ミイダスの「評判」と「使いこなす方法」をわかりやすく解説

ミイダスは、dodaで有名なパーソルキャリアが運営している転職サイトです。300万人の転職データから自身の市場価値を分析できる機能を最大の売りにしており、企業登録社数も50,000社以上を誇っています。

ミイダスの口コミを見てみると、良い評判だけでなく悪い評判もあります。なぜ評価が分かれるのでしょうか。それは、ミイダスを使いこなすためには「コツ」が必要だからです。

このページでは、ミイダスの「評判」や「使いこなす方法」を元リクルートの転職エージェントが徹底分析・解説していきます。

ミイダスは「待ち」の転職サイト

ミイダスを一言で表すと、「待ち」の転職サイトです。ミイダスの仕組みのポイントは2つ。

  • 企業からのオファーがあった場合のみ応募可能
  • 企業からのオファーは全て「面接確約」

企業からオファーがあった場合のみ応募可能

ミイダスでは自分から求人を見つけて応募することができません。企業からオファーが届いた場合のみ応募可能です。

気になる企業をフォローしてアプローチをかける方法もありますが、あくまでも企業からオファーがないと選考を受けることができません。そのため、「待ち」の転職サイトなのです。

ちなみに、ミイダスが公表しているデータによると、ユーザーの約99%が1通以上のオファーを受け取っています。ただただ待ちぼうけになることはないので安心です。

企業はどのように求職者を見つけているの?

企業は1,000以上の項目から条件を設定して求職者を検索します。条件項目は、求職者の基本プロフィール情報、転職歴、経歴、現職情報、コンピテンシー・パーソナリティー情報など。

条件で求職者を相当数絞った上で、登録されている職務経歴書を読み求職者にオファーを送ります。

企業からのオファーはすべて「面接確約」

企業からのオファーはすべて「面接確約」です。

オファーがあった求人に返信すると、すぐに面接の日程調整になります。つまり、書類選考がなく、スムーズに面接に進むことができるのです。

ミイダスはどのように利用するべきか

「待ちの転職サイト」であるミイダスは、どのように利用すると上手く使いこなすことができるのでしょうか。結論から申し上げると、転職意欲が高い人と低い人によって分かれます。

転職意欲が高い人:転職エージェントを補完するサポートサービスとしての利用。

転職意欲が低い人:オファー求人を月に数回程度チェック。魅力的な求人があれば即面接。

なぜ上記のような結論になるのか。

それは、下記の特徴と注意点があるからです。

■ミイダスの特徴

  • 自己分析サポートと精度の高いマッチング
  • 面接前に条件交渉が可能
  • 面接可能企業がストックされていく

■ミイダスの注意点

  • 「市場価値」に意味はない
  • 質の高い求人とはなかなか出会えない
  • 転職活動のスピード感をコントロールできない
  • 一人で転職活動を行うことになる

実際に、元リクルートの転職エージェントがミイダスを利用してみました。その上で、上記ミイダスの特徴と注意点を分析し、それぞれの評判についても解説していきます。

ミイダスの3つの特徴とそれぞれの評判

  1. 自己分析サポートと精度の高いマッチング
  2. 面接前に条件交渉が可能
  3. 面接可能企業がストックされていく

1.自己分析サポートと精度の高いマッチング

ミイダスでは、コンピテンシー診断とパーソナリティー診断を受験することができます。

これらは、個人の職務特性や人としての個性、コンディションを明らかにするものです。

自分では気づいていない自身の職務適正や個性、コンディションが明らかになるため、自己分析ツールとしては非常に有用性が高いです。

コンピテンシー診断とパーソナリティー診断の結果は企業マッチングの判断基準になります。

コンピテンシーやパーソナリティーは絶対的なものではありません。業界、職種、企業、部署によって、適しているコンピテンシーやパーソナリティーは異なります。

ミイダスで企業からオファーがあるということは、「その企業や部署で活躍している人材と特性が似ている」というお墨付きをもらうということ。

つまり、自分では決して見つけることができない「活躍可能性の高い」企業から勝手にオファーがくるというサービスがミイダスなのです。

法人営業/20代前半/男性/年収400万円以上
総合評価:★★★★☆(4.5)

これまでコンピテンシー診断やパーソナリティー診断を真剣に行なったことがなかったため、とても面白かったです。自分のコンピテンシーからこれまで思いもしなかった職業適正が出てきたため、それからその職種を意識して転職活動を行いました。

結局ミイダスではなく転職エージェントで転職したのですが、転職先はミイダスの適正診断結果で出てきた職種です。無事キャリアチェンジもすることができ、今は充実して働けています。

エンジニア/30代前半/女性/年収400万円以上
総合評価:★★★☆☆(3.0)

コンピテンシーやパーソナリティーについては懐疑的でした。合計50分ほどかかるため、面倒でもありました。しかし、企業はしっかりとコンピテンシーとパーソナリティーを重視してマッチングをしているみたいです。

転職活動中は特に意識していませんでしたが、ミイダスを使って転職したあと、その企業の居心地の良さがそれを証明していると思います。評価制度や上司との相性などが私のコンピテンシーやパーソナリティーと合っているのだと思います。

良い評判では、「コンピテンシーとパーソナリティー診断によって自身の適正が分かった」「企業が実際にコンピテンシーとパーソナリティーを重視してマッチングしている」という口コミが見られました。

自分一人では分からず、転職エージェントでキャリアアドバイザーと話していても分からないこと。機械的に測定してくれるからこそ明らかになる情報です。是非一度利用してみてください。

一方、悪い評判では、「時間がかかって面倒臭い」「信憑性が微妙」という口コミが見られました。コンピテンシーとパーソナリティーは何十年も前から研究されている科学的なものではありますが、たしかに捉え方は人それぞれです。

