大手日系コンサルティング会社、ドリームインキュベータの平均年収は1,150万円です。このページでは、そんなドリームインキュベータの年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
ドリームインキュベータの平均年収
ドリームインキュベータの平均年収は1,150万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、ドリームインキュベータの平均年収は約2倍ということがわかります。圧倒的な高年収企業です。
- ドリームインキュベータ:1,150万円
- 平均年収:432万円
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ドリームインキュベータの平均年収の推移
ドリームインキュベータの最新の有価証券報告書を見ると、常に平均年収が1,000万円を超えていることがわかります。
2015年をピークに平均年収は下がっていますが、その理由は業績の低下ではなく従業員数の増加が理由であると推定できます。2015年を境に従業員数が増えており、同時に平均年収も下がりました。
その後は再度平均年収が増加しているため、今後とも成長していくことが期待されます。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,150万円 | 34.28 | 4.42 | 105 |
2017年 | 1,059万円 | 33.79 | 4.77 | 103 |
2016年 | 1,066万円 | 33.58 | 4.56 | 93 |
2015年 | 1,210万円 | 33.72 | 5.33 | 86 |
2014年 | 1,129万円 | 33.61 | 4.56 | 91 |
2013年 | 1,119万円 | 33.52 | 4.49 | 90 |
出典:有価証券報告書
ドリームインキュベータとは
ドリームインキュベータとは、2000年に設立された日系では最大規模のコンサルティング会社です。戦略コンサルティング事業とインキュベーション事業を柱に、大きな成長を遂げています。
戦略コンサルティング事業では、戦略コンサルティングだけでなく、M&A支援、経営幹部育成支援なども行なっています。クライアントの多くが大企業や政府になるため、大規模プロジェクトを数多く担当します。
インキュベーション事業では、IPOを前提にベンチャー企業や成長事業へ投資を行います。投資形態としては、リスクマネー供給のための限定的な出資比率(20%以内程度)での投資方法と、出資比率を過半数近く持ち、投資の先の事業により深くコミットする投資方法を使い分けています。
ドリームインキュベータは、国内だけでなく、中国やベトナム、東南アジアなどにも積極的に進出しています。また、近年ではペット医療保険事業を運営する企業など、事業会社を子会社にするなど、新たな事業を展開しています。
ドリームインキュベータの役員の年収
有価証券報告書によると、2018年度にドリームインキュベータが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(3名):1億3,200万円(一人当たり約4,400万円)
- 社外役員の役員報酬総額(4名):2,000万円(一人当たり約500万円)
ドリームインキュベータの新卒の年収
ドリームインキュベータの新卒の年収は、学歴によって異なります。
- 大学院卒:570万円
- 大学卒:550万円
日本の新卒の平均的な年収が300万円程度なので、ドリームインキュベータの新卒の年収は非常に高いです。ドリームインキュベータは少数精鋭の企業であり、入社は狭き門。過去17年の累計採用人数が64名と公表されているため、毎年3〜4名しか入社できないことがわかります。
ドリームインキュベータは福利厚生や教育制度が非常に手厚いです。
■福利厚生
借上社宅制度、慶弔見舞金制度、就業不能所得補償制度、従業員持株会、健康管理(人間ドック補助)、入社準備金前借制度、健康保険組合、他各種社会保険
■教育制度
語学研修、メンター制度、実務研修(論理力強化研修など)
ドリームインキュベータの役職別の平均年収
ドリームインキュベータの役職別の平均年収を算出しました。ドリームインキュベータでは、リーダークラス以上になると1,000万円を超えると推定されます。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
役職 | 平均年収 |
シニアマネージャークラス | 2,000万円〜(推定) |
マネージャークラス | 1,600万円〜(推定) |
リーダークラス | 1,200万円〜(推定) |
メンバークラス | 700万円(推定) |
ドリームインキュベータに転職するためには
ドリームインキュベータの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、日系では最大手のコンサルティング会社であり、平均年収も1,000万円を超えているため、エリート層から常に人気があります。
採用基準も高いため、ドリームインキュベータに転職したい方は入念な対策を行う必要があります。
ドリームインキュベータに転職するために知っておくべきこと
ドリームインキュベータに転職するために知っておくべきことは、3つあります。
- 戦略コンサルティング部門での採用
- 企業財務ソリューション部門での採用
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.戦略コンサルティング部門での採用
ドリームインキュベータは戦略コンサルティング部門でビジネスプロデューサー職を通年採用しています。経営の根幹に関わる課題解決支援や、数千億円規模の新規事業の創造、事業戦略・成長戦略立案支援などを担う職種です。クライアントの多くが大企業であるため、規模の大きいプロジェクトに関わることができます。
応募要件は、企業・官公庁での実務経験のみが必須になります。とはいえ、即戦力採用になるため、歓迎要件のいずれか(経営企画業務経験、戦略コンサルティング経験、起業経験、MBA、MS)を満たしていなければ書類選考を通過することは難しいです。
2.企業財務ソリューション部門での採用
ドリームインキュベータは企業財務ソリューション部門でもビジネスプロデューサー職を通年採用しています。クロスボーダM&Aを中心に戦略策定、M&A実行、PMIまでワンストップで担う業務です。業界・企業分析から、数千億円規模の新規事業創造、デューデリジェンス(DD)まで、難易度の高い仕事を行います。
応募要件は、事業会社での実務経験・ビジネスレベルの英語力に加え、M&A実務経験や業界分析/企業分析(投資銀行など)の経験が必要になります。即戦力採用になるため、ドリームインキュベータの企業財務ソリューション部門におけるビジネスプロデューサー職に転職したい方は、事業会社でM&Aに関わる経験を積む必要があります。
3.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
ドリームインキュベータは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。ドリームインキュベータのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
ドリームインキュベータの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、ドリームインキュベータの求人紹介はもちろん、ドリームインキュベータから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
ドリームインキュベータの平均年収は1,150万円ということがわかりました。
ドリームインキュベータは通年採用を実施しています。難易度が高いため、転職エージェントなどで入念な対策を行う必要があります。
■まとめ
・ドリームインキュベータの平均年収
1,150万円
・ドリームインキュベータの役員の平均年収
社内取締役の役員報酬総額(3名):1億3,200万円(一人当たり約4,400万円)
社外役員の役員報酬総額(4名):2,000万円(一人当たり約500万円)
・ドリームインキュベータの新卒の年収
大学院卒:570万円
大学卒:550万円
・ドリームインキュベータの役職別の年収
シニアマネージャークラス:2,000万円〜(推定)
マネージャークラス:1,600万円〜(推定)
リーダークラス:1,200万円〜(推定)
メンバークラス:700万円(推定)
・ドリームインキュベータに転職するために知っておくべきこと
①戦略コンサルティング部門での採用
②企業財務ソリューション部門での採用
③非公開求人を保有する転職エージェントを利用する