ChatGPTをスプレッドシートと連携して、作業を自動化したいけど難しそう…
私も最初は、「難しそう」と思っていましたが、やってみたら思った以上に楽でした。
プログラミングがわからない方でも、コードをコピペすれば、ChatGPTとスプレッドシートを連携できちゃいます。
ChatGPTとスプレッドシートを連携することで、「簡単な調査」なら自動化できてしまいます。
それでは、やっていきましょう。
この記事を執筆するにあたり、ばんかさんのbamka.info、Leila GharaniさんのYouTube動画を参考にしました。
ChatGPTをグーグルスプレッドシートに連携する方法【コピペでOK】https://t.co/4c9drujSD7
— Shodai (@shodaiiiiii) January 27, 2023
ChatGPTをグーグルスプレッドシートに連携する方法【コピペでOK】 https://t.co/1qaqBL8dbD
— jigen_1 ❄️ (@Kloutter) January 27, 2023
ChatGPTとは
ChatGPTとは、OpenAIが2022年11月に公開したチャットボットです。
こんな感じで、質問をするとAIが回答してくれます。
Q:ビットコインの特徴について教えてください。
A:Bitcoinは、世界初のデジタル通貨であり、ブロックチェーン技術に基づいています。特徴としては、以下のようなものがあります。
1.分散型: Bitcoinは、中央集権型の銀行や政府によって管理されていない、分散型のシステムです。
2.暗号化: Bitcoinは、高度な暗号化技術によって保護されており、プライバシーやセキュリティが高いです。
3.不可逆性: Bitcoinの取引は不可逆性があり、一度ブロックチェーンに記録されたデータは変更することができません。
4.スカラブル: Bitcoinはスケーラブルであり、大量のトランザクションを処理できます。
5.限られた供給: Bitcoinは、最大2100万枚が限られています。
ChatGPTをスプレッドシートに連携する方法
ChatGPTをスプレッドシートに連携することで、多くのことが自動化できると思います。
簡単な調査であれば、AIに任せることができます。連携はコピペでできるので安心してください。
ステップ①:「ChatGPT for Google」をインストール
まずは、Chromeの拡張機能である「ChatGPT for Google」をインストールしましょう。
すでに50万人以上のユーザーがインストールしています。
ステップ②:OpenAIのAPI Keyを取得
OpenAIに登録してAPI Keysページにアクセスします。
「Create new secret key」をクリックします。
生成されたAPI keyをコピーします。緑のボタンをクリックすると、簡単にコピーできます。(この後使います)
ステップ③:Apps Scriptにコードをコピペ
グーグルのスプレッドシートを開きます。
タブにある「拡張機能」から「Apps Script」をクリックします。
画面が表示されたら、以下のコードを貼り付けます。
「SECRET KEYを入力」の箇所には、先ほどOpenAIで取得したご自身のAPI keyをコピペしてください。
/*
* GPT-3 and Google Sheets
*
* @param {string} prompt Prompt.
* @param {number} temperature (Optional) Temperature.
* @param {string} model (Optional) GPT-3 Model.
* @return Response returned by GPT-3.
* @customfunction
*/
const SECRET_KEY = "SECRET KEYを入力";
//const MAX_TOKENS = 10;
const MODEL_NAME = "text-davinci-003"; // more structured and deterministic: for data
//const MODEL_NAME = "davinci"; // more flexible and creative: for stories, chatbots
const MODEL_TEMP = 0.3;
function GPT(prompt,max_tokens=30) {
const url = "https://api.openai.com/v1/completions";
const payload = {
model: MODEL_NAME,
prompt: prompt,
temperature: MODEL_TEMP,
//max_tokens: MAX_TOKENS,
max_tokens: max_tokens
};
const options = {
contentType: "application/json",
headers: { Authorization: "Bearer " + SECRET_KEY },
payload: JSON.stringify(payload),
};
const res = JSON.parse(UrlFetchApp.fetch(url, options).getContentText());
return res.choices[0].text.trim();
}
最後に、保存(赤枠参照)をクリックします。
ステップ④:スプレッドシートで質問して回答を得る
あとは、以下の関数を利用して、質問をするだけです。
=IF(ISBLANK($A2),,GPT($A2&”の”&B$1&”を簡潔に教えてください:”,1000))
例えば、上記の関数をセルB2に入力すると、
- セルA2:BTC
- セルB1:創設者
「BTCの創設者」となり、AIが「サトシ・ナカモト」と回答してくれます。