老舗IT企業、SRAホールディングスの平均年収は1,205万円です。このページでは、そんなSRAホールディングスの年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
SRAホールディングスとは
SRAホールディングスは、子会社17社、関連会社3社により構成されているSRAグループを統括する持株会社であり、事業会社の統括管理を行なってる企業です。主に下記3つの事業を展開しています。
- 開発事業
- 運用・構築事業
- 販売事業
中核企業である「SRA」を中心に、ゲーム機の組込みソフトやカラオケ機器のユーザーインターフェース、映画館のデジタルシネマシステム、産業用ロボットの制御ソフト、航空会社の管理システムなど、最先端のデジタル製品から世界的大手企業の基幹システムまで様々な開発を行なっています。
現在、有価証券報告書を公開しているのはSRAグループを統括するSRAホールディングスだけなので、このページではSRAホールディングスのデータを扱います。
SRAホールディングスの平均年収
SRAホールディングスの平均年収は1,205万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、SRAホールディングスの平均年収は約3倍ということがわかります。圧倒的な高年収企業です。
- SRAホールディングス:1,205万円
- 平均年収:432万円
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SRAホールディングスの平均年収の推移
SRAホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、平均年収は右肩上がりに増加していることがわかります。
SRAホールディングスはグループを統括するホールディングス会社であるため、従業員数は少なく、高年収の管理職しか在籍していません。そのため、平均年収が高くなる傾向にあります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,205万円 | 57.8 | 4.7 | 6 |
2017年 | 1,206万円 | 57.1 | 4.2 | 6 |
2016年 | 1,123万円 | 56.1 | 3.2 | 6 |
2015年 | 1,105万円 | 56.7 | 3.8 | 6 |
2014年 | 938万円 | 54.0 | 4.4 | 3 |
2013年 | 996万円 | 52.8 | 4.6 | 14 |
出典:有価証券報告書
SRAホールディングスの役員報酬
有価証券報告書によると、2018年度にSRAホールディングスが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(3名):4,600万円(一人当たり約1,500万円)
- 社外取締役の報酬総額(5名):3,900万円(一人当たり約780万円)
SRAの平均年収
SRAグループは、SRAホールディングスを親会社に12社の連結子会社、5社の非連結子会社、3社の関連会社により構成されています。ここでは、SRAグループの主要事業会社であるSRAの平均年収を解説します。(口コミサイトから引用しています)
SRAの平均年収は543万円(推定)です。
SRAは、まだソフトウェアという言葉が普及していなかった1967年に設立されました。誕生以来、主に教育研究機関に対してIT支援を行うことで、日本を代表するリーディングカンパニーとして成長してきました。
現在は、システムインテグレーター事業だけでなく、自社でIP(知的財産権)を保有する製品の販売事業に力を入れており、セキュリティ、教育、ヘルスケアなどの様々な分野の自社IP製品を開発しています。
また、自動運転や運転支援などの車載ソフトウエアの開発も行なっており、国内だけでなく海外市場に向けたビジネスを展開しています。
SRAの新卒の年収
SRAの新卒は、学歴によって初任給が変わります。
- 大学院卒:217,000円
- 大学卒:204,000円
- 短大・高専・専門卒:179,000円
日本の新卒初任給の平均が約20万円なので、SRAの初任給は平均と同程度です。残業代や諸手当、年2回の賞与などを合わせると、新卒の年収は300〜400万円程度だと推定できます。
SRAに入社すると、ITエンジニアからキャリアが始まります。
その後、プロフェッショナル人材としてITコンサルタントや営業、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、スペシャリストなどにステップアップします。
プロフェッショナル人材として活躍したのちに、経営幹部やビジネスリーダーとして活躍していくことになります。
SRAの働く環境
SRAは社員が働きやすい環境の構築に力を入れています。特に、労働時間削減支援とワークライフバランス支援、スキルアップ支援、経済サポートが充実しています。
労働時間削減
- 平均残業時間:16時間/月(2018年度全社平均)
- 有給取得率:71%
- リフレッシュ休暇最大10日
- 年間休日120日以上
ワークライフバランス
- 育児休業最長年数:3年間
- 男性の最長育児休業:10ヵ月
- 育児短時間勤務:小学校入学前
- 子の看護休暇日数:有給5日間/年間
スキルアップ
- 研修制度…情報系3:非情報系7
- 受け放題IT講座:200講座
- 資格取得報奨金:2万円〜30万円
- 技術フォーラム開催数:100回
経済的なサポート
- 住居費会社負担額:家賃最大71,000円・初期費用全額負担
- 財形貯蓄:積立額1,000円ごとに100円の奨励金を支給
- 長期休業所得補償保険:25ヵ月
- 社員持株会:最大15%
SRAに転職するためには
SRAホールディングスは中途採用を行なっていません。基本的には、SRAグループの子会社から出向する形で入社します。そのため、ここではSRAについて解説します。
SRAの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、大手IT企業であるため、ITの上流に携わりたい方の多くが目指す企業です。
SRAに転職するために知っておくべきこと
SRAに転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 技術系職種を通年採用
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.技術系職種を通年採用
SRAは、技術系職種を通年採用をしています。必須要件は特に記載されていませんが、多くが即戦力採用になるため、募集職種の業務経験を最低でも3年以上積まなければ書類選考を通過することが難しいと考えられます。募集されている職種は下記の通りです。
- 組込エンジニア
- 業務アプリケーションエンジニア
- インフラエンジニア
営業系やコンサル系は、エンジニア経験を積んだ後のキャリアとして用意されています。そのため、SRAで営業系職種に付きたい場合は、まずはエンジニアとして実績を上げることが必要になります。
2.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
SRAは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。SRAのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
SRAの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、SRAの求人紹介はもちろん、SRAから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
SRAホールディングスの平均年収は1,205万円ということがわかりました。
中核企業のSRAは人気企業なので、SRAに転職したい方は、転職エージェントで対策を行うことをおすすめします。
■まとめ
・SRATホールディングスの平均年収
1,205万円
・SRAホールディングスの役員の平均年収
社内取締役の役員報酬総額(3名):4,600万円(一人当たり約1,500万円)
社外取締役の報酬総額(5名):3,900万円(一人当たり約780万円)
・SRAの平均年収
平均年収:543万円(推定)
・SRAの新卒の初任給
大学院卒:217,000円
大学卒:204,000円
短大・高専・専門卒:179,000円
・SRAに転職するために知っておくべきこと
①技術系職種を通年採用
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する