ベンチャーの年収は高い?【メガベンチャー平均年収ランキング付き】

ベンチャー企業の年収は低そう…。

このように考えている方は多いと思います。

事実として、設立したばかりのスタートアップの平均年収は非常に低いと思います。しかし、事業が安定し、さらに規模を拡大していく途中の「有名ベンチャー」や「メガベンチャー」の平均年収は高いです。

日本の平均年収は441万円ですが、それを新卒の時点で遥かに超える平均年収を提示しています。

この記事では、「ベンチャー企業の年収は高いのか」だけでなく「メガベンチャーの平均年収ランキング」を紹介します。

目次

ベンチャー企業の年収は高い?

電卓

ベンチャー企業:平均年収382万円 ※1

日本の全世代:平均年収441万円 ※2

※1 ビジネスコミュニティであるFASTGROWによると、ベンチャー63社の平均年収は382万円
※2 国税庁が公表している『民間給与実態統計調査(平成30年度)』によると、全世代の平均年収は441万円

ベンチャー企業の平均年収と日本の平均年収を比べると、ベンチャー企業の平均年収の方が低いと考えてしまいます。

しかし、ベンチャー企業は、スタートアップからメガベンチャーまで規模感が大きく異なります。

結論、メガベンチャーや有名ベンチャーの年収は、大手企業と比べても高い水準にあります。

例えば、メガベンチャーとして有名なZホールディングスでは平均年収1,105万円、リクルートホールディングスでは平均年収は965万円となっています。

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ベンチャー企業の年収が高い理由

クエスチョン

ベンチャー企業は、「年収が高い企業」と「年収が低い企業」の差が非常に広いです。メガベンチャーや有名企業は、平均年収が高い傾向にあります。

なぜこれらのベンチャー企業の年収は高いのか?

最大の理由は、優秀な人材を確保するためです。

理由:優秀な人材を確保したいから

ベンチャー企業は、どんなに良い商品・サービスを持っていても人材がいないとスケールできません。

しかし、ベンチャー企業は、大手企業よりもネームブランドがないため、人材確保が難しいのが現実です。

日本では大学を卒業したら大手企業を目指すことが多いです。一方、ベンチャー大国であるアメリカでは大学を卒業したら優秀な学生ほどベンチャー企業を目指します。

そのような構造のため、日本のベンチャー企業は、給料を含めた待遇を良くして優秀な人材を確保するしかないのです。

メガベンチャーの年収ランキング TOP10

オフィス街

ここではメガベンチャーの年収ランキングを紹介します。

1位:Zホールディングス(旧:ヤフー)

Zホールディングスのロゴ

会社名 Zホールディングス株式会社
設立 1996年1月31日
事業内容 グループ会社の経営管理、ならびにそれに付随する業務
従業員数 63人(単体)
平均年齢 41.6歳
平均勤続年数 8.6年
平均年収 1,105万円

出典:Zホールディングス 2019年度有価証券報告書

ヤフー株式会社が2019年に社名を変更して、Zホールディングス株式会社になりました。Zホールディングスの平均年収は1,105万円となっています。

ホールディングスなので、事業会社ではなく管理会社となります。

Zホールディングスの傘下には、

  • アスクル株式会社
  • 株式会社一休
  • 株式会社GYAO
  • 株式会社ジャパンネット銀行
  • 株式会社ZOZO
  • スポーツナビ株式会社
  • dely株式会社
  • バリューコマース株式会社
  • PayPay株式会社
  • 株式会社マイベスト
  • YJキャピタル株式会社

など、多数の事業会社が存在します。

これらの会社の経営を管理する目的で作られたため、Zホールディングス株式会社自体の従業員数は少なく、給料も高く設定されています。

2位:リクルートホールディングス

リクルートホールディングスのロゴ

会社名 株式会社リクルートホールディングス
設立 1963年8月26日
事業内容 グループ会社の経営管理、ならびにそれに付随する業務
従業員数 158人(単体)
平均年齢 37.5歳
平均勤続年数 5年5ヶ月
平均年収 965万円

出典:リクルートホールディングス 2019年度有価証券報告書

リクルートホールディングスの平均年収は965万円です。

当社もホールディングスなので、グループ会社の経営管理をメインに担当しています。そのため、従業員数が少なく、給料も高く設定されています。

リクルートホールディングスの傘下には、関連会社10社、連結子会社366社あり、大規模なグループとなっています。

関連会社のみ抜粋すると、

  • 株式会社リクルート:リクナビ、リクナビNEXT、リクルートエージェント、リクルートダイレクトスカウトなど
  • 株式会社リクルートライフスタイル:HOT PEPPER、HOT PEPPER Beauty、HOT PEPPER グルメなど
  • 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ:スタディサプリ、カーセンサー、ゼクシィなど
  • 株式会社リクルート住まいカンパニー:SUUMO

