SDGsとは?【今後さらに注目されるビジネス用語】

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SDGsとは

出典:国際連合広報センター

SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略で、日本語で「持続可能な開発目標」を意味します。

2015年9月の国連サミットで採択され、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性(※)のある社会実現のため、2016年から2030年において達成すべき国際目標です。持続可能な社会構築を実現するために、17の目標が掲げられています。

※社会的な地位や立場の上下、強弱に関わらず、排除や孤立などから援護し、すべての人を社会の一員として、包み込み支え合うこと

2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継となる国際目標

SDGsは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継となる国際目標です。SDGsの前身であるMDGsで掲げられた目標は発展途上国を対象としたものだったのに対し、SDGsで掲げられている目標は先進国も含めた、地球全体が取り組むべき内容となっています。

地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)を誓い、日本においても公的機関のみならず、民間企業や個人に至るまで積極的に取り組まれています。

2015年の国連サミットでのSDGs採択後、日本では2016年5月に内閣総理大臣をトップ(本部長)としたSDGs推進本部(構成員は全閣僚)を設置し、2017年には『ジャパンSDGsアワード』を創設。日本におけるSDGsへの取り組みを推進しています。

日本におけるSDGsの取り組み:ジャパンSDGsアワード

日本では、2017年からSDGs達成に向けた、国内企業や団体の取り組みを促進するため、『ジャパンSDGsアワード』を実施しています。2017年6月に外務省に設置されたSDGs推進本部により実施が決定されました。

ジャパンSDGsアワードとは、「SDGs達成に役立つ優れた取り組みを国内外に向けて行っている、日本を拠点とした企業や団体等を表彰するアワードのこと」です。過去に表彰されている企業や団体は、消費財、食品、学校法人など多岐にわたっています。ジャパンSDGsアワードで表彰されている企業や団体のジャンルやカテゴリは、幅広くなっています。

そして2017年、2018年に続き、2019年も同アワードの開催が決まっています。2019年で3回目の開催を迎える『ジャパンSDGsアワード』は、公募期間が2019年8月5日(月)~9月30日(月)までとなっており、表彰式および受賞者発表は12月下旬(受賞者の決定は12月中旬)を予定しています。

2020年、2030年に向けた日本のSDGs

2020年に東京オリンピックがあるため、全世界から日本に注目が集まります。そこで国際目標であるSDGsに対する日本の取り組みに対しても関心が集まることが予想されるため、今まで以上に積極的に取り組むことが求められます。

そして目標上限である2030年には、2020年実施よりもさらにSDGs達成に向けた取り組みの促進が日本はもちろん全世界で活発になることが予想されます。

SDGsは、国家や企業・団体等の法人だけのテーマはありません。近年では就職活動において、学生の入社決定の動機として企業の社会貢献性を重視する傾向が高くなっています。企業の社会貢献性やCSR活動について考える際に、SDGsを基準とする学生が増えているようです。

SDGsは、国家、企業や団体等ビジネスシーンにおいてだけでなく、一般消費者など民間も含めた幅広い層から関心を集めているものといえます。

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