M&Aキャピタルパートナーズの平均年収や役員報酬などをまとめています。M&Aキャピタルパートナーズに転職を考えている人にとって参考になれば幸いです。
M&Aキャピタルパートナーズの平均年収
M&Aキャピタルパートナーズの平均年収は2,270万円です。日本の平均年収は436万円(令和元年)なので、M&Aキャピタルパートナーズの平均年収は5倍以上ということがわかります。
M&Aキャピタルパートナーズの平均年収の推移
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員 |
2019年 | 2,270万円 | 31.4歳 | 3.1年 | 122人 |
2018年 | 3,109万円 | 31.2歳 | 3.2年 | 98人 |
2017年 | 2,478万円 | 31.3歳 | 3.3年 | 75人 |
2016年 | 2,995万円 | 31.5歳 | 3.3年 | 59人 |
2015年 | 1,905万円 | 31.1歳 | 3.0年 | 50人 |
有価証券報告書を見ると、年度によって平均年収が上下していることがわかります。
その理由は、M&Aキャピタルパートナーズの給与の約80%が成果・業績に応じた賞与だからです。会社の業績と年収が大きく比例しているため、年度によって平均年収が大きく変わってきます。
M&Aキャピタルパートナーズの役員の報酬
こちらは少し古いデータですが、2018年度のM&Aキャピタルパートナーズの役員報酬です。
- 社内取締役の役員報酬総額(4名):3億5,204万円(一人当たり約8,801万円)
- 社外取締役の役員報酬総額(2名):550万円(一人当たり約275万円)
- 社外監査役の役員報酬総額(3名):1億2,000万円(一人当たり約4,000万円)
M&Aキャピタルパートナーズの年収はなぜ高いのか?
M&Aキャピタルパートナーズの年収が高い理由は、主に3つあります。
- 利益率が高く、コストのほとんどが人件費のみ
- 人件費の大半が賞与
- 極端な少数精鋭
①利益率が高く、コストのほとんどが人件費のみ
M&Aキャピタルパートナーズの「営業利益率は49.1%」「粗利益率は64.8%」と非常に高い利益率を誇っています。
M&Aキャピタルパートナーズは、M&Aの仲介業がメインなので、コストのほとんどが人件費です。実際に、売上原価に占める人件費の割合は75.5%もあります。
設備投資や経費がほとんどいらないため、社員の給料に利益を多く還元できます。
②人件費の大半が賞与
M&Aキャピタルパートナーズの人件費の内訳を見ると、固定給が約20%、賞与が80%となっています。
固定給だけを考えると、M&Aキャピタルパートナーズの年収は600万円。一般的な給与より少し高い程度です。そのため、業績が悪くなったとしても、社員に高い給与を払うリスクがありません。
③極端な少数精鋭
M&Aキャピタルパートナーズは、極端な少数精鋭企業です。
従業員数が100名以下にも関わらず、120億円以上の売上を生み出しています。単純計算で、社員一人あたり、年間1億2,000万円の売上を稼いでいることになります。
また、先述した通り、経費がほとんどかかっていないため、稼ぎだした売上の多くを社員に還元することで、非常に高い年収が実現できています。
M&Aキャピタルパートナーズの競合他社比較
M&Aキャピタルパートナーズの平均年収を競合他社と比較してみます。こちらでは、2018年度の有価証券報告書を参考にしています。
M&A業界の平均年収は、日本国内でもトップクラス高い業界です。今回は上場している主要6社をピックアップしました。
結論言うと、M&Aキャピタルパートナーズは断トツで年収ランキング1位です。
企業名 | 平均年収 | 経常利益 | 従業員数 |
M&Aキャピタルパートナーズ | 3,109万円 | 約58億円 | 98人 |
GCA | 2,063万円 | 約15億円 | 141人 |
日本M&Aセンター | 1,413万円 | 約125億円 | 415人 |
ストライク | 1,343万円 | 約18億円 | 119人 |
山田コンサルティンググループ | 636万円 | 約23億円 | 699人 |
フォーバル | 541万円 | 約33億円 | 635人 |
平均年収がトップクラスに高いM&A業界でも、企業によって年収に大きな差があります。
違いは、従業員数です。
M&Aキャピタルパートナーズをはじめとした平均年収の高い企業は、少人数で高い利益を上げています。そのため、従業員への還元率も高く、平均年収も上がっています。
M&Aキャピタルパートナーズの平均年収が断トツで高い理由も、社員数が100名以下の少数精鋭で50億円以上の利益を稼ぎだしていることが理由である考えられます。
M&Aキャピタルパートナーズの基本情報
M&Aキャピタルパートナーズの会社概要
M&Aキャピタルパートナーズは、日本の中小企業をメインクライアントにしている独立系のM&Aアドバイザリー会社です。
会社名 | M&Aキャピタルパートナーズ |
会社HP | https://www.ma-cp.com/ |
設立 | 2005年10月 |
業種 | サービス業 |
所在地 | 東京都 |
M&Aキャピタルパートナーズの売上高
年度 | 売上高 |
2019年度 | 118.7億円 |
2018年度 | 125.9億円 |
2017年度 | 80.1億円 |
2016年度 | 83.3億円 |
M&Aキャピタルパートナーズの経常利益
年度 | 経常利益 |
2019年度 | 50.5億円 |
2018年度 | 58.5億円 |
2017年度 | 31.6億円 |
2016年度 | 36.1億円 |
M&Aキャピタルパートナーズの転職情報
M&A業務未経験者を通年採用
M&Aキャピタルパートナーズは、M&A業務未経験者を対象に通年採用を実施しています。
必須要件は「金融業界での営業経験2年以上」と「営業成績が顕著な方」の2つ。金融業界経験者であれば、多くの方がチャレンジできます。
とはいえ、M&Aキャピタルパートナーズは少数精鋭で高い売上を稼ぐ企業。多くの方がチャレンジできる一方、選考基準は非常に厳しいです。また、基本給が少なく、大半が成果に連動した賞与であるため、やっていく自信がある方以外は厳しい環境になります。
金融業界で営業経験を積み、営業成績ではノルマを常に「120%以上達成」しているレベル感の方なら、挑戦してみる価値があると思います。
経験者は幹部採用
M&Aキャピタルパートナーズは、経験者採用も実施しています。
経験者の場合は、「部長職or部長候補者」として、即戦力の管理職として採用されます。
必須要件は、「M&A案件のソーシングおよびエグゼキューション等の実務経験があり、複数の案件成約に携わった経験をお持ちの方」。
そのため、マネジメント経験がなくてもチャレンジできます。
一方、経験者は非常に高い待遇で即戦力として迎え入れられるため、すぐに結果を出すことができなければ降格や年収の大幅ダウンの可能性もあります。自分のスキルに大きな自信がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
M&Aキャピタルパートナーズを目指している方におすすめの転職サービス
M&Aキャピタルパートナーズは高年収企業のため、ハイクラス向けの転職サービスを利用することをおすすめします。
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