「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の意味と違いをわかりやすく解説

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キャピタルゲインとインカムゲインの意味

キャピタルゲインとインカムゲインは、どちらも「投資家が受け取る利益のこと」を指します。どのように受け取るのかによって、名称が異なります。

両者の違いは以下のとおりです。

  • キャピタルゲイン:保有していた資産を売却することによって得られる売却益
  • インカムゲイン:株の配当金や不動産の家賃収入など継続的に受け取れる収益

それぞれを詳しく見ていきましょう。

キャピタルゲインは「値上がり益」

キャピタルゲイン(capital gain)は、保有していた資産を売却することによって得られる売却益のことです。

安いときに買って、高いときに売れば、キャピタルゲインを得ることができます。

例えば、1BTC=100万円のときに1BTCを購入し、1BTC=120万円のときに1BTCを売却すると、20万円の売却益を得ることができます。

このときの売却益をキャピタルゲインと言います。

値下がり損失となることをキャピタルロスと呼ぶ

キャピタルゲインは値上がり益のことでしたが、値下がりし損失が発生することをキャピタルロスと言います。

例えば、1BTC=100万円のときに1BTCを購入し、1BTC=80万円のときに1BTCを売却すると、20万円の損失が発生します。

このときの損失をキャピタルロスと言います。

インカムゲインは「継続して受け取れる利益」

インカムゲイン(income gain)は、資産を保有することで安定的・継続的に受け取れる利益のことです。株式投資で受け取れる配当金や債権、不動産の家賃収入、土地代などがインカムゲインに該当します。

仮想通貨を例に出すと、仮想通貨を預けておくだけで報酬を獲得できるステーキングもインカムゲインに該当します。

例えば、パンケーキスワップという分散型取引所にLPトークンを預けておくだけで、CAKEトークンを報酬として受け取ることができます。

このときの報酬をインカムゲインと言います。

インカムロスという言葉は存在しない

キャピタルゲインの反対語としてキャピタルロスという言葉はあります。

しかし、インカムゲインは、継続的に受け取れる利益のことを指すため、インカムロスという言葉は存在しません。

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