ショーボンド建設の平均年収はいくら？【グループ会社についても解説】

構造物の総合メンテナンス企業、ショーボンド建設の親会社であるショーボンドホールディングスの平均年収は1,363万円です。このページでは、そんなショーボンドホールディングスの年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。

ショーボンドホールディングスとは

ショーボンドホールディングスとは、ショーボンドグループを統括する純粋持株会社です。下記2つの事業を展開しています。

• 国内建設
• その他

ショーボンドグループは、連結子会社18社で構成されています。中核企業に「ショーボンド建設」を持ち、主に公共構造物の補修補強工事と製品販売を行なっています。

事業会社はショーボンド建設ではありますが、現在、有価証券報告書を公開しているのはショーボンドホールディングスだけなので、このページではショーボンドホールディングスのデータを扱います。

ショーボンド建設の平均年収が知りたい方も、このページで記載するショーボンドホールディングスの平均年収を参考にしていただければと思います。

ショーボンドホールディングスの平均年収

ショーボンドホールディングスの平均年収は1,363万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、ショーボンドホールディングスの平均年収は約3.5倍ということがわかります。圧倒的な高年収企業です。

• ショーボンドホールディングス：1,363万円
• 平均年収：432万円

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ショーボンドホールディングスの平均年収の推移

ショーボンドホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、ここ数年間、平均年収は1,000万円〜1,300万円前後を推移しています。

ショーボンドホールディングスは、ショーボンド建設を中核としたショーボンドグループを統括する純粋持株会社です。そのため、従業員数は非常に少なく、全員が役員です。したがって、平均年収は必然的に高くなっています。

出典：有価証券報告書

ショーボンドホールディングスの役員の年収

有価証券報告書によると、2018年度にショーボンドホールディングスが支払った役員報酬は下記の通りです。

• 社内取締役の役員報酬総額（6名）：4,500万円（一人当たり750万円）
• 監査委員の役員報酬総額（1名）：1,700万円
• 社外役員の報酬総額（3名）：1,400万円（一人当たり約460万円）

ショーボンド建設の平均年収

ショーボンドホールディングス子会社のショーボンド建設の平均年収は約635万円です。（口コミサイトから集計した数値となります）

ショーボンド建設とは、橋・鉄道・港・上下水道・大型建築物などの劣化診断、補修・補強工事の設計〜施工までの総合メンテナンス事業を行なっている事業会社です。

『造らない建設会社』というキャッチコピーを持っており、あらゆる建造物のメンテナンスを行なっています。現在、高度経済成長期に建築された大量の公共インフラや建物のメンテナンス時期に入っており、業績を伸ばしています。

1989年に東証一部に上場しましたが、2008年に純粋持株会社であるショーボンドホールディングスを設立したことにより、ショーボンド建築は子会社化。同時に上場を廃止しました。現在は、グループ連結では819名、単体では586名の従業員数を抱えています。

ショーボンド建設の新卒の年収

ショーボンド建設の新卒の年収は、職種と学歴によって異なります。具体的な初任給と年収（初任給に前年度実績10.4ヵ月の賞与を加えて推定した金額）は下記の通りです。

ショーボンド建設で配属される職種

ショーボンド建設に新卒入社すると、1年間の研修を経て下記の職種に配属されます。

• 施工管理
• 設計
• 研究開発
• 営業

施工管理

施工管理とは、受注した工事現場の管理・運営を行う職種です。工事に関わる様々な段取りや調整を行いながら、工事の品質や安全・コストの管理を行います。工事現場をトータルマネジメントする職種です。

設計

設計とは、受注物件また営業物件の調査・診断を行い、それに対して適切な設計を行う業務です。補修・補強などのメンテナンスを行う際には、施工条件や損傷度の違いによって、同じ工法だとしても様々な検討が必要になります。高度なスキルが必要になる専門性の高い職種です。

研究開発

研究開発職とは、新工法・新材料の開発・研究業務を行う職種です。メンテナンスに必要な新しい工法や、メンテナンスに使う新しい商品を開発・研究しています。

営業

営業職は、物件情報を集め、受注につなげる業務を基本的に行なっています。顧客のニーズに合わせた提案営業を行うことで、新規開拓を行なっていきます。受注する際には、事業所の損益管理を意識しながら営業を行うことが必須になるため、経営者的な知見を身につけることができます。

ショーボンド建設に転職するためには

ショーボンドホールディングスは中途採用を行なっていません。全従業員がショーボンド建設からの出向社員で構成されています。そのため、ここではショーボンド建設について解説します。

ショーボンド建設の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では100位圏外ですが、建設業界の中ではトップクラスの企業です。そのため、建設業界関係者には根強い人気があります。

ショーボンド建設に転職するために知っておくべきこと

ショーボンド建設に転職するために知っておくべきことは、2つあります。

1. 通年採用を実施
2. 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

1．通年採用を実施

ショーボンド建設は、中途採用を通年で行なっています。

ただし、バックオフィスや営業職などは欠員が出ない限り採用活動は行いません。一方で、技術系の職種に関しては力を入れて採用活動が行われています。

2020年3月現在では、下記の職種が募集されています。

2．非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。

ショーボンド建設は、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。ショーボンド建設のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。

ショーボンド建設の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、ショーボンド建設の求人紹介はもちろん、ショーボンド建設から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。

まとめ

ショーボンド建設ホールディングスの平均年収は1,363万円ということがわかりました。

ショーボンド建設ホールディングスは中途採用を行なっていません。一方、子会社のショーボンド建設は通年採用を行なっています。転職を目指す方は転職エージェントなどで入念な対策を行うことをおすすめします。