30歳で年収500万円は普通?【知っておきたいことを総まとめ】

30歳で年収500万円は普通なのでしょうか?

下記でも解説していますが、30歳で年収500万円は高い方です。転職エージェントとして有名なdodaが約36万人の年収データをもとに算出したところ、30代で年収500万円以上の割合は34.8%となっています。

この記事では、30歳で年収500万円の割合や年収500万円の手取り額など、知っておきたいことを徹底解説していきます。

目次

結論:30歳で年収500万円は高い

結論から言うと、30歳で年収500万円は高いです。下記でも解説していますが、30代で年収500万円以上の割合は34.8%しかいません。

「30歳で年収500万円は低い…」と考えている方は、自信を持ちましょう。日本全体で考えれば、年収500万円は、十分高給取りです。

知っ得情報:平均年収は信じるな!?

国税庁や転職支援会社が「平均年収データ」を公表することは、よくあることです。しかし、この「平均年収データ」を鵜呑みにするのは危険です。

日本の平均年収は432万円と言われています。しかし、このデータは一部の高所得者に釣り上げられたデータです。

例えば、

  • 年収300万円が4人
  • 年収1億円が1人

5人のグループがあったとします。このグループの平均年収を算出すると、平均年収は440万円になります。5人中4人が年収300万円であっても、一部の高所得者の影響により平均年収は440万円になってしまうのです。

このように公表される「平均年収データ」には、実際値との大きな乖離があります。そのため、「平均年収データ」は鵜呑みにせずに、参考程度にとどめておきましょう。

30歳で年収500万円の割合

dodaが約36万人の年収データをもとに算出している「30代の年収分布」を見てみましょう。こちらのデータによると、30代で年収500万円以上の割合は34.8%となっています。

一方、30代の65.1%が年収500万円以下という数値になっています。この数値を見ると、30歳で年収500万円を超えている方は、少数派となります。

ちなみに、20代で年収500万円以上の割合は10.4%で、年収500万円以下は89.6%です。

30代の年収分布

300万円未満:13.8%

300〜400万円未満:26.4%

400〜500万円未満:24.9%

500〜600万円未満:16.1%

600〜700万円未満:9.3%

700〜800万円未満:4.5%

800〜900万円未満:2.4%

900〜1000万円未満:1.0%

1000万円以上:1.5%

年収500万円の手取り額

電卓で社会保険料を計算する

年収には、「額面年収」と「手取り年収」という2つの考え方があります。一概に年収500万円と言っても、そのまま貰える訳ではありません。税金や社会保険料が控除されるので、手取り額は少なくなります。

年収500万円の手取り額を「家族持ち」と「独身」で概算すると、下記の通りです。詳しい計算方法やシミュレーションについては、下記の記事で詳しく解説しています。

  • 家族持ちで年収500万円の場合:手取り額は約410万円
  • 独身で年収500万円の場合:手取り額は約390万円

年収500万円の生活レベル

年収500万円の生活レベルを「家族持ち」と「独身」の場合でシミュレーションしました。生活レベルに関しては、『国民生活基礎調査』や『賃金構造基本統計調査』を参考にしています。

家族持ちの場合

年収500万円で専業主婦と子どもが一人いる例を紹介します。

月収:28万円

ボーナス:84万円

ボーナスを含めた月収:35万円

出費 金額
家賃 ¥100,000
水道光熱費 ¥15,000
食費 ¥55,000
通信費 ¥13,000
交通費 ¥8,000
医療費 ¥5,000
養育費 ¥35,000
日用品 ¥8,000
交際費 ¥21,000
趣味・娯楽 ¥10,000
衣料品 ¥28,000
貯金 ¥52,000
合計 ¥350,000

独身の場合

年収500万円の独身の例を紹介します。

月収:26万円

ボーナス:78万円

ボーナスを含めた月収:32.5万円

出費 金額
家賃 ¥90,000
水道光熱費 ¥12,000
食費 ¥45,000
通信費 ¥6,000
交通費 ¥3,000
医療費 ¥3,000
日用品 ¥5,000
交際費 ¥45,000
趣味・娯楽 ¥25,000
衣料品 ¥16,000
貯金 ¥75,000
合計 ¥325,000

年収500万円の結婚事情

仲睦まじい夫婦

結論、30歳で年収500万円の場合、求める年収ゾーンには男女ともに入っています。結婚には、良い出会いとタイミングがあるので、焦る必要はないと思いますよ。

ここでは、男女別に「相手に求める年収」を軸に結婚事情について見ていきます。

男性編

男性の場合、30歳で年収500万円であれば、女性が求める年収ゾーンに入っています。下記のデータによると、30代女性が男性に求める年収の1位は年収500万円以上(41.0%)となっています。

「以上」という箇所は気になりますが、2位が年収300万円以上(29.7%)なので、30歳で年収500万円であれば、ほとんどの女性に受け入れられると思いますよ。

順位 年収 割合
1 500万円以上 41.0%
2 300万円以上 29.7%
3 700万円以上 12.9%
4 好きになったら収入は関係ない 11.1%
5 1,000万円以上 3.2%
6 1,500万円以上 1.6%