CMでお馴染みのサービスばかりです。

3位:メルカリ

mercari(メルカリ)のロゴ

会社名 株式会社メルカリ
設立 2013年2月1日
事業内容 フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用
従業員数 1,090人(単体)
平均年齢 32.4歳
平均勤続年数 2.2年
平均年収 821万円

出典:DeNA 2019年度有価証券報告書

フリマアプリで有名なメルカリの平均年収は821万円です。

2018年6月19日にマザーズに上場し、今ではアメリカ進出やメルペイなど、一気に事業を拡大しています。

平均年収は、年々上がっており、今後の事業展開次第でさらに平均年収は上がるかもしれません。

4位:DeNA

DeNAのロゴ

会社名 株式会社ディー・エヌ・エー
設立 1999年3月4日
事業内容 モバイル・PC向けのインターネットサービス
従業員数 1,622人
平均年齢 35.4歳
平均勤続年数 3年11ヶ月
平均年収 791万円

出典:DeNA 2019年度有価証券報告書

DeNAの平均年収は791万円です。

DeNAは、新卒のAI人材に対して年収600万円〜1,000万円を提示するなど、優秀な人材に対して積極的に投資をしている印象です。

2020年11月時点の新卒求人の募集要項を見ると、

  • エンジニア職:年収500万円〜1,000万円
  • エンジニア(AIスペシャリスト)職:年収600万円〜1,000万円
  • ビジネス職:年収500万円
  • デザイナー職:年収420万円
  • デザイナー(ゲーム)職:年収420万円

日本の平均年収441万円を超える金額を提示していることがわかります。

5位:LINE

LINEのロゴ

会社名 LINE株式会社
設立 2000年9月4日
事業内容 コミュニケーションアプリ「LINE」の運営など
従業員数 2,457人
平均年齢 34.5歳
平均勤続年数 3年
平均年収 771万円

出典:LINE 2019年度有価証券報告書

LINEの平均年収は771万円です。

日本では、人口の約67%が利用しているLINEをはじめ、LINE NEWSやLINE MUSICなどを展開しています。

2022年度の新卒採用情報を見ると、

  • エンジニア:年収528万円〜
  • UIデザイナー:年収480万円〜
  • 企画営業職:年収408万円〜
  • サービス企画:年収408万円〜

新卒でも年収400万円以上は確実となっています。

6位:グリー

GREEのロゴ

会社名 グリー株式会社
設立 2004年12月7日
事業内容 ゲーム事業、ライブエンターテインメント事業、メディア事業、広告事業、投資事業
従業員数 718人(単体)
平均年齢 35.1歳
平均勤続年数 4.7年
平均年収 759万円

出典:グリー 2019年度有価証券報告書

グリーの平均年収は759万円です。

グリーはゲーム事業をはじめ、ライブエンターテインメント事業やメディア事業など、幅広いインターネット事業を展開しています。

2022年度の新卒情報を見ると、

  • 学部卒:年収420万円〜+賞与
  • 院卒:年収450万円〜+賞与

となっており、こちらも高い水準となっています。

7位:楽天

楽天のロゴ

会社名 楽天株式会社
設立 1997年2月7日
事業内容 インターネットサービス、フィンテック、モバイル
従業員数 7,288人(単体)
平均年齢 34.4歳
平均勤続年数 4.6年
平均年収 756万円

出典:楽天 2019年度有価証券報告書

楽天の平均年収は756万円です。

楽天はメガベンチャーというよりは、大手企業に近いですね。ただし、ベンチャー精神を忘れずに、新規事業に積極的に投資しています。そういう意味では、メガベンチャーの一社と考えられます。

楽天市場をはじめ、楽天トラベル、楽天カード、楽天モバイル、Rakuten Musicなど、数多くのサービスを提供しています。

8位:サイバーエージェント

サイバーエージェントのロゴ

会社名 株式会社サイバーエージェント
設立 1998年3月18日
事業内容 メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業
従業員数 1,589人(単体)
平均年齢 32.6歳
平均勤続年数 5.4年
平均年収 682万円

出典:サイバーエージェント 2019年度有価証券報告書

サイバーエージェントの平均年収は682万円です。

サイバーエージェントは、国内最大規模のブログサービスである「アメブロ」や無料インターネットテレビ局である「ABEMA TV」など、幅広いインターネットビジネスを展開しています。

平均年齢が32.6歳と若く、若いうちからバリバリと働き年収アップが望める環境です。

9位:mixi(ミクシィ)

mixi(ミクシィ)のロゴ

会社名 株式会社ミクシィ
設立 1999年6月3日
事業内容 デジタルエンターテインメント、スポーツ、ライフスタイル
従業員数 881人(単体)
平均年齢 34.3歳
平均勤続年数 3.9年
平均年収 661万円

