ボーナス50万円は低い?【手取り額の計算方法も解説】

「ボーナス50万円は低い?」

気になる方は多いと思います。結論から言うと、ボーナス50万円は平均よりも高いです。

下記でも解説していますが、厚労省が公表しているデータによると、2018年のボーナスは「夏のボーナスは38.4万」「冬のボーナスは39万円」です。

つまり、ボーナス50万円は平均よりも約10万円ほど高いことになります。

この記事では、「ボーナス50万円は低いか」だけでなく、計算方法(シミュレーション)やボーナスの平均額についても解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

ボーナス50万円は低い?

ボーナス50万円は低い?

厚生労働省が公表している『毎月勤労統計調査』のデータによると、2018年のボーナスの平均額は、

  • 夏のボーナス:38.4万円
  • 冬のボーナス:39万円

となっており、ボーナス50万円は平均よりも10万円ほど高いことがわかります。

年代別のボーナス支給額

年代別のボーナス支給額(2018年度)

こちらのグラフは、厚生労働省が公表している『賃金構造基本統計調査』を参考に、2018年の年代別のボーナス支給額をまとめたものです。(夏と冬のボーナスを合計した金額)

ボーナスは年齢とともに上がっていき、50〜54歳(129万円)をピークに下降しています。年代別の平均ボーナスは下記の通りです。

20代の平均ボーナス:53.5万円

30代の平均ボーナス:88.5万円

40代の平均ボーナス:112.5万円

50代の平均ボーナス:125.5万円

60代の平均ボーナス:48.5万円

70代の平均ボーナス:26万円

※上記データを10歳区切りにして平均値を算出

ボーナス50万円の手取り額

ボーナス50万円の手取り額

ボーナス50万円の手取り額を「扶養家族1人」と「独身」に分けて解説していきます。

ボーナスの手取り額は「所得税」と「社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料)」を引けば、簡単に算出できます。

※40歳以上の方は介護保険も控除されますが、ここでは割愛しています

  1. 扶養家族1人の場合
  2. 独身の場合

①扶養家族1人の場合

仲睦まじい夫婦

下記条件の場合、ボーナス50万円の手取り額は41万9,261円です。

何度も言うようですが、計算方法は簡単ですよ!まずは健康保険料から計算しましょう!

年齢 30歳
扶養家族 1人
住所地 東京都
前月の給料 25万円
ボーナス 50万円(給料の2ヶ月分)

ステップ①:健康保険料

健康保険料は下記の計算式で算出できます。

【健康保険料の計算式】
健康保険料=ボーナスの金額×健康保険料率(4.95%)

【ボーナス50万円の場合】
=50万円×4.95%
2万4,750円

ステップ②:厚生年金保険料

厚生年金保険料は下記の計算式で算出できます。

【厚生年金保険料の計算式】
厚生年金保険料=ボーナスの金額×厚生年金保険料率(9.15%)

【ボーナス50万円の場合】
=50万円×9.15%
4万5,750円

ステップ③:雇用保険料

雇用保険料は下記の計算式で算出できます。

【雇用年金保険料の計算式】
雇用保険料=ボーナスの金額×雇用保険料率(0.3%)

【ボーナス50万円の場合】
=50万円×0.3%
1,500円

社会保険料の合計を出しておこう!

①健康保険料=2万4,750円

②厚生年金保険料=4万5,750円

③雇用保険料=1,500円

社会保険料の合計=7万2,000円

ステップ④:所得税の計算

所得税は下記の計算式で算出できます。

源泉徴収税率は、前月の給料25万円から社会保険料3万6,000円を引いた21万4,000円を『賞与に関する源泉徴収税額の算出率の表』に当てはめればわかります。(下表の青字)