女性編

女性の場合、年収は結婚にあまり影響はありません。こちらのデータを見るとわかる通り、男性は女性に年収を求めていません。

そのため、良い出会い、タイミングが合えば、結婚することは可能です。30歳で年収500万円の女性は、むしろ引く手あまただと思いますよ。

順位 年収 割合
1 好きになったら収入は関係ない 51.1%
2 300万円以上 36.8%
3 500万円以上 11.1%
4 700万円以上 0.5%
5 1,000万円以上 0.5%
6 1,500万円以上 0%

年収500万円に達するためには?

この記事を見ていただいている方の中には、年収500万円に達していない方もいると思います。そこで、30歳で年収500万円に達する方法を現実的に考えてみました。

現実的に考えると、年収500万円に達するためには3つの方法があります。

  1. 昇進
  2. 副業
  3. 転職

このうち、「昇進」は会社のカルチャーや体制によるところが大きいので、年功序列的な会社であれば短期的な年収アップは難しいと思います。

一方、「副業」「転職」は短期的に現年収から年収500万円を目指せるはずです。

副業するのは当たり前!?

副業をしている会社員がどれくらいの数か知っていますか?2018年の調査によると、副業人口は744万人いると言われています。

2015年時点では、250万人程度だったので、わずか3年で3倍近くに増えていることになります。最近では、副業可能な企業が増えており、なかには副業を推奨している企業もあります。

この記事を書いている僕も、会社員時代に、副業をやっていました。本業の年収と副業の年収を合わせると、年収1000万円は超えていたので、副業は本当に夢があります。

副業に興味のある方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

転職するのはもっと当たり前!?

総務省統計局の労働調査によると、2018年の転職者数は329万人となっています。これは労働人口から考えると、2人に1人が転職していることになります。

転職者数の推移を見てみると、

  • 2013年:287万人
  • 2014年:291万人
  • 2015年:299万人
  • 2016年:307万人
  • 2017年:311万人
  • 2018年:329万人

年々、転職者数が増えていることがわかります。

「年収が低い…」と悩んでいる方は、転職を一つの選択肢として考えてみてください。多くの企業で人手不足が続いているので、高年収の求人が容易に見つかりますよ。

下記で30歳の方におすすめの転職サービスを紹介しているので、参考にしてみてください。

知っ得情報:30歳は年収アップのチャンス

転職エージェントの経験から言うと、30歳は転職のチャンスの時期です。30歳になると、経験・スキルは付いているので、即戦力採用として迎い入れられることが多いです。

リクルートエージェント』や『パソナキャリア』のような大手の転職エージェントを利用するとわかりますが、30歳をターゲットにした求人は数え切れないほどあります。

30代後半になると、応募できる求人数が大幅に減ってしまうので、30歳前後は転職におすすめの時期ですし、年収アップのチャンスと言えます。

年収500万円前後の方におすすめの転職サービス

おすすめの転職サイトと転職エージェント

年収500万円前後から年収アップを目指している方におすすめしているのが、下記の転職サービスです。

転職エージェントの経験から言うと、年収500万円前後の方は、転職サポートが手厚い転職エージェントを利用して、年収アップを目指すのが得策です。

転職エージェントでは、求人紹介はもちろん、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、内定後のフォローなどを転職のプロが無料でサポートしてくれます。

1位:リクルートエージェント

→転職支援実績No.1

2位:パソナキャリア

→転職サポートに定評がある

3位:JACリクルートメント

→ハイクラス転職実績No.1

年収アップを目指している方は、転職エージェントの面談を受けてみてください。

  • 「自分の現在の年収が適正か?」
  • 「どこまで年収アップできるのか?」

など、転職のプロに直接質問することができます。実際に求人票を見ながら相談できるので、どこまで年収アップできるのかイメージを持てると思いますよ。

ちなみに、転職エージェントの利用は完全無料なので、安心してくださいね。

まとめ

30歳で年収500万円は高い方です。

先述した通り、年収データは一部の高所得者によって底上げされます。そのため、実際はもっと年収500万円の割合は少ないと思いますよ。

①30歳で年収500万円は高い?

高い

②30歳で年収500万円の割合

30代で年収500万円以上の割合は34.8%

③年収500万円の手取り額

家族持ちで年収500万円の場合:手取り額は約410万円

独身で年収500万円の場合:手取り額は約390万円

④年収500万円の生活レベル

上表を参照ください

⑤年収500万円の結婚事情

男性編:30代女性が男性に求める年収の1位は年収500万円以上(41.0%)

女性編:男性は女性に年収を求めていない

⑥年収500万円に達するためには?

現実的に考えると、①昇進、②副業、③転職の3つしかない。短期的に年収アップを目指すのであれば、転職をおすすめします。

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