日本最大規模のベンチャーキャピタル、ジャフコの平均年収は1,161万円です。このページでは、そんなジャフコの年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
ジャフコの平均年収
ジャフコの平均年収は1,161万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、ジャフコの平均年収は約3倍ということがわかります。圧倒的な高年収企業です。
- ジャフコ:1,161万円
- 平均年収:432万円
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ジャフコの平均年収の推移
ジャフコの最新の有価証券報告書を見ると、1,000万円代前半を推移していることがわかります。
日本最大規模のベンチャーキャピタルでありながら、従業員は少なく、少数精鋭で運営されている企業です。一人当たりの生産性・売上が非常に高いため、平均年収が高くなっています。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,161万円 | 43歳10ヵ月 | 17年2ヵ月 | 105 |
2017年 | 1,246万円 | 43歳4ヵ月 | 17年3ヵ月 | 104 |
2016年 | 1,110万円 | 42歳7ヵ月 | 16年7ヵ月 | 107 |
2015年 | 1,205万円 | 42歳0ヵ月 | 15年8ヵ月 | 111 |
2014年 | 1,176万円 | 41歳9ヵ月 | 15年6ヵ月 | 112 |
2013年 | 1,056万円 | 41歳3ヵ月 | 15年3ヵ月 | 109 |
出典:有価証券報告書
ジャフコとは
ジャフコとは、1973年創業の日本最大規模のベンチャーキャピタルです。ベンチャー投資とバイアウト投資に特化していることが特徴です。国内で現存する民間最古のベンチャーキャピタルでもあります。2001年に上場して以降、さらに規模の拡大を続けている企業です。
ジャフコの事業内容
3年に一度、機関投資家や事業会社などから資金を募集することでファンドを運用し、投資活動を行なっています。主に、インキュベーション、ベンチャー、バイアウトの3方面に力を入れている企業です。
インキュベーション投資とは、日米のライフサイエンス企業への投資や、大学・研究機関の研究成果の事業化支援や投資のことです。その他、官公庁が推進する事業創出プログラムに支援者として参加しています。
ベンチャー投資とは、成長性のある企業に対し、経営や事業拡大にコミットする事で企業価値の向上を支援するものです。「革新的かつ創造的経営」を行う企業に対して積極的に投資し、ステージに応じたリスクキャピタルを供給しています。
バイアウト投資とは、新規上場やM&Aなどによる売却(EXIT)を行うことを目標にする投資です。投資を行う際には、ジャフコの自己資金も投入することで、投資企業の経営に関与し、企業価値を高めます。そして、バイアウトにより利益を上げます。
その他、ファンド出資を通じたキャピタルゲインやファンドの管理報酬、成功報酬を大きな収益源にしている企業です。
ジャフコの実績
ジャフコの累計投資社数は2020年3月現在で3,981社。さらに、投資先上場社数が1,002社という実績を誇っています。運用中のファンド数は25ファンド、コミットメント額は3,591億と、非常に大きな規模になります。
グローバル展開も積極的に行なっており、アメリカ、シンガポール、台湾、中国、韓国にネットワークを広げています。グローバルで約80人の投資担当者を抱えており、世界中の投資先企業の成長を支援する専門部署を抱えています。
ジャフコの役員の年収
有価証券報告書によると、2018年度にジャフコが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(3名):1億7,900万円(一人当たり約5,900万円)
- 監査役の役員報酬総額(1名):2,900万円
- 社外役員の報酬総額(3名):5,100万円(一人当たり1700万円)
ジャフコの年齢別の平均年収
ジャフコの年齢別の平均年収を算出しました。ジャフコでは、30代になると1,000万円を超えると推定されます。若い段階から高年収をもらえる企業であることがわかります。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
役職 | 平均年収 |
50代 | 1,500万円〜(推定) |
40代 | 1,200万円〜(推定) |
30代 | 1,000万円〜(推定) |
20代 | 800万円(推定) |
ジャフコの役職別の平均年収
ジャフコの役職別の平均年収を算出しました。ジャフコでは、係長クラスになると1,000万円を超えると推定されます。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
役職 | 平均年収 |
部長クラス | 2,000万円〜(推定) |
課長クラス | 1,700万円〜(推定) |
係長クラス | 1,200万円〜(推定) |
メンバークラス | 800万円(推定) |
ジャフコに転職するためには
ジャフコの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、日本最大のベンチャーキャピタルであるため、一部から圧倒的な人気があります。そのため競争率や選考基準が高く、ジャフコに転職したい方は対策を練る必要があります。
ジャフコに転職するために知っておくべきこと
ジャフコに転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 通年採用を実施
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.通年採用を実施
ジャフコは投資業務を行う職種を通年で採用しています。業務内容としては、成長ポテンシャルのあるベンチャー企業、中堅・中傷企業の発掘から投資実行までを担います。その後も、投資先の育成や支援まで関わります。
非常に難易度の高い職種であるため、投資経験はもちろん、事業運営経験や経営の経験、コンサルティング経験などがない限り書類選考を通過すること自体難しいです。
また、ジャフコは公開求人では情報をあまり公開しておらず、対策を練ることが難しいです。そのため、ジャフコに転職したい方は、次に紹介する転職エージェントで対策を練ることをおすすめします。
2.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
ジャフコは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。ジャフコのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
ジャフコの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、ジャフコの求人紹介はもちろん、ジャフコから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
ジャフコの平均年収は1,161万円ということがわかりました。
ジャフコは日本最大規模のベンチャーキャピタルであり、平均年収が1,000万円を超えている大手企業です。中途採用も常に行なっていますが、公開されている情報が少ないため、転職エージェントなどで情報を集めることをおすすめします。
■まとめ
・ジャフコの平均年収
1,161万円
・ジャフコの役員の平均年収
社内取締役の役員報酬総額(3名):1億7,900万円(一人当たり約5,900万円)
監査役の役員報酬総額(1名):2,900万円
社外役員の報酬総額(3名):5,100万円(一人当たり1700万円)
・ジャフコの年齢別の年収
50代:1,500万円〜(推定)
40代:1,200万円〜(推定)
30代:1,000万円〜(推定)
20代:800万円(推定)
・ジャフコの役職別の年収
部長クラス:2,000万円〜(推定)
課長クラス:1,700万円〜(推定)
係長クラス:1,200万円〜(推定)
メンバークラス:800万円(推定)
・ジャフコに転職するために知っておくべきこと
①通年採用を実施
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する