ゴールドマン・サックス証券の平均年収はいくら?【役職別・年齢別】

ゴールドマン・サックス証券の平均年収

世界有数の証券会社、ゴールドマン・サックス証券の平均年収は推定2,000万円です。この記事では、そんなゴールドマン・サックス証券の年収や働く環境について解説します。

目次

ゴールドマン・サックス証券の平均年収

平均年収
2,000万円
※口コミサイト
月収
133.3万円
※平均年収から算出

ゴールドマン・サックス証券の平均年収は推定2,000万円です。日本国民の平均年収は432万円(国税庁の民間給与実態調査)なので、比較するとゴールドマン・サックス証券の年収は4倍以上。非常に高いことがわかります。

  • ゴールドマン・サックス証券:2,000万円(推定)
  • 平均年収:432万円

ゴールドマン・サックス証券は日本で上場しておらず、正確な平均年収は公表されていません。そのため、上記の数値は2020年2月時点での口コミサイトで集計された平均年収です。(参考口コミ数が少ないため、あくまでも参考値としてご確認ください)

ゴールドマン・サックス証券ってどんな企業?

ゴールドマン・サックス証券は、大規模金融グループとして、投資銀行業務、投資業務、資産運用業務、投資調査業務などをグローバルに展開しています。

歴史は古く、創業は1869年。日本には1974年に進出しました。世界有数の高年収企業であり、起業家などの優秀な人材を多く輩出していきる企業でもあります。

ゴールドマン・サックス証券の新卒の年収

ゴールドマン・サックス証券の新卒初任給は公表されていません。口コミサイトの情報をまとめると、800〜1,000万円程度であると推測できます。

成果主義の企業であるため、新入社員の中でも年収に大きな差が生まれます。実際に、高額納税者が公表されていた2004年、ゴールドマン・サックス証券に新卒で入社した日本人社員の所得税額が3億6,763万円であることが話題になりました。その時の推定年収は10億円以上です。

ゴールドマン・サックス証券の年代別の平均年収

ゴールドマン・サックス証券の年代別の平均年収をまとめました。

ゴールドマン・サックス証券は成果主義の企業であるため、年代に左右されずに能力が高ければ年収も上がります。ボーナスの割合も大きいため、成果を出せば20代でも2,000万円以上の年収になることもあります。

一方で、年次を重ねていくと成果を上げやすくなるため、年代と年収には相関関係があります。

役職 平均年収
40代 3,000〜数億円
30代 1,500〜4,000万円
20代 900〜2,000万円

出典:openwork

ゴールドマン・サックス証券の役職別の平均年収

ゴールドマン・サックス証券は、役職によって大きく年収が変わります。部長クラスになると年収は億を超えてきます。

また、ゴールドマン・サックス証券は「フロントオフィス」と「バックオフィス」によっても年収が大きく異なるなるため、それぞれに分けて解説します。

フロントオフィス

フロントオフィスとは、会社の売上を担う部門です。顧客に対する営業や資金運用を行う投資銀行業務などが該当します。

フロントオフィスは仕事の成果が明確に現れるため、業務が多忙になります。その分、バックオフィスに比べて成果を出しやすいため、年収も大きく上がります。

役職 平均年収
マネージング・ディレクター 5,000〜10数億円
ヴァイスプレジデント 2,000万円以上
アソシエイト 1,400〜3,000万円
アナリスト 900〜1,500万円

バックオフィス

バックオフィスとは、経理、人事などの企業運営を管理する部門です。

フロントオフィスに比べると業務量は少ない一方で、明確な評価を出しにくいため、ボーナスは大きくなりません。しかし、一般企業と比べると十分に高い年収を貰うことができます。

役職 平均年収
マネージング・ディレクター 4,000〜5,000万円
ヴァイスプレジデント 1,500〜2,000万円
アソシエイト 800〜1,500万円
アナリスト 650〜800万円

ゴールドマン・サックス証券の業務内容

ゴールドマン・サックス証券のロゴ

高年収を貰えるゴールドマン・サックス証券の業務内容とは、どのようなものなのでしょうか?一般的には馴染みのない業務が多いため、ここではそれぞれ解説していきます。

  • 投資銀行業務
  • 証券業務
  • 投資業務
  • 資産運用業務
  • 投資調査業務

投資銀行業務

投資銀行業務とは、顧客が資金調達する時や、M&Aの時などに、アドバイスや交渉を行うことです。

「資金調達」と一口にいっても、その内容は様々。株式や社債の発行から、複雑な金融商品の利用など、専門家でないとわからない高度なテクニックが多いです。そんな時、ゴールドマン・サックス証券の投資銀行部門が、専門的な知見からアドバイスを行います。

事業法人だけでなく、金融機関、ファイナンシャルスポンサー、政府、公的機関など様々な顧客を抱えています。

証券業務

証券業務では、法人から個人まで様々な顧客に対して証券取引のサポートを行います。

株式だけでなく、プライムサービス、金利、外国為替、クレジット、コモディティなどの商品を顧客に提案し、顧客の資産を増やすサポートを行います。

投資業務

投資業務では、企業の株式、債券、インフラ資産、不動産などの多様な資産に対して投資を行います。

企業への投資後は、投資先企業の経営パートナーとして事業をサポートします。蓄積されてきた知見を活かし、事業・財務戦略から社内リスク管理体制、コーポレート・ガバナンスの強化など、幅広い分野で投資先企業を支援します。

