収
社内取締役の役員報酬総額(10名):3億7,400万円(一人当たり約3,740万円)
社内監査委員の役員報酬総額(2名):5,100万円(一人当たり約2,550万円)
社外取締役の役員報酬総額(3名):3,200万円(一人当たり約1,060万円)
社外監査委員の役員報酬総額(3名):3,000万円(一人当たり約1,000万円)
内田幸雄氏:1億300万円
・JXTGエネルギーに転職するために知っておくべきこと
①JXTGエネルギーの求める人物像
②公開求人での採用は不定期
③非公開求人を保有する転職エージェントを利用する