日本を代表する巨大製薬会社、武田薬品工業の平均年収は1,094万円です。この記事では、そんな武田薬品工業の年収を「職種別」「取締役」「子会社」で詳しく解説します。
武田薬品工業の平均年収
武田薬品工業の平均年収は1,094万円です。国税庁の民間給与実態統計調査によると日本国民の平均年収は432万円なので、武田薬品工業の平均年収は約2.5倍だということがわかります。
- 武田薬品工業の平均年収:1,094万円
- 平均年収:432万円
[nlink url=”https://career-media.net/195″]
武田薬品工業の平均年収の推移
武田薬品工業の有価証券報告書を見ると、平均年収が年々右肩上がりに伸びていることがわかります。2016年以降、1,000万円の大台を超えてからも順調に増加しています。
2016年度から2017年度の間に従業員数が大幅に減っているのは、事業の一部を子会社の武田コンシューマーヘルスケアなどに承継したことが理由です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,094万円 | 41.5 | 15.1 | 5,291 |
2017年 | 1,038万円 | 40.8 | 14.5 | 5,461 |
2016年 | 1,015万円 | 40.4 | 14.7 | 6,638 |
2015年 | 959万円 | 40.0 | 14.5 | 6,780 |
2014年 | 945万円 | 39.4 | 14.3 | 6,780 |
2013年 | 943万円 | 38.8 | 14.1 | 6,578 |
出典:有価証券報告書
武田薬品工業の役職別の平均年収
武田薬品工業の役職別平均年収を表にまとめました。(口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
武田薬品工業では、役職につくと大幅に年収が上がります。
役職 | 平均年収 |
部長クラス | 1,500万円〜(推定) |
課長クラス | 1,200万円〜(推定) |
係長クラス | 900万円〜(推定) |
メンバークラス | 500万円〜700万円(推定) |
武田薬品工業の取締役の報酬
有価証券報告書によると、2018年度に武田薬品工業が4名の社内取締役に支払った役員報酬の総額は19億3,800万円でした。
また、有価証券報告書では、報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。武田薬品工業の場合は下記の通りです。(役職は2018年度当時のものです)
- クリストフウェーバー氏(代表取締役社長兼CEO):17億5,800万円
- 岩崎真人氏(取締役):1億9,300万円(連結報酬)
- アンドリュープランプ氏(取締役):7億9,500万円(連結報酬)
武田薬品工業の職種別の平均年収
武田薬品工業の職種は、大きく分けて「研究職」「研究技術職」「開発職」「MR・総合職」に分かれます。
初任給がすべての職種で一律なため、職種ごとの給与体系も同じであると推定できます。したがって、職種ごとの平均年収にも大きな差はないでしょう。ただし、成果を出して出世しやすい「MR・総合職」のみ、他の職種よりも平均年収が高いと考えられます。
武田薬品工業の初任給
武田薬品工業の初任給は、すべての職種で一律です。しかし、学歴によって大きく差があります。
- 博士卒:298,000円(月給)
- 修士卒:264,000円(月給)
- 学部卒:240,000円(月給)
武田薬品工業グループ会社の平均年収
武田薬品工業は、世界中に関連企業を抱えている巨大製薬会社グループです。
ここでは、日本国内の主要子会社2社の平均年収をご紹介します。
武田テバファーマ
武田テバファーマの平均年収は750万円程度だと推定できます。
武田テバファーマは、主にジェネリック医薬品を取り扱う企業です。テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズと武田薬品工業の合弁会社です。
元々は1930年に設立(大洋薬品工業)されましたが、2011年にテバ社の傘下になりました。その後、2016年に武田薬品工業が株式を49%取得したことにより、武田薬品工業のグループ会社にもなりました。
日本製薬
日本製薬の平均年収は700万円程度だと推定できます。
日本製薬は、日本の大手製薬会社のひとつです。武田薬品工業の100%子会社になります。血漿分画製剤や消化器領域薬、殺菌消毒剤などの事業領域に特化している企業です。
武田薬品工業に転職するためには
武田薬品工業の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも常に上位にランクインしており、武田薬品工業を志望している方は、事前準備が重要になります。
武田薬品工業に転職するために知っておくべきこと
武田薬品工業に転職するために知っておくべきことは、3つあります。
- 世界中で常時1,000件以上の求人を募集
- 日本国内だと常時50件以上の求人を募集
- 転職エージェントを利用する
1.世界中で常時1,000件以上の求人を募集
武田薬品工業は、世界中で常時1,000件以上の求人を募集しています。欧州、北米、南米、東アジア、東南アジア、中東、オセアニアなど、50ヶ国以上の国に求人があります。
ニッチな国の求人もあるため、海外で働きたい方は「求人検索ページ」で求人を探してみてください。
2.日本国内だと常時50件以上の求人を募集
武田薬品工業は、日本国内だと常時50件以上の求人を募集しています。どれも専門的な経験やスキルが求められることが多いですが、一番注意するべき点は英語です。
武田薬品工業は英語を社内公用語にしており、求人もほとんどが英語で記載されています。したがって、ビジネスレベル以上の英語能力が必要になります。
3.転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
武田薬品工業の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、武田薬品工業の求人紹介はもちろん、武田薬品工業から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
また、武田薬品工業は転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。武田薬品工業のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
武田薬品工業の平均年収は1,094万円ということがわかりました。日本を代表する製薬会社であり、グローバルに展開している企業です。平均年収が高く、人気もある企業ですが、募集求人が非常に多く、英語能力と経験があれば大きなチャンスがあります。
■まとめ
・武田薬品工業の平均年収
1,094万円
・平均年収ランキング(2017年度)
66位
・武田薬品工業の役職別平均年収
部長クラス:1,500万円〜(推定)
課長クラス:1,200万円〜(推定)
係長クラス:900万円〜(推定)
メンバークラス:500万円〜700万円(推定)
・武田薬品工業の役員の年収
役員報酬総額:19億3,800万円
クリストフウェーバー氏(代表取締役社長兼CEO):17億5,800万円
岩崎真人氏(取締役):1億9,300万円(連結報酬)
アンドリュープランプ氏(取締役):7億9,500万円(連結報酬)
・武田薬品工業の初任給
博士卒=298,000円(月給)
修士卒=264,000円(月給)
学部卒=240,000円(月給)
・武田薬品工業グループ会社の平均年収
武田テバファーマ:750万円程度
日本製薬の:700万円程度
・武田薬品工業に転職するために知っておくべきこと
①世界中で常時1,000件以上の求人を募集
②日本国内だと常時50件以上の求人を募集
③転職エージェントを利用する