日本を代表するお菓子メーカーである、カルビーの平均年収は723万円です。この記事では、そんなカルビーの年収を「役職別」「役員・会長」「子会社別」で詳しく解説します。
カルビーの平均年収
カルビーの平均年収は723万円です。国税庁の民間給与実態統計調査によると平均年収は432万円なので、カルビーの平均年収は約1.6倍ということがわかります。
- カルビーの平均年収:723万円
- 平均年収:432万円
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カルビーの平均年収の推移
カルビーの最新の有価証券報告書を見ると、700万円代を推移していることがわかります。2018年度は、売上が減少したことによる賞与削減の影響で平均年収が下がったと推定されます。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 723万円 | 39.5 | 14.9 | 1,735 |
2017年 | 747万円 | 39.4 | 15.0 | 1,737 |
2016年 | 761万円 | 39.7 | 15.2 | 1,726 |
2015年 | 741万円 | 39.7 | 15.0 | 1,685 |
2014年 | 738万円 | 39.6 | 15.5 | 1,646 |
2013年 | 734万円 | 39.7 | 15.5 | 1,640 |
出典:有価証券報告書
カルビーの役職別の平均年収
カルビーの役職別平均年収を算出しました。
カルビーは、係長クラスまでは年功序列により昇進していきますが、課長クラス以上の役職につくためには出世競争に勝ち抜かなければいけません。課長クラス以上で年収が1,000万円を超えてくると推定できます。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
役職 | 平均年収 |
部長クラス | 1,200万円〜(推定) |
課長クラス | 1,000万円〜(推定) |
係長クラス | 700万円〜(推定) |
メンバークラス | 450万円〜600万円(推定) |
カルビーの役員・会長(CEO)の年収
有価証券報告書によると、2018年度にカルビーが社内取締役に支払った役員報酬の総額は4億6,400万円でした。
有価証券報告書では、報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。カルビーの場合は下記の通りです。(役職は2018年度当時のものです)
- 松本晃氏(代表取締役会長兼CEO):3億6,500万円
カルビーの職種別の平均年収
カルビーの職種は、「生産統括職」「研究開発職」「国内営業職」「海外営業職」「その他の職種」の5つに分かれます。
■生産統括職
エンジニア、工場管理、品質保証
■研究開発職
基礎研究、製品開発、新規製品開発
■国内営業職
■海外営業職
■その他の職種
新規事業開発、財務企画、商品企画、物流、購買、コーポレート
どの職種も総合職であり、年収体系も同じです。カルビーではジョブローテーションや子会社への出向などもあるため、職種による平均年収の差は少ないです。
一方で、カルビーでは役職につけば大きく給与が上がります。わかりやすく成果の出しやすい営業などの営業系職種や開発系職種は、その他と比べて役職につきやすく、年収も上がりやすい傾向があります。
カルビー子会社の平均年収
カルビーには、国内外に複数の子会社があります。その中で、国内主要子会社2社をご紹介します。
カルビーポテト
カルビーポテトの平均年収は約500万円です。
カルビーポテトは、じゃがいもの栽培から出荷、研究開発、製品製造、営業、商品開発など、じゃがいもに関する事業をワンストップで展開している企業です。
ポテトチップスの生産拡大により、じゃがいもの安定供給のため、カルビーの原料部門が独立して設立されました。生産北海道に所在地を構えています。
カルビーロジスティクス
カルビーロジスティクスの平均年収は約450万円です。
カルビーロジスティクスは、食品物流企業です。カルビーグループを中心に、農場〜工場〜販売店までのサプライチェーンマネジメントを行なっています。
お菓子メーカーの平均年収ランキング
日本の主要お菓子メーカーの平均年収ランキングをまとめました。カルビーの平均年収は4位です。
企業名 | 平均年収 | 売上高(連結) | 一人あたりの役員報酬 | 転職人気ランキング |
明治ホールディングス | 996万円 | 1兆2,543億円 | 約6,600万円 | 36位 |
江崎グリコ | 827万円 | 3,502億円 | 約7,000万円 | 131位 |
森永製菓 | 783万円 | 2,053億円 | 約3,410万円 | 260位 |
カルビー | 723万円 | 2,486億円 | 約2億3,200万円 | 47位 |
不二家 | 488万円 | 1,052億円 | 約1,620万円 | 圏外 |
出典:有価証券報告書
主要お菓子メーカーの中では低いですが、それでも700万円を超えているため、一般的に考えると高いです。また、一人当たりの役員報酬額では断トツで1番高いことがわかります。
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カルビーに転職するためには
カルビーの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも常に上位にランクインしており、カルビーを志望している方は、事前準備が重要になります。
カルビーに転職するために知っておくべきこと
カルビーに転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 公開求人での採用は不定期
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.公開求人での採用は不定期
カルビーは、通年採用しておらず、不定期に公開求人での採用を行います。基本的に、年度事業計画や半期事業計画が策定される2〜3月や7〜8月に採用活動が行われることが多いです。カルビーへの転職に興味のある方は、常にカルビーの採用ページをチェックしておくことが必要です。
一方で、これはあくまで公開求人の話し。企業は、公開求人だけでなく非公開求人を転職エージェントに掲載している可能性があります。
2.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
カルビーは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。カルビーのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
カルビーの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、カルビーの求人紹介はもちろん、カルビーから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
カルビーの平均年収は723万円ということがわかりました。
日本を代表するお菓子メーカーであり、非常に安定しています。福利厚生なども充実しており、日本有数のホワイト企業ともいえるでしょう。
人気企業であり、求人を一般公開していることが少ないため、カルビーに転職したい方は転職エージェントに登録して情報収拾することをおすすめします。
■まとめ
・カルビーの平均年収
723万円
・カルビーの役職別平均年収
部長クラス:1,200万円〜(推定)
課長クラス:1,000万円〜(推定)
係長クラス:700万円〜(推定)
メンバークラス:450万円〜600万円(推定)
・カルビーの役員の年収
役員報酬総額:4億6,400万円
松本晃氏(代表取締役会長兼CEO):3億6,500万円
・カルビー子会社の平均年収
カルビーポテト:500万円(推定)
カルビーロジスティクス:450万円(推定)
・カルビーに転職するために知っておくべきこと
①公開求人での採用は不定期
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する