限定正社員の意味とは?【メリット・デメリットも解説】

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限定正社員とは?

限定正社員(ジョブ型正社員)とは、「地域、職務、時間のいずれかを限定した働き方の正社員のこと」です。社員にとって働きやすい環境を整え、企業の人材離れを防ぐために、働き方改革の一環として政府が推し進めている新しい制度です。

限定正社員とは、「地域、職務、時間のいずれかを限定した働き方の正社員」

①地域限定社員とは

地域限定社員とは、転勤がなく希望の地域で働くことができる正社員のことです。

育児をされている女性であれば、転勤の度に保育園や託児所が変わるのは避けたいですよね。地域限定社員になれば、転勤がないので、安心して働くことができます。

男性の場合は、転勤によって単身赴任せざるを得ないケースが多いですが、 地域限定社員になれば、持ち家を購入したり、家族との時間を大切にできます。

②職務限定社員とは

職務限定社員とは、デザイナーやエンジニアなど、職務の選択ができる正社員のことです。職務限定社員になれば、自分で選んだ職務を行うことができるので、自分の興味のある分野絞ってスキルや経験を高めることができます。

③時間限定社員とは

時間限定社員とは、その名の通り時間を限定した働き方の正社員のことです。所定の労働時間を短縮したり、残業なしという柔軟な働き方を叶えることができます。

限定正社員のメリット

①地域限定社員のメリット

地域限定社員のメリットは、希望の地域で働くことができるので、仕事と育児や介護などを両立できる点です。また、企業にとっても、転勤を望まない優秀な人材を確保できるといったメリットがあります。

■地域限定社員のメリット

働く側:仕事と育児や介護を両立できる

企業側:転勤を望まない優秀な人材の確保ができる

②職務限定社員のメリット

職務限定社員のメリットは、職務の選択ができるので、自分のやりたい仕事の専門スキルを伸ばすことができる点です。また、企業にとっても、人材育成にかかるコストを削減できるといったメリットがあります。

■職務限定社員のメリット

働く側:仕事の専門スキルを伸ばすことができる

企業側:人材育成にかかるコストを削減できる

③時間限定社員のメリット

時間限定社員のメリットは、時間を短縮して働くことができるので、仕事と育児や介護を両立できる点です。また、企業にとっても、人材離れを防ぐことができるというメリットがあります。

■時間限定社員のメリット

働く側:仕事と育児や介護を両立できる

企業側:人材離れを防ぐことができる

限定正社員のデメリット

①地域限定社員のデメリット

地域限定社員のデメリットは、働いている地域の勤務先がなくなった場合の代替案がない点です。例えば、景気が落ち込んだことにより、働いていた地域の支社が閉鎖された場合、働き口がなくなるというリスクもあるのです。

■地域限定社員のデメリット

働いている地域の勤務先がなくなる可能性

②職務限定社員のデメリット

職務限定社員のデメリットは、怪我や病気により専門職を続けられなくなる可能性がある点です。専門特化したキャリアを歩んできた方が、その仕事を続けられなくなった場合、ジョブチェンジがスムーズにできるかという問題があります。

■職務限定社員のデメリット

怪我や病気により専門職を続けられなくなる可能性

③時間限定社員のデメリット

時間限定社員のデメリットは、通常勤務に戻れる環境が整っていない可能性がある点です。時間を短縮して働いていた方が、いざ通常勤務にスムーズに移行できるか、また受け入れる体制が会社にできているか、これから課題になりそうです。

■時間限定社員のデメリット

通常勤務に戻れるかという不安

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