【所得税の計算式】
所得税=(ボーナスの金額ー社会保険料の合計額)×源泉徴収税率

【ボーナス50万円の場合】
=(50万円ー7万2,000円)×2.042%
8,739円

■賞与に関する源泉徴収税額の算出率の表
※右にスクロールできます

扶養家族
源泉徴収税率 0人 1人 2人 3人
0% 68,000円未満 94,000円未満 133,000円未満 171,000円未満
2.042% 68,000円〜79,000円 94,000円〜243,000円 133,000円〜269,000円 171,000円〜295,000円
4.084% 79,000円〜252,000円 243,000円〜282,000円 269,000円〜312,000円 295,000円〜345,000円
6.126% 252,000円〜300,000円 282,000円〜338,000円 312,000円〜369,000円 345,000円〜398,000円
8.168% 300,000円〜334,000円 338,000円〜365,000円 369,000円〜393,000円 398,000円〜417,000円
10.210% 334,000円〜363,000円 365,000円〜394,000円 393,000円〜420,000円 417,000円〜445,000円
12.252% 363,000円〜395,000円 394,000円〜422,000円 420,000円〜450,000円 445,000円〜477,000円
14.294% 395,000円〜426,000円 422,000円〜455,000円 450,000円〜484,000円 477,000円〜513,000円
16.336% 426,000円〜550,000円 455,000円〜550,000円 484,000円〜550,000円 513,000円〜557,000円
18.378% 550,000円〜647,000円 550,000円〜663,000円 550,000円〜678,000円 557,000円〜693,000円
20.420% 647,000円〜699,000円 663,000円〜720,000円 678,000円〜741,000円 693,000円〜762,000円
22.462% 699,000円〜730,000円 720,000円〜752,000円 741,000円〜774,000円 762,000円〜796,000円
24.504% 730,000円〜764,000円 752,000円〜787,000円 774,000円〜810,000円 796,000円〜833,000円
26.546% 764,000円〜804,000円 787,000円〜826,000円 810,000円〜852,000円 833,000円〜879,000円
28.588% 804,000円〜857,000円 826,000円〜885,000円 852,000円〜914,000円 879,000円〜942,000円
30.630% 857,000円〜926,000円 885,000円〜956,000円 914,000円〜987,000円 942,000円〜1,017,000円
32.672% 926,000円〜1,321,000円 956,000円〜1,346,000円 987,000円〜1,370,000円 1,017,000円〜1,394,000円
35.735% 1,321,000円〜1,532,000円 1,346,000円〜1,560,000円 1,370,000円〜1,589,000円 1,394,000円〜1,617,000円
38.798% 1,532,000円〜2,661,000円 1,560,000円〜2,685,000円 1,589,000円〜2,708,000円 1,617,000円〜2,732,000円
41.861% 2,661,000円〜3,548,000円 2,685,000円〜3,580,000円 2,708,000円〜3,611,000円 2,732,000円〜3,643,000円
45.945% 3,548,000円以上 3,580,000円以上 3,611,000円以上 3,643,000円以上

出典:国税庁『賞与に関する源泉徴収税額の算出率の表』

ステップ⑤:ボーナスの手取り額

最後に、ボーナスから所得税と社会保険料を引きます。これでボーナスの手取り額が算出できました!お疲れ様でした!

【手取りボーナスの計算式】
手取りボーナス=ボーナスー(所得税+社会保険料)

【ボーナス50万円の手取り額】
=50万円ー(8,739円+7万2,000円)
41万9,261円

②独身の場合

下記条件の場合、ボーナス50万円の手取り額は41万520円です。

何度も言うようですが、計算方法は簡単ですよ!まずは健康保険料から計算しましょう!

年齢 30歳
扶養家族 0人
住所地 東京都
前月の給料 25万円
ボーナス 50万円(給料の2ヶ月分)

ステップ①:健康保険料

健康保険料は下記の計算式で算出できます。

【健康保険料の計算式】
健康保険料=ボーナスの金額×健康保険料率(4.95%)

【ボーナス50万円の場合】
=50万円×4.95%
2万4,750円

ステップ②:厚生年金保険料

厚生年金保険料は下記の計算式で算出できます。

【厚生年金保険料の計算式】
厚生年金保険料=ボーナスの金額×厚生年金保険料率(9.15%)

【ボーナス50万円の場合】
=50万円×9.15%
4万5,750円

ステップ③:雇用保険料

雇用保険料は下記の計算式で算出できます。

【雇用年金保険料の計算式】
雇用保険料=ボーナスの金額×雇用保険料率(0.3%)

【ボーナス50万円の場合】
=50万円×0.3%
1,500円

社会保険料の合計を出しておこう!

