ベネッセの平均年収はいくら?【競合他社比較やグループ会社についても解説】

ベネッセの平均年収

日本最大手の教育企業、ベネッセホールディングスの平均年収は945万円です。この記事では、そんなベネッセホールディングスの年収を「職種別」「取締役」「子会社」で詳しく解説します。

目次

ベネッセホールディングスとは

ベネッセグループの組織

ベネッセホールディングスはベネッセグループを統括する持株会社です。ベネッセグループ全体の戦略策定・実行やコーポレートなどを担っています。

ベネッセグループには主に下記5つの事業分野があります。

  • 国内教育事業
  • グローバルこどもちゃれんじ事業
  • 介護・保育事業
  • ベルリッツ
  • その他

私たちのよく知る通信教育の「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」、雑誌の「たまごクラブ」などを運営しているベネッセコーポレーションは、ベネッセホールディングスの子会社です。

現在、有価証券報告書を公開しているのはベネッセホールディングスだけなので、この記事ではベネッセホールディングスのデータを扱います。

ベネッセコーポレーションの年収が知りたい方は、この記事で紹介するベネッセホールディングスの年収を参考値として活用してください。

ベネッセホールディングスの平均年収

平均年収
945万円
※有価証券報告書
月収
63万円
※平均年収から算出

ベネッセホールディングスの平均年収は945万円です。国税庁の民間給与実態統計調査によると日本国民の平均年収は432万円なので、ベネッセホールディングスの平均年収は約2.1倍だということがわかります。

  • ベネッセホールディングスの平均年収:945万円
  • 平均年収:432万円

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ベネッセホールディングスの平均年収の推移

ベネッセホールディングスの有価証券報告書を見ると、基本的には平均年収が940万円前後を推移していることがわかります。

年度 平均年収 平均年齢 平均勤続年数 従業員数
2018年 945万円 41.2 11.1 29
2017年 903万円 44.7 14.5 75
2016年 930万円 44.7 15.0 89
2015年 942万円 43.3 12.6 112
2014年 943万円 43.0 13.4 149
2013年 944万円 41.7 11.4 47

出典:有価証券報告書

ベネッセホールディングスの役員の年収

有価証券報告書によると、2018年度にベネッセホールディングスが社内取締役5名に支払った役員報酬の総額は2億3,500万円でした。

また、有価証券報告書では、報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。ベネッセホールディングスの場合は下記の通りです。(役職は2018年度当時のものです)

・安達保氏(代表取締役社長):1億1,700万円

競合他社と比較【ベネッセの平均年収は高い?】

日本の上場している大手教育業界企業3社の平均年収をまとめました。ベネッセホールディングスは1位でした。

企業名 平均年収 売上高 一人あたりの役員報酬 従業員数
ベネッセホールディングス 945万円 4,394億3,100万円 約4,700万円 29
学研ホールディングス 934万円 1,070億3,000万円 約4,800万円 45
ヒューマンホールディングス 554万円 843億1,328万円 約2,500万円 157

出典:有価証券報告書

ベネッセホールディングスは、平均年収、売上高共に1位です。特に売上高は他社を圧倒的に引き離しています。

それぞれホールディングス企業であるため、事業会社の年収とは乖離があります。そのため、事業会社の年収を知りたい方は、参考値程度に参照いただければと思います。

ベネッセホールディングス傘下の企業の平均年収

ベネッセホールディングス傘下には、子会社が40社あります。その中でも中核を担うベネッセコーポレーションとベルリッツ・ジャパンの平均年収について解説します。

ベネッセコーポレーション

ベネッセコーポレーションのロゴ

ベネッセコーポレーションの平均年収は約700万円です。(口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)

ベネッセコーポレーションは、教育業界のリーディングカンパニーです。「進研ゼミ」の会員数は、国内245万人、海外135万人にのぼります。海外にも事業を展開しており、今後ますます発展が期待できる企業です。

ベルリッツ・ジャパン

ベルリッツのロゴ

ベルリッツ・ジャパンの平均年収は約450万円です。(口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)

ベルリッツ・ジャパンは、世界70ヶ国以上、約500拠点で語学サービスを提供している会社です。元々は米法人でしたが、2001年にベネッセが完全子会社化しました。

ベネッセコーポレーションに転職するためには

転職難易度
高い
※独自調査
人気ランキング
194位
※doda

ベネッセホールディングスは基本的に中途採用を行なっていないため、事業会社であるベネッセコーポレーションについて解説します。

ベネッセコーポレーションは、「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」において、昨年までは53位でしたが、今年は194位と大幅に順位を下げました。

とはいえ、教育業界においては日本最大手企業であることには変わりません。教育関連事業に携わりたい方の多くが目指す企業のため、競争率は高いです。

ベネッセコーポレーションに転職するために知っておくべきこと

ベネッセコーポレーションに転職するために知っておくべきことは、3つあります。

  1. 通年採用を実施
  2. IT系人材を積極的に採用
  3. 転職エージェントを利用する

1.通年採用を実施

ベネッセコーポレーションでは通年採用が実施されています。常に複数の求人が、採用ページだけでなく転職サイト、転職エージェントに掲載されています。募集職種区分は下記の通りです。

  • 企画・編集領域
  • IT・システム領域
  • マーケティング領域
  • 営業領域
  • スタッフ領域
  • その他

2.IT系人材を積極的に採用

ベネッセコーポレーションは、現在IT系人材を積極的に採用しています。募集求人もIT・システム領域のものが一番多く、企画・編集領域やマーケティング領域でも、AIやデジタルマーケティングの知見が求められています。

3.転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。

ベネッセコーポレーションの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、ベネッセコーポレーションの求人紹介はもちろん、ベネッセコーポレーションから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。

また、ベネッセコーポレーションは転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。ベネッセコーポレーションのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。

おすすめの転職エージェント

まとめ

ベネッセホールディングスの平均年収は945万円でした。

教育業界のリーディングカンパニーというだけでなく、介護事業や語学事業など、あらゆる領域に進出しています。転職人気企業ランキングでは100位圏外ではありますが、教育に携わりたい多くの人が目指す企業であるため、転職を目指す方は転職エージェントなどで入念な対策が必要です。

■まとめ

・ベネッセホールディングスの平均年収

945万円

・平均年収ランキング(2017年度)

137位

・ベネッセホールディングスの役員の年収

役員報酬総額:2億3,500万円

安達保氏(代表取締役社長):1億1,700万円

・ベネッセホールディングスに転職するために知っておくべきこと

①通年採用を実施

②IT系人材を積極的に採用

③転職エージェントを利用する

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