日本の3大メガバンクのひとつ、三井住友銀行の平均年収は820万円です。この記事では、そんな三井住友銀行の年収を「年齢別」「職種別」「グループ会社ランキング」「競合他社比較」で詳しく解説します。
三井住友銀行の平均年収
三井住友銀行の平均年収は820万円です。国税庁の民間給与実態統計調査によると日本国民の平均年収は432万円なので、三井住友銀行の平均年収は約1.8倍だということがわかります。
- 三井住友銀行の平均年収:820万円
- 平均年収:432万円
[nlink url=”https://career-media.net/10119″]
三井住友銀行の平均年収の推移
三井住友銀行の有価証券報告書を見ると、平均年収は、一時期800万円後半まで伸びましたが、現在は800万円代前半を推移しています。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 820万円 | 36歳9ヵ月 | 13年6ヵ月 | 28,482 |
2017年 | 810万円 | 36歳4ヵ月 | 13年1ヵ月 | 29,192 |
2016年 | 814万円 | 36歳3ヵ月 | 13年1ヵ月 | 29,283 |
2015年 | 830万円 | 36歳6ヵ月 | 13年4ヵ月 | 28,002 |
2014年 | 879万円 | 37歳3ヵ月 | 14年2ヵ月 | 26,416 |
2013年 | 831万円 | 36歳 | 12年11ヵ月 | 22,915 |
出典:有価証券報告書
三井住友銀行の役職別の平均年収
三井住友銀行の役職別平均年収を表にまとめました。三井住友銀行では、役職につくと大幅に年収が上がります。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計)
役職 | 平均年収 |
支店長クラス | 1,500万円〜(推定) |
副支店長クラス | 1,100万円〜(推定) |
課長クラス | 900万円〜(推定) |
メンバークラス | 400万円〜800万円(推定) |
三井住友銀行の年齢別の平均年収
三井住友銀行はいまだ年功序列が残っている企業です。
そのため、年齢を重ねれば年収も上がります。年収1,000万円に届くのは、昇進の速度や家族の有無(家族手当)にもよりますが、早ければ30代後半、遅くても40代中盤だと推定できます。
(口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
年齢 | 平均年収 |
50代 | 1,000万円〜1,500万円以上(推定) |
40代 | 1,000万円〜1,300万円(推定) |
30代 | 600万円〜1,000万円(推定) |
20代 | 400万円〜600万円(推定) |
三井住友フィナンシャルグループ
総合金融グループ、三井住友グループは、三井住友銀行をはじめとした金融機関が多数存在します。ここでは、中核企業5社の平均年収をランキングでまとめました。
No. | 社名 | 平均年収 |
1 | 三井住友フィナンシャルグループ | 1264万円 |
2 | SMBC日興証券 | 900万円(推定) |
3 | 三井住友ファイナンス&リース | 837万円 |
4 | 三井住友銀行 | 737万円 |
5 | SMBC信託銀行 | 720万円(推定) |
①三井住友フィナンシャルグループ
三井住友フィナンシャルグループの平均年収は1264万円です。
三井住友フィナンシャルグループは、同名グループを統括する持株会社です。グループ全体の戦略立案・実行支援や、コーポレートなどを担っています。
②SMBC日興証券
SMBC日興証券の平均年収は約900万円です。
SMBC日興証券は、日本の3大証券会社のひとつ。売上高は、証券会社の中で3位に位置付けています。
③三井住友ファイナンス&リース
三井住友ファイナンス&リースの平均年収は837万円です。
三井住友ファイナンス&リースは、三井住友グループと住友商事グループに所属するリース企業です。リース業界2位のシェア率を誇る大手企業です。
④三井住友銀行
三井住友銀行の平均年収は820万円です。
三井住友銀行は、日本3大メガバンクのひとつで、三井住友フィナンシャルグループの中核企業。2001年に住友グループの住友銀行と、三井グループのさくら銀行が合併して誕生しました。
⑤SMBC信託銀行
SMBC信託銀行の平均年収は約719万円です。
SMBC信託銀行は、三井住友フィナンシャルグループ傘下の信託銀行です。(同じ三井住友の名前がついている『三井住友信託銀行』とは、別会社であり、関係も希薄です。)
2013年に三井住友銀行が『ソシエテジェネラル信託』の全株式を取得することにより発足されました。
メガバンクの平均年収を比較
日本の三大メガバンクの平均年収をまとめました。三井住友銀行は1位でした。
企業名 | 平均年収 | 連結経常収益 | 一人あたりの役員報酬 | 転職人気ランキング |
三井住友銀行 | 820万円 | 3兆3,698億円 | 非公開 | 84位 |
三菱UFJ銀行 | 771万円 | 4兆8,639億円 | 約4,636万円 | 35位 |
みずほ銀行 | 737万円 | 3兆1,490億円 | 非公開 | 46位 |
出典:有価証券報告書
三井住友銀行の平均年収は、三菱UFJ銀行・みずほ銀行よりも数十万円高いです。連結経常収益で見ると、三井住友銀行は2位になります。三菱UFJ銀行と1兆円以上の差があります。
[nlink url=”https://career-media.net/30238″]
[nlink url=”https://career-media.net/28230″]
三井住友銀行に転職するためには
三井住友銀行の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも常に上位にランクインしており、三井住友銀行を志望している方は、事前準備が重要になります。
三井住友銀行に転職するために知っておくべきこと
三井住友銀行に転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 通年採用
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.通年採用
三井住友銀行は、通年採用しています。ただし、求人数はあまり多くなく、十数件程度です。
また、専門的な経験・スキルを求めている職種が多いため、自身の経験がぴったり当てはまらないと応募することが難しいです。IT、AI、データサイエンス、M&A、企業内弁護士の職種などが募集されています。
一方で、これはあくまで公開求人の話し。企業は、公開求人だけでなく非公開求人を転職エージェントに掲載している可能性があります。
2.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
三井住友銀行は、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。三井住友銀行のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
三井住友銀行の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、三井住友銀行の求人紹介はもちろん、三井住友銀行から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
三井住友銀行の平均年収は820万円ということがわかりました。
変革期である銀行業界の中で、三井住友銀行の動向は興味深いです。まだまだ人気が非常に高い企業であるため、転職を目指すためにはしっかりと対策を行うことが必須になります。
■まとめ
・三井住友銀行の平均年収
820万円
・三井住友銀行の年齢別の平均年収
50代:1,000万円〜1,500万円以上(推定)
40代:900万円〜1,300万円(推定)
30代:600万円〜900万円(推定)
20代:500万円〜600万円(推定)
・三井住友銀行の役職別平均年収
支店長クラス:1,500万円〜(推定)
副支店長クラス:1,100万円〜(推定)
課長クラス:900万円〜(推定)
メンバークラス:400万円〜800万円(推定)
・三井住友フィナンシャルグループの平均年収
三井住友フィナンシャルグループ:1264万円
SMBC日興証券:900万円(推定)
三井住友ファイナンス&リース:837万円
三井住友銀行:737万円
SMBC信託銀行:720万円(推定)
・三井住友銀行に転職するために知っておくべきこと
①通年採用
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する