日本大手鉄鋼メーカーのひとつ、JFEスチールの平均年収は推定592万円です。このページでは、そんなJFEスチールの年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
JFEスチールの平均年収
JFEスチールの平均年収は推定592万円です。日本国民の平均年収は432万円(国税庁の民間給与実態調査)なので、比較するとJFEスチールの年収は平均年収より高いです。
- JFEスチール:592万円(推定)
- 平均年収:432万円
JFEスチールは上場しておらず、正確な平均年収は公表されていません。そのため、上記の数値は2020年3月時点での口コミサイトで集計された平均年収です。(参考口コミ数が少ないため、あくまでも参考値としてご確認ください)
JFEスチールは、日本の鉄鋼市場で3割弱のシェアを占めており、日本製鉄に次ぐ大手メーカーです。また、世界規模でもトップ10に入る巨大企業でもあります。2003年に川崎製鉄と日本鋼菅が統合して設立されました。
JFEグループの中核企業のひとつでもあり、売上高は連結で約2兆7,000億円。設備投資額は2,388億円で、エンジニア一人当たり約1.1億円。研究開発費は約313億円で、研究員一人当たり6,400万円と、従業員の能力を存分に活かす環境が整っています。
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JFEスチールの役職別の年収
JFEスチールの役職別の平均年収を算出しました。JFEスチールは年功序列の企業であるため、年齢を重ねるごとに役職も上がっていきます。課長クラス以上になると1,000万円以上の年収をもらえる可能性があります。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
年齢 | 平均年収 |
部長クラス | 1,200万円〜(推定) |
課長クラス | 900万円〜1,000万円(推定) |
係長クラス | 500万円〜700万円(推定) |
メンバークラス | 300万円〜400万円(推定) |
JFEスチールの年齢別の年収
JFEスチールの年齢別の平均年収を算出しました。JFEスチールは年功序列の企業であるため、年齢を重ねるごとに年収も上がっていきます。50歳以上になると1,000万円以上の年収をもらえる可能性があります。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
年齢 | 平均年収 |
50代 | 900万円〜(推定) |
40代 | 700万円〜900万円(推定) |
30代 | 400万円〜700万円(推定) |
20代 | 300万円〜400万円(推定) |
JFEスチールの新卒の年収
JFEスチールの新卒初任給は、学歴によって差があります。
- 博士了:296,770円
- 修士了:239,500円
- 大学卒:212,500円
この金額に、年2回の賞与や諸手当、残業代などを加えると、新卒の年収は350〜450万円程度であることが予想できます。日本の平均的な新卒初任給は20万円、年収は300万円程度なので、JFEスチールの新卒の年収は平均より高いことがわかります。
JFEスチールは、福利厚生・手当が手厚いです。具体的には、下記の制度があります。
■福利厚生
昇給年1回、賞与年2回(2019年平均5.85ヶ月)、社会保険完備、借上社宅有り(対象:既婚者のみ、70%会社負担)、財形貯蓄、退職金、NLM-HD従業員持株会、保養所(箱根)、資格取得報奨金(下記参照)ほか
■手当
通勤交通費、食事(4000円/月)、住宅(5000円~1万5000円/月)、役付(5000円~2万円/月)、出張手当、、養育(第一子目2000円、第二子目3000円、第三子以降5000円/月)
【親会社】JFEホールディングスの平均年収
JFEホールディングスの平均年収は1,090万円でした。
JFEホールディングスは、大手鋼鉄メーカーのJFEスチール、JFEエンジニアリング、JFE商事の3つの事業会社を中心に構成されるJFEグループを統括する持株会社です。業務内容としては、グループ全体の経営戦略の策定、グループ会社の経営とリスク管理、グループIRなどの対外説明、資金調達などを行なっています。
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JFEホールディングスの平均年収の推移
JFEホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、1,000万円前後を推移していることがわかります。
JFEホールディングスは持株会社であるため、従業員のほとんどは年収の高い管理職で占められています。少数精鋭でもあり、平均年収が高い傾向になります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,090万円 | 44.2 | 22.2 | 41 |
2017年 | 942万円 | 44.5 | 22.4 | 40 |
2016年 | 938万円 | 44.0 | 22.0 | 40 |