投資規模も大きく、日本における投資金額は3,500億円を超えています。

資産運用業務

ゴールドマン・サックス証券の資産運用業務は、グループ会社の「ゴールドマン・サックス ・アセット・マネジメント株式会社」が行っています。

様々な投資家のニーズに応えるために、あらゆる金融商品を駆使して資産を運用していきます。その他、投資顧問業務として年金基金・事業法人・金融機関など幅広い機関投資家に対しても資産運用サービスを提供しています。

投資調査業務

投資調査業務とは、株式、債券、為替、コモディティ市場に関する付加価値の高い調査リポートを作成し、顧客に提供することです。

25以上の株式市場と50以上の国・地域をカバーし、個別企業から業界、市場の分析、トレンドなど顧客にわかりやすく提供するための調査を行っています。分野自体も、マクロ経済、ポートフォリオ戦略、デリバティブ、エクイティやクレジットなど幅広く対応しています。

ゴールドマン・サックス証券の福利厚生

ゴールドマン・サックス証券の福利厚生は非常に手厚いです。普段の業務が激務であるため、その分、社員へのサポートは充実しています。

保険関連や子育て支援に加え、特に、社員の健康維持のための「ウェルネス・プログラム」に力を入れています。具体的な内容は下記にまとめました。

■フィットネスセンター

社内に会員制フィットネスセンターが完備。

■指圧サービス 

事業所内で指圧セラピーサービスが利用可能。

■健康診断

年に1回必ず健康診断を受けます。

■人間ドック

40歳以上の社員が人間ドックを受診する際に、会社から補助金。

■クリティカル・ヘルス・ソリューション

社員、家族に対して医療助言を行うサービスが完備されています。

■会員制福利厚生サービス

会員制福利厚生サービスのメンバーシップカードが与えられ、各種宿泊施設および生活関連サービスを割引価格にて利用することができます。

■介護サービス

介護が必要な家族1名に対し年間100時間まで介護サービス費用を会社が負担します。

■レジリエンス・サービス及び従業員支援プログラム

社員とその家族を対象にストレス対処法の紹介、24時間体制のカウンセリングを提供しています。

■クラブ活動

社員同士の交流を深めるために、社内で結成されたクラブの活動費の一部を会社が負担しています。

ゴールドマン・サックス証券に転職するためには

転職難易度
高い
※独自調査
人気ランキング
50位
※doda

ゴールドマン・サックス証券の転職難易度は高いです。2019年度の「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では50位でした。2018年度では90位だったため、1年間で人気は急上昇しています。

もともとレベルの高い人材を求める上に、人気も高いため、転職難易度は非常に高いです。ゴールドマン・サックス証券に興味のある方は、転職エージェントなどで綿密な対策を行う必要があります。

ゴールドマン・サックス証券に転職するために知っておくべきこと

ゴールドマン・サックス証券に転職するために知っておくべきことは、3つあります。

  1. ビジネスレベルの英語能力が必須
  2. 高いレベルの金融関連スキル・数学的知識が必須
  3. 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

1.ビジネスレベルの英語能力が必須

ゴールドマン・サックス証券は常に多数の求人を募集しています。その全ての求人で、ビジネスレベルの英語力が必須です。グローバル企業でありながら、常に世界の市場動向を追うことが仕事であるため、英語能力がなければ仕事はできません。

そもそも、中途採用ページが全て英語になります。最低でも、求人情報を問題なくスラスラ読める英語力がなければ、採用は難しい上、入社後の業務に支障がでます。

2. 高いレベルの金融関連スキル・数学的知識が必須

ゴールドマン・サックス証券の中途採用は、すべて即戦力採用です。そのため、応募する職種に関する高いレベルのスキルや知識、経験、実績が求められます。

詳しくは、採用ページでそれぞれの求人をチェックしてみてください。

ゴールドマン・サックス証券は成果主義の企業であり、成果を出せなければ解雇される場合もあります。そのため、活躍できる高いレベルのスキルがなければ、入社後に苦労してしまいます。

3.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。

ゴールドマン・サックス証券は、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。ゴールドマン・サックス証券のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。

ゴールドマン・サックス証券の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、ゴールドマン・サックス証券の求人紹介はもちろん、ゴールドマン・サックス証券から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。

おすすめの転職エージェント

まとめ

ゴールドマン・サックス証券の平均年収は推定2,000万円でした。

ゴールドマン・サックス証券は、常に採用活動を行っています。一方で、非常に高いレベルのスキルが求められる上に、競争率も高く、転職エージェントなどで対策を練ることをおすすめします。

■まとめ

・ゴールドマン・サックス証券の平均年収

2,000万円(推定)

・ゴールドマン・サックス証券の新卒初任給

新卒初任給:800〜1,000万円

・ゴールドマン・サックス証券の年代別の平均年収

40代:3,000〜数億円

30代:1,500〜4,000万円

20代:900〜2,000万円

・ゴールドマン・サックス証券の役職別の平均年収

■フロントオフィス

マネージング・ディレクター:5,000〜10数億円

ヴァイスプレジデント:2,000万円以上

アソシエイト:1,400〜3,000万円

アナリスト:900〜1,500万円

■フロントオフィス

マネージング・ディレクター:4,000〜5,000万円

ヴァイスプレジデント:1,500〜2,000万円

アソシエイト:800〜1,500万円

アナリスト:650〜800万円

・ゴールドマン・サックス証券の職種

投資銀行業務

証券業務

投資業務

資産運用業務

投資調査業務

・ゴールドマン・サックス証券に転職するために知っておくべきこと

①ビジネスレベルの英語能力が必須

②高いレベルの金融関連スキル・数学的知識が必須

③非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

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