東京の地方銀行、きらぼし銀行の平均年収は推定476万円です。このページでは、そんなきらぼし銀行の年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
きらぼし銀行の平均年収
きらぼし銀行の平均年収は推定476万円です。日本国民の平均年収は432万円(国税庁の民間給与実態調査)なので、比較するときらぼし銀行の年収は平均的であることがわかります。
- きらぼし銀行:476万円(推定)
- 平均年収:432万円
きらぼし銀行は現在上場しておらず、正確な平均年収は公表されていません。そのため、上記の数値は2020年3月時点での口コミサイトで集計された平均年収です。(参考口コミ数が少ないため、あくまでも参考値としてご確認ください)
きらぼし銀行は、2018年に八千代銀行が東京都民銀行と新銀行東京が合併したと同時に社名変更した金融機関です。
そもそも八千代銀行は1924年に設立された歴史ある地方銀行です。2014年まで東証一部に上場していました。2014年に、八千代銀行と東京都民銀行が経営統合する際に作られた持株会社「東京きらぼしフィナンシャルグループ」の子会社になったことにより、現在は上場廃止しています。
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きらぼし銀行(旧:八千代銀行)の平均年収の推移(2017年度まで)
きらぼし銀行は2018年に八千代銀行が東京都民銀行と新銀行東京を吸収合併したことにより誕生しました。現在は東京きらぼしフィナンシャルグループの傘下に所属しているため、有価証券報告書を公表していません。
最後の有価証券報告書では、平均年収が632万円でした。また、常に630万円前後を推移しており、過去の有価証券報告書のデータでは比較的平均年収が高いことがわかります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2017年 | 632万円 | 40.8 | 17.4 | 1,517 |
2016年 | 633万円 | 40.4 | 17.0 | 1,560 |
2015年 | 630万円 | 40.1 | 16.5 | 1,590 |
2014年 | 636万円 | 40.2 | 16.5 | 1,599 |
2013年 | 627万円 | 40.2 | 16.5 | 1,623 |
2012年 | 618万円 | 40.0 | 16.1 | 1,640 |
出典:有価証券報告書
きらぼし銀行の年齢別の年収
きらぼし銀行の年齢別の平均年収を算出しました。きらぼし銀行は年功序列の企業であるため、年齢を重ねるごとに年収も上がっていきます。40歳以上になると1,000万円以上の年収をもらえることができることが推定できます。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
年齢 | 平均年収 |
50代 | 1,000万円〜(推定) |
40代 | 800万円〜1,000万円(推定) |
30代 | 500万円〜800万円(推定) |
20代 | 300万円〜500万円(推定) |
きらぼし銀行の新卒の年収
きらぼし銀行の新卒初任給は、学歴によって差があります。
- 大卒・大学院卒:205,000円
- 短大卒・専門学校卒:171,000円
この金額に、年2回の賞与や諸手当、残業代などを加えると、新卒の年収は300万円程度であることが予想できます。日本の平均的な新卒初任給は20万円、年収は300万円程度なので、三十三銀行の新卒の年収は平均的であることがわかります。
きらぼし銀行は、福利厚生や研修制度が手厚いです。具体的には、下記の制度があります。
【福利厚生】
各種社会保険、企業年金制度、総合福祉団体定期保険、育児支援諸制度、財形貯蓄、従業員融資、持株会、社宅、独身寮、保養所(直営・契約)など
【研修制度】
■通信教育・eラーニング:資格関連(中小企業診断士・社会保険労務士・宅地建物取引士、日商簿記)、法務、税務、財務、外為、相続、年金、預り資産)
■報奨金制度:銀行業務検定、金融業務能力検定、各種公的資格(中小企業診断士、証券アナリスト、不動産鑑定士、公認会計士、社会保険労務士等)
【親会社】東京きらぼしフィナンシャルグループの平均年収
東京きらぼしフィナンシャルグループの平均年収は1,019万円でした。
東京きらぼしフィナンシャルグループは、2014年に八千代銀行と東京都民銀行が経営統合したことにより誕生した企業。当初は「東京TYフィナンシャルグループ」という企業名でしたが、2018年に現社名に社名変更しました。
東京きらぼしグループ全体の経営戦略の策定や実行支援、コーポレートなどを担っています。グループ全体では、下記2つの事業を展開しています。
- 銀行業
- その他
特に銀行業が中核事業になり、きらぼし銀行が担っています。東京都、神奈川県北東部が主な営業エリアであり、164店舗を展開。主に首都圏の中小企業と個人をターゲットに事業を運営しており、地方銀行グループでありながら総合金融サービスを提供しています。
