20代で年収300万円は低い?【転職した方が良い?】

20代で年収300万円は低い?

気になる人は多いと思います。

結論から言うと、「20代前半」「20代中盤」「20代後半」によって異なります。

20代後半で年収300万円は、データ的には低いと言えます。しかし、20代前半であれば、年収300万円は平均的です。

この記事では、20代で年収300万円は低いのかについて、元リクルートの転職エージェントが解説していきます。

目次

20代で年収300万円は低い?

まずは、20代の平均年収を見ていきましょう。

年齢 全体の平均年収 男性の平均年収 女性の平均年収
20歳 279万円 300万円 263万円
21歳 277万円 302万円 258万円
22歳 280万円 293万円 268万円
23歳 294万円 309万円 279万円
24歳 322万円 339万円 305万円
25歳 344万円 362万円 324万円
26歳 363万円 384万円 339万円
27歳 378万円 401万円 348万円
28歳 390万円 415万円 354万円
29歳 402万円 427万円 361万円

こちらは転職エージェントで有名な『doda』のデータです。

男性と女性ともに、20代後半になると年収350万円以上となっています。男性の場合は、新卒2年目くらいで年収350万円ほどになります。

補足:国税庁のデータによると年収300万円以下の割合は37%

年収300万円以下の全体の割合

国税庁の『民間給与実態統計調査』によると、年収300万円以下の割合は37%です。つまり、3人に1人以上は年収300万円以下ということがわかります。

しかし、年収300〜400万円がボリュームゾーンとなっており、特に男性の場合は年収300万円以上が多くなっています。

『民間給与実態統計調査』のデータについては、以下の記事で詳しく解説しています。

結論:20代男性で年収300万円は低い

先述したとおり、20代男性で年収300万円は低いことになります。もちろん、地域によっては年収300万円が平均的の場合もあります。

平均年収が一番低い沖縄県の場合、男性の平均年収は383万円となっています。20代だけのデータはありませんが、全世代の平均年収が383万円ということは、20代の平均年収は300万円を下回っている可能性はあります。

とはいえ、20代で年収300万円は全国的に見ても低いです。今後のキャリアアップのためにも、転職や副業を考えるのも一つの手です。

20代で年収300万円の場合、年収アップの可能性が高い

元リクルートの転職エージェントの経験から言うと、20代で年収300万円の場合、年収がアップする可能性は高いです。

理由①:20代向けの求人が多い

転職市場では、30代前半の求人が一番多く、次いで20代後半の求人が多くなっています。つまり、26〜34歳の求人がボリュームゾーンとなっています。

また、最近では第二新卒(新卒1〜3年目の転職)を積極的に募集している会社も多くなりました。

そのため、20代は求人の選択肢が多く、自分に合った求人を選べる立場にあると言えます。字指に、『リクルートエージェント』や『doda』の求人を見ればわかりますが、年収300万円の求人がほとんどです。

理由②:ポテンシャルを評価される

20代の転職は、経験・スキル重視の採用ではなく、ポテンシャル採用がメインです。「◯◯さんならr将来的に活躍できそう」という、ポテンシャルを採用担当者は見ています。

30代になると、経験・スキルは当たり前で、その上にマネジメントスキルも見られます。そのため、30代を超えると転職難易度はグッと上がります。

その点、20代の転職はポテンシャルを重視されるので、年収アップがしやすく、転職難易度も低いと言えます。

理由③:多くの企業が人材不足(特にIT業界)

現在は、多くの企業が人材不足に陥っています。特に、IT企業は人材不足が続いており、コロナ渦においても求人倍率が高い水準となっています。

※求人倍率とは、求職者一人あたりに何枚の求人があるかを示す数値

こちらのデータはdodaが発表している2020年12月の転職求人倍率です。やはり、IT業界の求人倍率が高くなっています。

  • IT・通信:5.78倍
  • サービス:2.29倍
  • メディカル:2.01倍
  • 金融:1.69倍
  • メーカー:1.42倍
  • メディア:1.04倍
  • 商社・流通:0.92倍
  • 小売・外食:0.66倍
  • その他:0.73倍

IT業界の場合、高年収求人や未経験者歓迎の求人も数多くあるので、狙い目の業界と言えます。また、今後もIT業界は成長していくとされているので、将来性が高いです。

年収300万円の20代におすすめの転職サービス

年収300万円の20代におすすめの転職サービスは、サポートの質が高く、年収300万円の転職に強いところです。

特に、『リクルートエージェント』や『doda』は、サポートの質が高く、20代の転職実績も豊富です。

年収300万円の20代におすすめの転職エージェント

リクルートエージェント

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、業界最大手のリクルートが運営している転職支援実績No.1の転職エージェントです。

20代の転職実績も豊富にあり、転職を考えているのであれば登録して損はないです。

筆者はリクルートエージェントの担当をしていましたが、

  • 年収300万円→年収350万円
  • 年収320万円→年収380万円
  • 年収340万円→年収420万円

このように年収300万円台から年収アップを実現している方を多く見てきました。完全無料で利用できるので、ぜひ一度公式HPをチェックしてみてください。

doda

【おすすめ度】★★★★☆(4.5)
【公式HP】https://doda.jp/

dodaは、人材業界大手のパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営している転職エージェントです。2018年10月時点の会員数は約440万人で非常に人気が高いです。

dodaもリクルートエージェントと同じく実績が豊富にあります。リクルートエージェントで満足できない方は、併用を考えてみてください。

リクナビNEXTの調査では、転職成功者は平均4.2社の転職エージェントを利用しているので、最初から1つの転職サービスに絞らず、複数登録してみるのがおすすめです。

パソナキャリア

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://www.pasonacareer.jp/

パソナキャリアは、人材派遣業界で第2位のパソナが運営している転職エージェントです。顧客満足度が非常に高く、転職後の年収アップ率はなんと67.1%。

パソナキャリアは、転職サポートが手厚いことで有名です。初めて転職される方やキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めたい方におすすめです。

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