日本を代表するおもちゃメーカーやゲームメーカーを有するバンダイナムコホールディングスの平均年収は1,083万円です。
この記事では、そんなバンダイナムコホールディングスの年収を「年度別」「役員」「グループ社長」「ゲーム業界」で詳しく解説します。
バンダイナムコグループとは
出典:バンダイナムコ公式HP
バンダイナムコグループは、バンダイナムコホールディングスを親会社に子会社102社・関連会社10社が所属している企業群です。おもちゃの製造販売や家庭用ゲーム製作販売などを行なっています。
例えば、おもちゃなどの製造販売を行なっているのは『バンダイ』を中心とした企業群。ゲーム製作などを行なっているのは、『バンダイナムコエンターテインメント』を中心とした企業群です。
現在、有価証券報告書を公開しているのはバンダイナムコグループを統括するバンダイナムコホールディングスだけなので、この記事ではバンダイナムコホールディングスのデータを扱います。
バンダイナムコグループ企業の年収が知りたい方も、この記事のデータを参考にしていただければと思います。
バンダイナムコホールディングスの平均年収
バンダイナムコホールディングスの平均年収は1,083万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、バンダイナムコホールディングスの平均年収は2.5倍ということがわかります。
- バンダイナムコホールディングスの平均年収:1,083万円
- 平均年収:432万円
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バンダイナムコホールディングスの平均年収の推移
バンダイナムコホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、平均年収は1,000万円代前半を推移していることがわかります。直近は大幅に平均年収が下がりました。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,083万円 | 46.6 | 17.6 | 23 |
2017年 | 1,217万円 | 46.6 | 19.0 | 22 |
2016年 | 1,354万円 | 46.2 | 18.3 | 24 |
2015年 | 1,174万円 | 45.7 | 17.4 | 25 |
2014年 | 938万円 | 40.5 | 13.8 | 116 |
2013年 | 888万円 | 39.7 | 12.7 | 118 |
出典:有価証券報告書
バンダイナムコホールディングスの社長・役員の年収
有価証券報告書によると、2018年度にバンダイナムコホールディングスが社内取締役4名に支払った役員報酬の総額は4億8,600万円でした。
また、有価証券報告書では、連結報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。バンダイナムコホールディングスの場合は下記の通りです。(役職は2018年度当時のものです)
- 田口三昭氏(代表取締役社長):2億3,500万円
- 大津修二氏(取締役):1億1,700万円
- 浅古有寿氏(取締役):1億1,700万円
その他、グループ会社の一部の社長の役員報酬も公開されています。(下記人物の役職は全て代表取締役社長になります)
- 川口勝氏(バンダイ、BANDAI SPIRITS):1億8,800万円
- 大下聡氏(バンダイナムコエンターテインメント):2億100万円
- 萩原仁氏(バンダイナムコアミューズメント):1億600万円
- 川城和実氏(バンダイナムコアーツ):1億6,000万円
- 宮河恭夫氏(サンライズ):1億200万円
ゲーム業界の平均年収ランキング
2019年に公表された有価証券報告書をもとにゲーム分野の企業のランキングを作成しました。バンダイナムコホールディングスの平均年収は2位に位置しています。
順位 | 社名 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
1 | 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス | 1,430万円 | 46.9 | 20 |
2 | バンダイナムコホールディングス株式会社 | 1,083万円 | 46.6 | 23 |
3 | ソニー株式会社 | 1,051万円 | 42.4 | 2,519 |
4 | 任天堂株式会社 | 913万円 | 39.3 | 2,286 |
5 | グリー株式会社 | 810万円 | 34.1 | 705 |
6 | 株式会社ディー・エヌ・エー | 768万円 | 34.9 | 1,557 |
7 | 株式会社コーエーテクモホールディングス | 700万円 | 37.5 | 63 |
ランキングを見てわかる通り、スクウェア・エニックス・ホールディングスとバンダイナムコホールディングスは、ほとんど執行役員しか在籍していないホールディングス企業です。
バンダイナムコグループの事業会社である『バンダイ』などの年収は公表されていないため、ランキングには反映できませんでした。バンダイナムコホールディングスは、ホールディングス企業の中でも高年収に位置付けています。
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バンダイに転職するためには
バンダイナムコホールディングスは、中途採用を行なっていません。そのため、ここではバンダイナムコホールディングスの中核企業である事業会社のバンダイについて解説します。
バンダイの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも常に上位にランクインしており、バンダイを志望している方は、事前準備が重要になります。
バンダイに転職するために知っておくべきこと
バンダイに転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 通年採用を実施
- 正社員登用を前提にした契約社員採用
- 転職エージェントを利用する
1.通年採用を実施
バンダイは通年採用を実施しています。時期によって求人掲載数は変わりますが、その数は少なく、数件しか掲載されていません。
特徴的なのは、若手層を狙った採用であることです。商品企画や海外営業などの職種でも、必須なのは大卒であることと社会人経験が2年以上であることのみです。実務経験や高度なスキルは問われていません。
一方で、バンダイは非常に人気企業であり、倍率も高いです。必須要件は緩かったとしても、採用されるためには突き抜けたスキルや実績、経験が必要になります。後述しますが、転職エージェントなどで入念な対策を行うことをおすすめします。
また、募集要項に記載されている年収モデルでは、中途2年目で600万円近くの年収になると提示されており、若手にとっては年収アップを狙えます。
2.正社員登用を前提にした契約社員採用
バンダイの中途採用は、基本的に正社員登用を前提にした契約社員採用になります。入社から1年後、業務に問題なければそのまま正社員登用されます。
しかし、実績を出せなかったり、社風に合わないと判断されてしまうと、そのまま契約終了になってしまう可能性もあります。そのため、バンダイに入社後1年間は張り詰めて業務を行う必要があります。
3.転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
バンダイの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、バンダイの求人紹介はもちろん、バンダイから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
また、バンダイは転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。バンダイのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
バンダイナムコホールディングスの平均年収は、1,083万円ということがわかりました。ホールディングス企業であるため、事業会社の平均年収とは大幅な乖離があります。
■まとめ
・バンダイナムコホールディングスの平均年収
1,083万円
・バンダイナムコホールディングスの役員の年収
社内取締役の役員報酬総額(4名):4億8,600万円
田口三昭氏(代表取締役社長):2億3,500万円
大津修二氏(取締役):1億1,700万円
浅古有寿氏(取締役):1億1,700万円
・バンダイナムコグループ会社の一部の社長の役員報酬
(下記人物の役職は全て代表取締役社長になります)
川口勝氏(バンダイ、BANDAI SPIRITS):1億8,800万円
大下聡氏(バンダイナムコエンターテインメント):2億100万円
萩原仁氏(バンダイナムコアミューズメント):1億600万円
川城和実氏(バンダイナムコアーツ):1億6,000万円
宮河恭夫氏(サンライズ):1億200万円
・バンダイナムコホールディングスに転職するために知っておくべきこと
①通年採用を実施
②正社員登用を前提にした契約社員採用
③転職エージェントを利用する