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東京きらぼしフィナンシャルグループの平均年収の推移
東京きらぼしフィナンシャルグループの最新の有価証券報告書を見ると、1,000万円代前半を推移していることがわかります。
東京きらぼしフィナンシャルグループはグループ全体の経営戦略の策定やコーポレートを担っており、従業員のほぼすべてが年収の高い管理職になります。また、少数精鋭であることから平均年収が高くなる傾向になります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,019万円 | 44.9 | 21.7 | 10 |
2017年 | 993万円 | 43.9 | 19.8 | 15 |
2016年 | 1,063万円 | 45.4 | 21.0 | 17 |
2015年 | 1,118万円 | 47.8 | 24.8 | 9 |
出典:有価証券報告書
東京きらぼしフィナンシャルグループの役員の報酬
有価証券報告書によると、2017年度に東京きらぼしフィナンシャルグループが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(9名):1億9,400万円(一人当たり約2,100万円)
- 社内監査役の役員報酬総額(3名):3,200万円(一人当たり約1,000万円)
- 社外役員の役員報酬総額(5名):2億6,000万円(一人当たり約5,200万円)
きらぼし銀行に転職するためには
きらぼし銀行の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外でしたが、東京では有数の地方銀行であるため、地元人気が非常に高いです。そのため、きらぼし銀行を志望している方は、入念な事前準備が重要になります。
きらぼし銀行に転職するために知っておくべきこと
きらぼし銀行に転職するために知っておくべきことは、3つあります。
- 総合職採用・職務経験不問
- 応募は郵送のみ
- 転職エージェントを利用する
1.総合職採用・職務経験不問
きらぼし銀行は総合職の通年採用を実施しています。きらぼし銀行は職種別採用は行なっておらず、選考後に能力・経験・適正・希望を考慮して配属先が決定します。
職種の種類は、本部の場合は一般事務、企画・開発などがあり、営業店の場合は窓口・事務・融資・営業などがあります。
きらぼし銀行の総合職採用の応募資格は特にありません。職務経験は不問であり、第二新卒の応募も可能です。金融業界出身者は歓迎されますが、その他の業界出身にもチャンスが広がっています。
2.応募は郵送のみ
きらぼし銀行の中途採用の応募は、郵送のみで受付されています。
履歴書(写真貼付、連絡方法明記)、職務経歴書(書式自由)、志望理由書(書式自由)を指定された郵送先まで送る必要があります。提出書類の返却はないため、応募する際には必ずコピーを取っておく必要があります。
また、書類選考に合格した方にのみ選考の案内があります。不合格の方には連絡がありません。
3.転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
きらぼし銀行の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、きらぼし銀行の求人紹介はもちろん、きらぼし銀行から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
また、きらぼし銀行は転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。きらぼし銀行のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
きらぼし銀行の平均年収は推定476万円ということがわかりました。
2018年に八千代銀行が東京年銀行・新銀行東京経営を合併することで経営基盤を盤石なものにしており、今後とも安定して成長していくことが予想されます。地元人気が根強いため、きらぼし銀行に転職したい方は転職エージェントなどで入念な対策を練ることをおすすめします。
■まとめ
・きらぼし銀行の平均年収
476万円(推定)
・きらぼし銀行の年齢別の年収
50代:1,000万円〜(推定)
40代:800万円〜1,000万円(推定)
30代:500万円〜800万円(推定)
20代:300万円〜500万円(推定)
・きらぼし銀行の新卒の年収
大卒・大学院卒:205,000円
短大卒・専門学校卒:171,000円
・東京きらぼしフィナンシャルグループの年収
1,019万円
・東京きらぼしフィナンシャルグループの役員の年収
社内取締役の役員報酬総額(9名):1億9,400万円(一人当たり約2,100万円)
社内監査役の役員報酬総額(3名):3,200万円(一人当たり約1,000万円)
社外役員の役員報酬総額(5名):2億6,000万円(一人当たり約5,200万円)
・きらぼし銀行に転職するために知っておくべきこと
①総合職採用・職務経験不問
②応募は郵送のみ
③転職エージェントを利用する