①健康保険料=2万4,750円

②厚生年金保険料=4万5,750円

③雇用保険料=1,500円

社会保険料の合計=7万2,000円

ステップ④:所得税の計算

所得税は下記の計算式で算出できます。

源泉徴収税率は、前月の給料25万円から社会保険料3万6,000円を引いた21万4,000円を『賞与に関する源泉徴収税額の算出率の表』に当てはめればわかります。(下表の青字)

【所得税の計算式】
所得税=(ボーナスの金額ー社会保険料の合計額)×源泉徴収税率

【ボーナス50万円の場合】
=(50万円ー7万2,000円)×4.084%
1万7,480円

■賞与に関する源泉徴収税額の算出率の表
※右にスクロールできます

扶養家族
源泉徴収税率 0人 1人 2人 3人
0% 68,000円未満 94,000円未満 133,000円未満 171,000円未満
2.042% 68,000円〜79,000円 94,000円〜243,000円 133,000円〜269,000円 171,000円〜295,000円
4.084% 79,000円〜252,000円 243,000円〜282,000円 269,000円〜312,000円 295,000円〜345,000円
6.126% 252,000円〜300,000円 282,000円〜338,000円 312,000円〜369,000円 345,000円〜398,000円
8.168% 300,000円〜334,000円 338,000円〜365,000円 369,000円〜393,000円 398,000円〜417,000円
10.210% 334,000円〜363,000円 365,000円〜394,000円 393,000円〜420,000円 417,000円〜445,000円
12.252% 363,000円〜395,000円 394,000円〜422,000円 420,000円〜450,000円 445,000円〜477,000円
14.294% 395,000円〜426,000円 422,000円〜455,000円 450,000円〜484,000円 477,000円〜513,000円
16.336% 426,000円〜550,000円 455,000円〜550,000円 484,000円〜550,000円 513,000円〜557,000円
18.378% 550,000円〜647,000円 550,000円〜663,000円 550,000円〜678,000円 557,000円〜693,000円
20.420% 647,000円〜699,000円 663,000円〜720,000円 678,000円〜741,000円 693,000円〜762,000円
22.462% 699,000円〜730,000円 720,000円〜752,000円 741,000円〜774,000円 762,000円〜796,000円
24.504% 730,000円〜764,000円 752,000円〜787,000円 774,000円〜810,000円 796,000円〜833,000円
26.546% 764,000円〜804,000円 787,000円〜826,000円 810,000円〜852,000円 833,000円〜879,000円
28.588% 804,000円〜857,000円 826,000円〜885,000円 852,000円〜914,000円 879,000円〜942,000円
30.630% 857,000円〜926,000円 885,000円〜956,000円 914,000円〜987,000円 942,000円〜1,017,000円
32.672% 926,000円〜1,321,000円 956,000円〜1,346,000円 987,000円〜1,370,000円 1,017,000円〜1,394,000円
35.735% 1,321,000円〜1,532,000円 1,346,000円〜1,560,000円 1,370,000円〜1,589,000円 1,394,000円〜1,617,000円
38.798% 1,532,000円〜2,661,000円 1,560,000円〜2,685,000円 1,589,000円〜2,708,000円 1,617,000円〜2,732,000円
41.861% 2,661,000円〜3,548,000円 2,685,000円〜3,580,000円 2,708,000円〜3,611,000円 2,732,000円〜3,643,000円
45.945% 3,548,000円以上 3,580,000円以上 3,611,000円以上 3,643,000円以上

出典:国税庁『賞与に関する源泉徴収税額の算出率の表』

ステップ⑤:ボーナスの手取り額

最後に、ボーナスから所得税と社会保険料を引きます。これでボーナスの手取り額が算出できました!お疲れ様でした!

