日本の3大メガバンクのひとつ、みずほ銀行の平均年収は737万円です。この記事では、そんなみずほ銀行の年収を「年齢別」「職種別」「グループ会社ランキング」「競合他社比較」で詳しく解説します。
みずほ銀行の平均年収
みずほ銀行の平均年収は737万円です。国税庁の民間給与実態統計調査によると日本国民の平均年収は432万円なので、みずほ銀行の平均年収は約1.7倍だということがわかります。
- みずほ銀行の平均年収:737万円
- 平均年収:432万円
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みずほ銀行の平均年収の推移
みずほ銀行の有価証券報告書を見ると、平均年収は700万円代前半を推移していることがわかります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 737万円 | 37.7 | 13.8 | 29,991 |
2017年 | 738万円 | 37.5 | 13.7 | 30,301 |
2016年 | 744万円 | 37.7 | 13.9 | 29,848 |
2015年 | 757万円 | 37.8 | 14.4 | 27,355 |
2014年 | 738万円 | 37.8 | 14.5 | 26,561 |
2013年 | 725万円 | 37.5 | 14.4 | 26,250 |
出典:有価証券報告書
みずほ銀行の役職別の平均年収
みずほ銀行の役職別の平均年収を表にまとめました。(口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
みずほ銀行では、役職につくと大幅に年収が上がります。副支店長クラスから年収1,000万円の大台に乗るイメージですね。
役職 | 平均年収 |
支店長クラス | 1,500万円〜(推定) |
副支店長クラス | 1,000万円〜(推定) |
課長クラス | 800万円〜(推定) |
メンバークラス | 400万円〜800万円(推定) |
みずほ銀行の年齢別の平均年収
みずほ銀行の年齢別の平均年収をまとめました。(口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
みずほ銀行はいまだ年功序列が残っている企業。
そのため、年齢を重ねれば年収も上がります。年収1,000万円に届くのは、昇進の速度や家族の有無(家族手当)にもよりますが、早ければ30代後半、遅くても40代中盤だと推定されます。
年齢 | 平均年収 |
50代 | 1,000万円〜1,500万円以上(推定) |
40代 | 1,000万円〜1,300万円(推定) |
30代 | 600万円〜1,000万円(推定) |
20代 | 400万円〜600万円(推定) |
今後は年功序列が廃止に?
現在のみずほ銀行は、年功序列的な給与制度をとっており、年齢を重ねれば一定以上まで自動的に昇給・昇格が行われます。
しかし、2019年11月、みずほ銀行は管理職の自動昇給を廃止していくと発表しました。銀行はIT化が進むことで余剰人員が生まれており、また事業自体が縮小していく傾向にある中で、今後の経営方針が問われています。早期退職やリストラの噂もある中、今後のみずほ銀行の動向には注目が集まります。
みずほフィナンシャルグループの平均年収ランキング
総合金融グループ、みずほグループは、みずほ銀行をはじめとした金融機関が多数存在します。ここでは、中核企業5社の平均年収をランキングでまとめました。
No. | 社名 | 平均年収 |
1 | みずほフィナンシャルグループ | 911万円 |
2 | みずほ証券 | 880万円(推定) |
3 | みずほ信託銀行 | 847万円 |
4 | みずほ銀行 | 737万円 |
5 | みずほ総合研究所 | 700万円(推定) |
①みずほフィナンシャルグループ
みずほフィナンシャルグループの平均年収は911万円です。
みずほフィナンシャルグループは、みずほグループを統括する銀行持株会社です。みずほグループ全体の経営戦略の策定・実行支援やコーポレートなどを行なっている企業です。
②みずほ証券
みずほ証券の平均年収は約880万円です。
みずほ証券は、みずほグループの証券会社です。日本の証券会社全体の中では、売上高4位に位置付けています。
③みずほ信託銀行
みずほ信託銀行の平均年収は847万円です。
みずほ信託銀行は、国内大手信託銀行3社の一角を担っている企業です。グループ全体で連携を取ることで、様々なニーズに即した信託商品・サービスを提供しています。
④みずほ銀行
みずほ銀行の平均年収は737万円です。
みずほ銀行は、日本の3大メガバンクのひとつです。みずほグループの中核を担っています。2002年に、旧みずほホールディングス傘下の第一勧業銀行、日本興業銀行、富士銀行の分割・合併により旧みずほ銀行が設立されました。
その後、2013年にみずほコーポレート銀行が旧みずほ銀行を吸収合併したことにより、現在のみずほ銀行が誕生しました。
⑤みずほ総合研究所
みずほ総合研究所の平均年収は約700万円です。
みずほ総合研究所は、みずほグループ系列のシンクタンクです。主にみずほグループ企業や観光庁に向けて、リサーチ、コンサルティング、人材育成・セミナー、メンバーシップなどを提供しています。
メガバンクの平均年収を比較
日本の三大メガバンクの平均年収をまとめました。みずほ銀行は3位でした。
企業名 | 平均年収 | 連結経常収益 | 一人あたりの役員報酬 | 転職人気ランキング |
三井住友銀行 | 820万円 | 3兆3,698億円 | 非公開 | 84位 |
三菱UFJ銀行 | 771万円 | 4兆8,639億円 | 約4,636万円 | 35位 |
みずほ銀行 | 737万円 | 3兆1,490億円 | 非公開 | 46位 |
出典:有価証券報告書
三井住友銀行とみずほ銀行の平均年収には、100万円近くの差があります。また、三菱UFJ銀行とみずほ銀行の平均年収には、30万円程度の差があります。
連結経常収益を比較しても、みずほ銀行は3位です。銀行業界全体が変革期を迎えているなか、今後どのように推移していくのか、注目が必要です。
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みずほ銀行に転職するためには
みずほ銀行の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも常に上位にランクインしており、みずほ銀行を志望している方は、事前準備が重要になります。
みずほ銀行に転職するために知っておくべきこと
みずほ銀行に転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 公開求人での採用は不定期
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.公開求人での採用は不定期
みずほ銀行は、通年採用しておらず、不定期に公開求人での採用を行います。みずほ銀行への転職に興味のある方は、常にみずほ銀行の採用ページをチェックしておくことが必要です。
一方で、これはあくまで公開求人の話し。企業は、公開求人だけでなく非公開求人を転職エージェントに掲載している可能性があります。
2.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
みずほ銀行は、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。みずほ銀行のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
みずほ銀行の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、みずほ銀行の求人紹介はもちろん、みずほ銀行から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
みずほ銀行の平均年収は737万円ということがわかりました。
変革期である銀行業界の中で、みずほ銀行の動向は興味深いです。まだまだ人気が非常に高い企業であるため、転職を目指すためにはしっかりと対策を行うことが必須になります。
■まとめ
・みずほ銀行の平均年収
737万円
・みずほ銀行の年齢別の平均年収
50代:1,000万円〜1,500万円以上(推定)
40代:900万円〜1,300万円(推定)
30代:600万円〜900万円(推定)
20代:500万円〜600万円(推定)
・みずほ銀行の役職別平均年収
支店長クラス:1,500万円〜(推定)
副支店長クラス:1,000万円〜(推定)
課長クラス:800万円〜(推定)
メンバークラス:400万円〜800万円(推定)
・みずほフィナンシャルグループの平均年収
みずほフィナンシャルグループ:911万円
みずほ証券:880万円(推定)
みずほ信託銀行:847万円
みずほ銀行:737万円
みずほ総合研究所:700万円(推定)
・みずほ銀行に転職するために知っておくべきこと
①公開求人での採用は不定期
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する