出典:mixi 2019年度有価証券報告書

mixiの平均年収は661万円です。

mixiは、SNSの先駆けである「mixi」だけでなく、現在の収益源である「モンスターストライク」を運営しています。

時代に合わせて、上手くピボットさせながら成長している企業です。モンスターストライクの次なるヒットを生むことできれば、平均年収も上がっていくと予測できます。

10位:GMOインターネット

GMOのロゴ

会社名 GMOインターネット株式会社
設立 1991年5月24日
事業内容 インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産(仮想通貨)事業
従業員数 715人
平均年齢 35.3歳
平均勤続年数 5.9年
平均年収 597万円

出典:GMOインターネット 2019年度有価証券報告書

GMOインターネットの平均年収は597万円です。

GMOインターネットは、インターネットインフラ事業を中心に事業を展開しています。ドメイン名登録事業、レンタルサーバー事業においては国内最大手です。

GMOインターネットは、メガベンチャーというよりは大手企業に近いと思います。

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有名ベンチャー企業に転職するためには

プログラミング

有名ベンチャー企業に転職にするために重要なことを2つに絞って解説します。

エンジニア職を狙う

有名ベンチャー企業では、エンジニアをメインに積極的に採用を行っています。

IT系のベンチャー企業が多いので、商品・サービス開発に不可欠なエンジニアを一番必要としています。

そのため、最近では未経験歓迎や高年収の求人が多くなっています。有効求人倍率もエンジニア職が一番高いので、ジョブチェンジで転職する人も増えています。

エンジニア未経験の方は、ぜひ『TECH CAMP(エンジニア転職)』というプログラミングスクールを受講していみてください。3ヶ月で現場で通用するレベルまで学ぶことができ、転職のサポートもしてくれます。

また、転職が失敗した場合、受講料を全額返金してくれるので安心して利用できます。

スペシャリストになる

営業、マーケティング、人事、エンジニア、どれでも良いですが、何か一つでも専門特化したスキルがあれば、ベンチャー企業では重宝されます。

エンジニア職は例外ですが、営業やマーケティングで未経験の求人はあまり見ないので、経験・スキルが重要になります。

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ベンチャー企業の転職に強い転職サービス

おすすめの転職サイトと転職エージェント

ここでは、「有名ベンチャー」や「メガベンチャー」の転職に強い転職サービスを紹介します。

優良求人を探すためには、非公開求人を紹介してもらうことが必須です。

特に、有名ベンチャー企業への転職を目指しているのであれば、転職エージェントを上手に利用しましょう。

ここで紹介している転職サービスは完全無料で利用できるので、安心してご利用ください。

ベンチャー企業の転職に強い転職サービス

リクルートエージェント:転職支援実績No.1

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、業界最大手のリクルートが運営している転職支援実績No.1の転職エージェントです。

有名ベンチャーやメガベンチャーの求人を多く扱っており、他の転職サービスでは見かけない求人が多数あります。

約60%は非公開求人となっているので、ぜひ一度公式HPを確認してみてください。あなたに合ったベンチャー求人が見つかると思いますよ。

リクルートダイレクトスカウト:有名ベンチャーの高年収求人が多い

リクルートダイレクトスカウト

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://directscout.recruit.co.jp/

リクルートダイレクトスカウトは、高年収向けの転職サイトです。

年収600万円以上で年収アップを目指している方におすすめです。特に、ベンチャー企業の管理職クラスの求人が多く掲載されているので、ぜひ確認してみてください。

登録後、すべての求人を見ることができるので、使い勝手は良いと思います。

doda:転職エージェント業界2位

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://doda.jp/

dodaは、人材業界大手のパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営している転職エージェントです。

目立った特徴はないですが、転職エージェント業界2位の実績があるので、求人数とサポートの質は高いです。

大手企業からベンチャー企業まで、幅広い求人を集めているので、求人の選択肢を広げる意味で、リクルートエージェントと併用したい転職サービスです。

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まとめ

ベンチャー企業の年収はピンきりです。

スタートアップや小規模のベンチャー企業は年収が低い傾向がありますが、有名ベンチャーやメガベンチャーは優秀な人材を確保するために高年収の場合が多いです。

ベンチャー企業に興味のある方は、ぜひ一度受けてみてください。予想以上に高年収のオファーを頂くこともありますよ。

まとめ

①ベンチャー企業の年収は高い?

・メガベンチャーや有名ベンチャーの年収は、大手企業と比べても高い水準

②ベンチャー企業の年収が高い理由

・最大の理由は優秀な人材を確保したいから

③メガベンチャーの年収ランキング TOP10

・1位:Zホールディングス

・2位:リクルートホールディングス

・3位:メルカリ

・4位:DeNA

・5位:LINE

・6位:グリー

・7位:楽天

・8位:サイバーエージェント

・9位:mixi

・10位:GMOインターネット

④有名ベンチャー企業に転職するためには

・エンジニア職を狙う

・スペシャリストになる

⑤ベンチャー企業の転職に強い転職サービス

リクルートエージェント

リクルートダイレクトスカウト

doda

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