IR・SR活動を支援する企業、アイ・アールジャパンホールディングスの平均年収は1,067万円です。このページでは、そんなアイ・アールジャパンホールディングスの年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
アイ・アールジャパンホールディングスの平均年収
アイ・アールジャパンホールディングスの平均年収は1,067万円です。国税庁の民間給与実態調査によるアイ・アールジャパンホールディングスの平均年収は2倍以上ということがわかります。圧倒的な高年収企業です。
- アイ・アールジャパンホールディングス:1,067万円
- 平均年収:432万円
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アイ・アールジャパンホールディングスの平均年収の推移
アイ・アールジャパンホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、ここ数年は平均年収が1,000万円前半を推移していることがわかります。
アイ・アールジャパンホールディングスは、事業会社「アイアールジャパン」の持株会社です。グループ全体の経営戦略策定やコーポレートなどを担っている企業であり、少数精鋭で運営しています。従業員のほぼすべてが平均年収の高い管理職であるため、平均年収が高くなる傾向にあります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,067万円 | 42.6 | 8.4 | 7 |
2017年 | 1,100万円 | 40.3 | 10.5 | 7 |
2016年 | 1,089万円 | 41.7 | 7.5 | 6 |
2015年 | 849万円 | 41.2 | 5.7 | 5 |
2014年 | 546万円 | 38.0 | 4.2 | 6 |
出典:有価証券報告書
アイ・アールジャパンホールディングスとは
アイ・アールジャパンホールディングスとは、事業会社「アイアールジャパン」の親会社であり、2007年に設立されました。
事業領域は「IR・SR活動に専門特化したコンサルティング業」です。上場企業約600社を顧客としており、上場企業が機関投資家株主と円滑な関係性を構築するためのコンサルティングを提供しています。
具体的には、主に上場企業に対してIR・SR活動を総合的にサポートするために、「IR・SRコンサルティング」、「ディスクロージャーコンサルティング」、「データベース」の3つのサポートを提供しています。
IR・SRコンサルティング
IR・SRコンサルティングとは、実質株主判明調査や議決権賛否趣味レーション、とうり銀行業務、証券代行事業などを中心とする事業です。アイアールジャパンの中核サービスになります。
ディスクロージャーコンサルティング
ディスクロージャーコンサルティングとは、アニュアルレポート・統合報告書・株主通信などIR活動において必要な各種情報開示資料の企画・作成支援を行うサービスになります。
また、企業再編やM&Aにおける英文開示書類の作成や、和文資料の英訳なども行うことで、IR活動をサポートしています。
データベース
アイアールジャパンが提供するIR活動総合サポートシステム「IR-Pro」や、「アナリストネットワーク」などをWEB上で提供しています。その他、個人株主向けアンケートサービス「株主ひろば」を運営しています。
「IR-Pro」とは、大量保有報告書や国内・海外公募投信における株式の組み入れ状況など、上場企業の株式や株主に関連する公開情報を提供するWEBサービスです。
「アナリストネットワーク」は、IR説明会への参加受付や参加者の管理などを上場企業が一括実施するためのサポートをを行うWEBサービスです。
「株主ひろば」とは、WEBアンケートシステムに登録する5万人以上の個人株主に対してアンケートを実施するWEBサービスです。
これらのデータベースを有効活用することで、企業のIR・SR活動を総合的にサポートとしています。
アイ・アールジャパンホールディングスの役員の年収
有価証券報告書によると、2018年度にアイ・アールジャパンホールディングスが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(3名):3,939万円(一人当たり約1,300万円)
- 社内監査等委員の役員報酬総額(1名):900万円
- 社外取締役の役員報酬総額(3名):1,512万円(一人当たり約500万円)
また、有価証券報告書ではグループ連結報酬総額が1億円以上になる個人名も公表しています。アイ・アールジャパンホールディングスでは下記の1名です。
- 寺下史郎氏:1億3,674万円
アイアールジャパンの新卒の平均年収
事業会社アイアールジャパンの新卒の初任給は、学歴によって異なります。
- 大学院卒:300,000円
- 大学卒:260,000円
上記の初任給に諸手当、残業代、賞与などを加えると、新卒の年収は400〜500万円程度だと推定できます。日本の新卒の平均的な初任給が20万円程度、年収が300万円程度なので、アイアールジャパンの新卒の年収は2倍であり、圧倒的に高いことがあることがわかります。
アイアールジャパンに転職するためには
アイ・アールジャパンホールディングスの従業員は事業会社アイアールジャパンからの出向者で占められているため、中途採用を行なっていません。そのため、ここでは事業会社アイアールジャパンについて解説します。
アイアールジャパンの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、非常にユニークな事業を行う企業であるため、一部からの人気が高いです。求める要件も厳しいため、アイアールジャパンに転職したい方は対策を練る必要があります。
アイアールジャパンに転職するために知っておくべきこと
アイアールジャパンに転職するために知っておくべきことは、4つあります。
- 投資銀行員として転職したい場合
- SRコンサルタントとして転職したい場合
- リサーチアナリストとして転職したい場合
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.投資銀行員として転職したい場合
アイアールジャパンは投資銀行員を通年採用しています。M&Aやファイナンスなどの投資銀行業務前半に関するアドバイザリー業務となり、想定年収は1,500〜3,000万円と非常に高年収の職種となります。
即戦力採用であるため、必須要件としてM&Aエグゼキューション経験か、ファンドや証券会社、メガバンクなどにおけるM&A関連の実務経験が求められます。
2.SRコンサルタントとして転職したい場合
アイアールジャパンはSRコンサルタントを通年採用しています。エクイティコンサルタントとして、上場企業に対してM&AやProxyFight、アクティビスト対応などの金融ソリューションを提供する業務です。
即戦力採用ではありますが、必須要件の幅は下記の通り大きいです。
- 投資銀行
- 監査法人アドバイザリー業務
- 銀行、証券会社
- 法人営業
- コンサルタント営業
業界経験に縛られず、法人営業やコンサルタント営業があれば応募することが可能です。とはいえ、非常に専門的な業務であり、基本的には即戦力採用であるため、高い成果や専門知識がなければ内定をもらうことは難しいです。
3.リサーチアナリストとして転職したい場合
アイアールジャパンはリサーチアナリストを通年採用しています。企業分析・業界分析・市場動向分析をはじめとする業務を担います。
即戦力採用であるため、職種経験が必須になります。アナリスト経験や企業分析・業界分析・市場動向分析経験、ビジネスレベルの英語力が必須になります。
特に、証券会社のリサーチ部での経験やコンサルティングファーム・監査法人でのミドルバック経験があれば歓迎されます。
4.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
アイアールジャパンは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。アイアールジャパンのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
アイアールジャパンの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、アイアールジャパンの求人紹介はもちろん、アイアールジャパンから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
アイ・アールジャパンホールディングスの平均年収は1,067万円ということがわかりました。
大和証券は通年採用を実施しています。難易度が高いため、転職エージェントなどで入念な対策を行う必要があります。
■まとめ
・アイ・アールジャパンホールディングスの平均年収
1,067万円
・アイ・アールジャパンホールディングスの役員の平均年収
社内取締役の役員報酬総額(3名):3,939万円(一人当たり約1,300万円)
社内監査等委員の役員報酬総額(1名):900万円
社外取締役の役員報酬総額(3名):1,512万円(一人当たり約500万円)
寺下史郎氏:1億3,674万円
・アイアールジャパンの新卒の年収
大学院卒:300,000円
大学卒:260,000円
・アイアールジャパンに転職するために知っておくべきこと
①必須用件は「社会人経験3年以上」のみ
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する