【手取りボーナスの計算式】
手取りボーナス=ボーナスー(所得税+社会保険料)

【ボーナス50万円の手取り額】
=50万円ー(1万7,480円+7万2,000円)
41万520円

ボーナスが高い企業ランキング

企業

下表は、日本経済新聞社が公表している2019年冬のボーナス調査です。

(上場企業と有力な非上場企業、合わせて2,200社を対象にアンケートを取り、回答があった643社をランキング化)

2019年冬のボーナス1位は、小学生向け通信教育『スマイルゼミ』などを運営する株式会社ジャストシステムでした。その額は、なんと398万円です。

順位 会社名 業種 ボーナス支給額
1 ジャストシステム 情報・通信 3,980,000
2 ディスコ 機械 1,963,411
3 トーセイ 住宅・建設・不動産 1,899,678
4 東京エレクトロン エレクトロニクス 1,602,876
5 大塚商会 情報・通信 1,548,038
6 JBCC 情報・通信 1,412,950
7 スター精密 機械 1,406,619
8 兼松エレクトロニクス 情報・通信 1,284,010
9 アサヒビール 食品・アグリ 1,208,000
10 ホシザキ 機械 1,197,061

順位 会社名 業種 ボーナス支給額
11 MeijiSeikaファルマ 生活・サービス 1,161,480
12 日本たばこ産業 食品・アグリ 1,159,000
13 MARUWA エレクトロニクス 1,156,000
14 エーザイ 生活・サービス 1,153,000
15 ホンダ 自動車 1,141,000
16 ダイフク 機械 1,130,000
17 ソフトバンク 情報・通信 1,128,601
18 マキタ 機械 1,118,801
19 OSG 機械 1,110,000
20 日本伸銅 素材・エネルギー 1,100,000
20 CKサンエツ 素材・エネルギー 1,100,000
22 ヤマハ 生活・サービス 1,097,000
23 アンリツ 情報・通信 1,094,688
24 キヤノン エレクトロニクス 1,092,000
25 昭和電工 素材・エネルギー 1,089,600
26 日産自動車 自動車 1,086,200
27 太陽ホールディングス 素材・エネルギー 1,080,318
28 エー・ディー・ワークス 住宅・建設・不動産 1,077,438
29 ダイキン工業 機械 1,075,000
30 富士フイルム 機械 1,070,000
31 マブチモーター エレクトロニクス 1,069,433
32 オリンパス 機械 1,065,522
33 日本経済新聞社 情報・通信 1,057,851
34 オムロン エレクトロニクス 1,057,000
35 ミネベアミツミ エレクトロニクス 1,056,235
36 東京製鉄 素材・エネルギー 1,050,000
36 クボタ 機械 1,050,000
36 東ソー 素材・エネルギー 1,050,000
36 塩野義製薬 生活・サービス 1,050,000
40 ボッシュ 自動車 1,045,800
41 コンドーテック 住宅・建設・不動産 1,043,052
42 東京エレクトロンデバイス エレクトロニクス 1,041,220
43 安川電機 エレクトロニクス 1,037,463
44 ブラザー工業 エレクトロニクス 1,036,500
45 旭化成 素材・エネルギー 1,035,876
46 ピジョン 生活・サービス 1,028,686
47 菱友システムズ 情報・通信 1,028,563
48 ヨコレイ 食品・アグリ 1,020,281
49 京セラ エレクトロニクス 1,014,030
50 いすゞ自動車 自動車 1,013,718
51 日本特殊陶業 自動車 1,013,000
51 東海カーボン 素材・エネルギー 1,013,000
53 ヤマハ発動機 自動車 1,010,988
54 デンソー 自動車 1,010,000
55 フォーライフ 住宅・建設・不動産 1,009,961
56 日産化学 素材・エネルギー 1,009,000
57 日本新薬 生活・サービス 1,005,000
58 日鉄ソリューションズ 情報・通信 1,004,300
59 カシオ計算機 エレクトロニクス 1,000,771
60 大和工業 素材・エネルギー 1,000,000
60 関東電化工業 素材・エネルギー 1,000,000
60 日本ガイシ 素材・エネルギー 1,000,000
63 DMG森精機 機械 998,868
64 日本精化 素材・エネルギー 992,300
65 日立製作所 エレクトロニクス 991,935
66 三菱重工業 機械 990,333
67 FUJI 機械 986,560
68 コマツ 機械 986,000
69 太陽誘電 エレクトロニクス 984,220
70 三菱ガス化学 素材・エネルギー 975,000
71 豊田自動織機 機械 970,000
72 川崎設備工業 住宅・建設・不動産 965,461
73 科研製薬 生活・サービス 960,378
74 アステラス製薬 生活・サービス 958,000
75 オービック 情報・通信 954,000
76 島津製作所 機械 952,700
77 住友重機械工業 機械 944,999
78 ワキタ 商社 940,000
79 キオクシア エレクトロニクス 937,687
80 安江工務店 住宅・建設・不動産 935,050
81 三洋化成工業 素材・エネルギー 935,000
82 JFEエンジニアリング 素材・エネルギー 930,000
83 NTTドコモ 情報・通信 927,500
84 アマダホールディングス 機械 925,794
85 バルカー 素材・エネルギー 925,000
86 ローム エレクトロニクス 922,309
87 西部電機 機械 921,173
88 富士電機 エレクトロニクス 919,000
89 タキロンシーアイ 素材・エネルギー 918,227
90 日清食品ホールディングス 食品・アグリ 917,000
91 シスメックス 生活・サービス 915,971
92 第一工業製薬 素材・エネルギー 910,527
93 クミアイ化学工業 素材・エネルギー 910,357
94 日産車体 自動車 910,000
94 ダイセル 素材・エネルギー 910,000
96 KHネオケム 素材・エネルギー 902,837
97 ワークマン 流通・外食 902,757
98 IHI 機械 901,862
99 リンナイ 機械 900,590
100 日本航空電子工業 エレクトロニクス 900,089

