世界最大手の飲料メーカーの日本支社、日本コカ・コーラの平均年収は推定800万円です。この記事では、そんな日本コカ・コーラの年収や働く環境について解説します。
日本コカ・コーラの平均年収
日本コカ・コーラの平均年収は推定800万円です。国税庁の民間給与実態調査によると日本国民の平均年収は432万円なので、日本コカ・コーラの平均年収は平均より少し高いことがわかります。
- 日本コカ・コーラ:800万円(推定)
- 平均年収:432万円
日本コカ・コーラは上場していないため、正確な平均年収は公表されていません。そのため、上記の数値は2020年2月時点での口コミサイトで集計された平均年収です。(回答人数が28人のため、参考値としてご確認ください)
1957年に、日本コカ・コーラの前身である日本飲料工業株式会社が設立され、日本でコカ・コーラの製造が始まりました。その後、スプライト、ジョージア、アクエリアス、爽健美茶などのヒット商品を開発してきました。現在では日本の飲料市場シェアの26%を占め、国内では第一位です。
事業内容としては、製品開発や宣伝・マーケティング、現役の製造などを担っており、製品の製造販売は委託しています。
日本コカ・コーラの職種ごとの平均年収
口コミサイトやindeedに掲載されている日本コカ・コーラの職種ごとの求人をもとに、職種別の平均年収を算出しました。どの職種でも非常に高い平均年収が算出されています。
職種 | 平均年収 |
営業系 | 750万円 |
企画・事務・管理系 | 890万円 |
ITエンジニア | 1050万円 |
アプリケーションエンジニア | 837万円 |
日本コカ・コーラの新卒の初任給
日本コカ・コーラの2020年度の新卒初任給は下記の通りです。新卒入社時から想定年収が500万円前後になり、非常に高い初任給です。
- 大学院卒:想定年収520万円
- 学部卒、専門卒、高専卒:想定年収490万円
マーケティング/技術本部/広報/R&D/カスタマー・コマーシャル&フランチャイズ/Commercial Finance
日本コカ・コーラの役員報酬
日本コカ・コーラの役員報酬総額は、年々右肩上がりに増加しています。2013年に3億円前半だったのが、2018年度には5億円近いです。加えて、2018年に役員人数が半数になったため、一人当たりの役員報酬金額も大幅に増加しています。
年度 | 役員報酬総額 | 役員人数 | 一人当たり |
2013年 | 3億2,900万円 | 13名 | 2,530万円 |
2014年 | 3億2,800万円 | 12名 | 2,733万円 |
2015年 | 3億9,000万円 | 11名 | 3,545万円 |
2016年 | 3億4,600万円 | 11名 | 3,145万円 |
2017年 | 4億7,600万円 | 12名 | 3,966万円 |
2018年 | 4億8,700万円 | 5名 | 9,740万円 |
日本コカ・コーラの働き方
日本コカ・コーラは、ワークライフバランスを重視しています。社員の仕事とプライベートの相乗効果の向上と、社員のストレス緩和、心身の健康目指すことで、生産性を高めていく施策を行なっています。
具体的な制度として、下記2点をご紹介します。
- フレックスタイム制度・在宅勤務制度
- キャリア開発
フレックスタイム制度・在宅勤務制度
日本コカ・コーラでは、フレックスタイム制度と在宅勤務制度を導入しています。
フレックスタイム制度では、1日の規程就労時間(7.25時間)内で、始業・就業時間を柔軟に設定することができます。
在宅勤務制度では、週2回を上限にオフィス以外のあらかじめ定められた勤務場所(主に自宅)で仕事をすることができます。
これらの制度により、社員がより多く家族や友人と過ごす時間を持てるように配慮されています。
キャリア開発
日本コカ・コーラでは、社員のキャリア形成を重視しています。日本コカ・コーラだけでなく、本社のコカ・コーラとも連動しながら、世界中で働くことができます。また、「人材開発フォーラム」やジョブローテーションなどの制度も導入しています。
【関連会社】コカ・コーラボトラーズジャパン
日本コカ・コーラは、主に製品開発やマーケティングなどを担う企業です。製品の製造や販売は、関連会社が行っています。関連会社で最大規模を誇るのが、コカ・コーラボトラーズジャパン。
主に、自動販売機での販売や、スーパーやコンビニ、飲食店への営業活動を行うことで業績を伸ばしています。
非上場企業のため、平均年収は公表されていませんが、dodaの情報によると、過去3年間の平均年収は736万円でした。
日本コカ・コーラに転職するためには
日本コカ・コーラの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では、2019年度では230位でした。2018年度は82位だったため、順位は大幅に下がっています。
とはいえ、日本コカ・コーラは世界有数の大手企業であるため、競争率は高いです。したがって、日本コカ・コーラを志望している方は、事前準備が重要になります。
日本コカ・コーラに転職するために知っておくべきこと
日本コカ・コーラに転職するために知っておくべきことは、3つあります。
- ビジネスレベルの英語能力が必須
- 通年採用を実施
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.ビジネスレベルの英語能力が必須
日本コカ・コーラに転職するためには、ビジネスレベルの英語能力が必須になります。
そもそも、求人自体が全て英語です。求人に記載されている内容をスラスラと理解できるレベルでないと、内定を得ることは難しいです。グローバル企業でもあるため、入社後も英語を使用する機会は頻繁にあります。
2.通年採用を実施
日本コカ・コーラは、通年採用を実施しています。
主にマーケティング分野において、マネージャークラスからメンバークラスまで幅広く採用しています。そのため、自身の経験がマッチしており、英語能力のある方は幅広く応募することができます。
日本コカ・コーラは、主に公式採用サイトで採用活動を行なっており、一般公開されている求人サイトに求人が掲載されることは少ないです。そのため、日本コカ・コーラの求人を探す際には、公式サイトか、次に紹介する転職エージェントに登録する必要があります。
3.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
日本コカ・コーラは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。日本コカ・コーラのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
日本コカ・コーラの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、日本コカ・コーラの求人紹介はもちろん、日本コカ・コーラから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
日本コカ・コーラの平均年収は推定800万円でした。
日本コカ・コーラの中途採用機会も多いため、興味のある方は、転職エージェントなどで対策をした上でぜひチャレンジしてみてください。
■まとめ
・日本コカ・コーラの平均年収
800万円(推定)
・日本コカ・コーラの新卒初任給
大学院卒:想定年収520万円
学部卒、専門卒、高専卒:想定年収490万円
・日本コカ・コーラの役員報酬
2013年:3億2,900万円
2014年:3億2,800万円
2015年:3億9,000万円
2016年:3億4,600万円
2017年:4億7,600万円
2018年:4億8,700万円
・日本コカ・コーラに転職するために知っておくべきこと
①ビジネスレベルの英語能力が必須
②通年採用を実施
③非公開求人を保有する転職エージェントを利用する