常陽銀行の平均年収はいくら？【めぶきフィナンシャルグループも解説】

茨城県の地方銀行、常陽銀行の平均年収は699万円です。このページでは、そんな常陽銀行の年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。

常陽銀行の平均年収

常陽銀行の平均年収は699万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、常陽銀行の平均年収は約1.5倍ということがわかります。

• 常陽銀行：699万円
• 平均年収：432万円

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常陽銀行の平均年収の推移

常陽銀行の有価証券報告書を見ると、700万円代前後を推移していることがわかります。数年前から年収は減少傾向にありますが、現在でも700万円近い平均年収がある高年収企業です。

年度	平均年収	平均年齢	平均勤続年数	従業員数
2018年	699万円	39.3	16.5	3,320
2017年	686万円	39.0	16.2	3,332
2016年	713万円	39.4	16.5	3,281
2015年	720万円	39.4	16.7	3,289
2014年	726万円	39.5	16.9	3,282
2013年	726万円	38.7	16.6	3,291

出典：有価証券報告書

常陽銀行の役職別の年収

常陽銀行の役職別の平均年収を算出しました。常陽銀行は年功序列が残る企業であるため、年齢を重ねるごとに役職も上がっていきます。課長クラス以上になると、平均年収が1,000万円を超えてくることが予想されます。

（下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました）

役職	平均年収
部長クラス	1,000万円〜（推定）
課長クラス	800万円〜（推定）
係長クラス	700万円〜（推定）
メンバークラス	400万円（推定）

常陽銀行の新卒の年収

常陽銀行の新卒初任給は、職種・学歴によって差があります。

• 総合職（大学院卒）：206,100円
• 総合職（大学卒）：205,000円
• 一般職（大卒）：180,000円
• 一般職（短大卒）：165,000円

この金額に、年2回の賞与や諸手当、残業代などを加えると、新卒の年収は300万円程度であることが予想できます。日本の平均的な新卒初任給は20万円、年収は300万円程度なので、常陽銀行の新卒の年収は平均的であることがわかります。

【親会社】めぶきフィナンシャルグループの平均年収

めぶきフィナンシャルグループの平均年収は1,071万円でした。

めぶきフィナンシャルグループは、2015年に常陽銀行と足利ホールディングス（足利銀行の金融持株会社）の経営統合により誕生した金融持株会社。常陽銀行と足利銀行を中心に14社の子会社で構成されるめぶきグループ全体の経営戦略の策定や実行支援、コーポレートなどを担っています。

特に銀行業が中核事業になり、常陽銀行と足利銀行が担っています。その他、リース業務、証券業務、信用保証業務、クレジットカード業務などの金融サービスを幅広く展開しています。

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めぶきフィナンシャルグループの平均年収の推移

めぶきフィナンシャルグループの最新の有価証券報告書を見ると、1,000万円代前半を推移していることがわかります。

めぶきフィナンシャルグループはグループ全体の経営戦略の策定やコーポレートを担っており、従業員のほぼすべてが年収の高い管理職になります。また、少数精鋭であることから平均年収が高くなる傾向になります。

年度	平均年収	平均年齢	平均勤続年数	従業員数
2018年	1,071万円	48.0	23.0	15
2017年	1,093万円	47.6	23.1	17
2015年	1,076万円	47.2	22.6	17

出典：有価証券報告書

めぶきフィナンシャルグループの役員の報酬

有価証券報告書によると、2018年度にめぶきフィナンシャルグループが支払った役員報酬は下記の通りです。

• 社内取締役の役員報酬総額（8名）：7,800万円（一人当たり約975万円）
• 社内監査役の役員報酬総額（2名）：4,300万円（一人当たり約2,150万円）
• 社外役員の役員報酬総額（3名）：1,800万円（一人当たり約600万円）

【グループ会社】足利銀行の平均年収

足利銀行の平均年収は401万円（推定）です。

足利銀行は上場していないため、平均年収は公表されていません。上記の数値は2020年3月時点での口コミサイトで集計された平均年収です。（参考口コミ数が少ないため、あくまでも参考値としてご確認ください）

足利銀行は、1895年に創業されたの地方銀行です。北関東に100以上の拠点を展開しています。特に栃木県の中では5割以上のシェアを握っています。

常陽銀行に転職するためには

常陽銀行の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外でしたが、北関東地域ではトップの地方銀行であるため、地域人気が非常に高いです。そのため、常陽銀行を志望している方は、入念な事前準備が重要になります。

常陽銀行に転職するために知っておくべきこと

常陽銀行に転職するために知っておくべきことは、4つあります。

1. 経験者採用
2. 第二新卒採用
3. システム部人材採用
4. 転職エージェントを利用する

1．経験者採用

常陽銀行は、通年で経験者採用を実施しています。

総合職、特定総合職、一般職とすべての職種で採用があります。応募条件はどの職種も共通で、大卒以上、金融機関での実務経験、会員一種証券外務員資格、普通自動車運転免許が必須になります。

逆にいえば、これらの条件さえ当てはまれば誰でも応募できる環境です。

2．第二新卒採用

常陽銀行は、通年で第二新卒採用を実施しています。

総合職、特定総合職、一般職とすべての職種で第二新卒採用があります。応募条件はどの職種も共通で、大卒以上、社会人経験3年以内、普通自動車免許が必須になります。

業界経験・職種経験は不問なため、第二新卒に当てはまる方すべてにチャンスが広がっています。

3．システム部人材採用

常陽銀行は、経験者採用・第二新卒採用の他に、システム部人材採用も実施しています。

総合職・特定総合職採用になり、行内システムへの新規システム導入、既存システムの維持・運用作業、サイバーセキュリティ対策の推進を担います。応募条件は、実務経験5年以上と普通自動車免許が必須になります。

4．転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。

常陽銀行の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、常陽銀行の求人紹介はもちろん、常陽銀行から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。

また、常陽銀行は転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。常陽銀行のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。

まとめ

常陽銀行の平均年収は699万円ということがわかりました。

2015年に足利ホールディングスと経営統合することで経営基盤を盤石なものにしており、今後とも安定して成長していくことが予想されます。地元人気が根強いため、常陽銀行に転職したい方は転職エージェントなどで入念な対策を練ることをおすすめします。