出典:日本経済新聞社『2019年冬のボーナス調査』

世界のボーナス事情

地球儀

日本のボーナス事情については、理解頂けたと思います。

ここでは、世界のボーナス事情について解説します。ボーナスの支給が特徴的な3カ国について見ていきましょう。

  1. アメリカのボーナス
  2. シンガポールのボーナス
  3. イタリアのボーナス

①アメリカのボーナス

アメリカ

アメリカの場合、年俸制の企業が多いためボーナスを支給する会社は少ないです。ボーナスはありませんが、インセンティブ制度が充実しているのが、アメリカ企業の良いところです。

一方、「役員」や「管理職以上」の方に対してはボーナスが支給される場合があります。この場合、業績連動賞与として年収の5〜10%程度のボーナスが支給されます。

知っ得情報:アメリカは残業代も出ない!?

先述した通り、アメリカの場合、年俸制の企業が多いです。一般的には、年収を12分割あるいは24分割にして月1〜2回支給されることがほとんど。

残業代に関しては、アメリカの公正労働基準法で、「週40時間以上の仕事に対しては、通常の時給の1.5倍の残業代が支払われる」ということになっています。

時給ということは、いわゆる固定給で働いている正社員に対しては残業代を支払う義務はないと捉えることができます。

②シンガポールのボーナス

シンガポール

シンガポールには、

  • 固定ボーナス
  • 変動ボーナス

この2種類があります。

固定ボーナスは、「AWS(Annual Wage Supplement)」と言われており、「納税に当てるための手当」として、基本給の1ヶ月ほどが年末頃に支給されます。日本では考えられませんね。

一方、変動ボーナスは、日本で言う業績連動賞与のこと。基本給の1〜2ヶ月ほどが支給されることが多いです。

③イタリアのボーナス

イタリア

イタリアの場合、ボーナスの支給が義務化されています。基本給の1ヶ月程度が支給されるため、「13ヶ月目の給料」と考えられます。

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