2015年 | 1,022万円 | 45.4 | 23.4 | 40 |
2014年 | 966万円 | 44.7 | 22.6 | 37 |
2013年 | 940万円 | 44.5 | 22.4 | 40 |
出典:有価証券報告書
JFEホールディングスの役員の報酬
有価証券報告書によると、2018年度、JFEホールディングスが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(5名):2億9,700万円(一人当たり約6,000万円)
- 社内監査役の役員報酬総額(2名):7,800万円(一人当たり約3,900万円)
- 社外役員の役員報酬総額(8名):7,300万円(一人当たり約900万円)
また、有価証券報告書では報酬総額が1億円を超えている個人名を公表しています。JFEホールディングスの場合は下記の3名です。
- 林田英治氏:1億7,392万円
- 柿木厚司氏:1億7,554万円
- 大下元氏:1億158万円
JFEスチールに転職するためには
JFEスチールの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外でしたが、鋼鉄業界では大手企業であり、業界人気が高いです。そのため、JFEスチールを志望している方は、入念な事前準備が重要になります。
JFEスチールに転職するために知っておくべきこと
JFEスチールに転職するために知っておくべきことは、3つあります。
- 一部の職種で第二新卒採用を実施
- 様々な職種で即戦力採用を実施
- 転職エージェントを利用する
1.一部の職種で第二新卒採用を実施
JFEスチールは、一部の職種で第二新卒採用を実施しています。
例えば、2020年3月にはプラントエンジニア職で第二新卒採用が実施されていました。応募条件は設けられておらず、誰でも応募することが可能です。入社後は、OJTをベースに様々な手厚い研修があるため、未経験者でも活躍でいる環境があります。
時期により募集ポジションは変わってくるため、JFEスチールに第二新卒で転職したい方は、常に情報を探す必要があります。
2.様々な職種で即戦力採用を実施
JFEスチールは、様々な職種で即戦力採用を実施しています。
主に技術系職種とコーポレート職種の採用が実施されています。具体的にはプラントエンジニアや法務系職種が多いです。
プラントエンジニアの場合は、何らかのプラントエンジニア経験か、プラントの保全管理経験があれば応募することが可能です。法務系職種の場合は、製造業/プラント/商社/法律事務所のいずれかで法務経験5年以上が求められます。
技術系職種の場合は、業界・職種経験があれば経験年数は求められておらず、コーポレート職種の場合は経験年数5年以上といったミドルクラスの戦力を求めている傾向があることがわかります。
3.転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
JFEスチールの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、JFEスチールの求人紹介はもちろん、JFEスチールから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
また、JFEスチールは転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。JFEスチールのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
JFEスチールの平均年収は推定592万円ということがわかりました。
JFEスチールは日本有数の鉄鋼メーカーのひとつ。年収も非常に安定しています。
未経験採用から即戦力採用まで幅広く実施しているため、興味のある方は積極てきにチャレンジできます。一方、業界人気が高いため、転職エージェントなどで対策を練ることをおすすめします。
■まとめ
・JFEスチールの平均年収
592万円(推定)
・JFEスチールの役職別の年収
部長クラス:1,200万円〜(推定)
課長クラス:900万円〜1,000万円(推定)
係長クラス:500万円〜700万円(推定)
メンバークラス:300万円〜400万円(推定)
・JFEスチールの年齢別の年収
50代:900万円〜(推定)
40代:700万円〜900万円(推定)
30代:400万円〜700万円(推定)
20代:300万円〜400万円(推定)
・JFEスチールの新卒の年収
博士了:296,770円
修士了:239,500円
大学卒:212,500円
・JFEホールディングスの年収
1,090万円
・JFEホールディングスの役員の年収
社内取締役の役員報酬総額(5名):2億9,700万円(一人当たり約6,000万円)
社内監査役の役員報酬総額(2名):7,800万円(一人当たり約3,900万円)
社外役員の役員報酬総額(8名):7,300万円(一人当たり約900万円)
林田英治氏:1億7,392万円
柿木厚司氏:1億7,554万円
大下元氏:1億158万円
・JFEスチールに転職するために知っておくべきこと
①一部の職種で第二新卒採用を実施
②様々な職種で即戦力採用を実施
③転職エージェントを利用する