しかし、近年日本企業でも多くが導入している基準です。経験として、一度ここで試してみることに損はないと思います。

2.面接前に条件交渉が可能

ミイダス 条件交渉

ミイダスでは、求人に応募する前に企業に対して条件交渉を行うことができます。希望勤務地、最低希望年収、希望職種、希望役職、その他自由に企業に対して要望を送ることができます。

面接前に条件交渉ができるということは、「本当に自分の希望に合った求人以外選考に進まなくて済む」ということです。

内定の段階で自身の最低希望年収が出なかったり、希望職種に付けないことが分かったら時間の無駄になりますよね。

面接前に条件交渉を行うことで、そのようなリスクを無くすことができます。そのため、ミイダスを利用すれば、本当に希望に合った求人のみの選考に進むことができるということです。

マーケ/20代後半/女性/年収500万円→年収600万円以上
総合評価:★★★★☆(4.5)

オファーが来るのが楽しみでしょっちゅう求人をチェックしていました。ミイダスの求人は年収幅が大きいものが多く、求人内容は魅力的でも想定年収が350〜600万円だと不安に感じることがありました。なので、そういう企業が合った際には、「もし最低提示500万円を保証してくれるなら応募したい」と条件交渉をしていました。結構返信ももらえるため、非常に有用でした。

最終的に決めた企業も事前に条件交渉を行いました。「最低提示年収が600万円だったら行っても良いかな!」と思える求人と出会い、条件交渉をしました。

当時の年収より100万円も高かったため無謀だと思ったのですが、無事に成功。そのまま選考も通って内定をもらい、その企業に転職しました。

コンサル/30代中盤/男性/年収800万円以上
総合評価:★☆☆☆☆(1.5)

いちいち条件交渉をするのが面倒臭かったです。そもそも、条件交渉の面倒臭さを乗り越えてまで応募したいと思える求人に出会えませんでした。

きっと、一定以上の人気企業や優良企業からのオファーじゃないと条件交渉は使わないと思いますし、そういう企業は条件交渉に応じてくれるのかどうか分からないな、と思いました。

良い評判では、「条件交渉を使って事前に年収アップが確約された状態で選考を受けた」という口コミも見られました。ミイダスならではの転職活動の方法ですね。

一方、悪い評判では、「条件交渉が面倒臭くて使わない」という口コミも。結局、転職意欲に左右されると考えます。転職意欲が低ければ条件交渉は使わないでしょうし、別にそれでも構いません。

ミイダスは「待ち」の転職サイト。転職意欲が低い場合は、気長に求人を待つという利用の仕方ができます。そのうち、「この企業なら条件交渉をしたい」と思えた時に使える機能です。

3.面接可能企業がストックされる

ミイダスのオファーには応募期限がありません。そのため、一度自分に来たオファーに関しては、求人自体が終了しない限りいつでも応募=面接に行くことができます。

他の転職サイトでは、オファーには応募期限があり、こまめに転職サイトをチェックしなければならず、面倒くさかったりします。

一方、ミイダスでは「気が向いた時だけチェックする」ことが可能です。

法人営業/20代中盤/男性/年収500万円以上
総合評価:★★★★☆(4.5)

前職にも満足していたので、特に転職活動を始めるつもりも無かったのですが、可能性を広げたいと思いミイダスにだけ登録していました。

診断も行い、職務経歴書を登録したあと、数日は沢山来るオファーが楽しくて頻繁にチェックしていましたが、当時の仕事が忙しくなるにつれて全く見なくなりました。

1ヶ月以上放置していたのですが、ふと暇つぶしに見てみたら面白そうな求人が何件かありました。ちょうど仕事も落ち着いてきていたので、試しに面接に行ってみると、トントン拍子に内定まで決まり、気づけば年収アップの転職をすることができていました。

管理部門/30代後半/女性/年収600万円以上
総合評価:★★☆☆☆(2.5)

一度だけ良いなと思う求人があったので応募したのですが、実はだいぶ前に送られていたオファーらしく、求人はもう充足して終わっているとのことでした。

たしかに面接確約求人がストックされるのは良いのかもしれませんが、私の体験のように、「時すでに遅し」の場合も頻発するのではないかと思います。

良い評判では、「求人ベースで転職活動を始めやすい」「自然と可能性が広がっている」という口コミがありました。登録さえしてしまえば自然と面接可能求人が溜まっていくため、勝手に選択肢が広がっていきます。

そのため、転職意欲の低い人にとっては、急かされることなく転職活動ができるため魅力的なサービスです。転職意欲の高い人にとっても、他の転職サービスをメインに使いながら、補完としてミイダスを利用することで可能性を広げられます。

一方、悪い評判では、「応募した時にはもう他の候補者に内定が出ていて選考が終わりかけていた」という口コミがありました。基本的に、求人が充足した場合企業は求人を取り下げます。しかし、企業が取り下げを忘れていた場合、ぬか喜びで終わることもあります。

選考はナマモノです。応募した時には他の候補者が内定フェーズまで進んでいた、ということは転職サイトにはよくある話です。

このリスクを回避したい場合は、企業の選考状況を把握している転職エージェントを利用することがおすすめです。おすすめの転職エージェントは下記で紹介しています。

ミイダスの4つの注意点とそれぞれの評判

  1. 「市場価値」に意味はない
  2. 質の高い求人とはなかなか出会えない
  3. 転職活動のスピード感をコントロールできない
  4. 一人で転職活動を行うことになる

1.「市場価値」に意味はない

ミイダスが売りにしている「市場価値の分析」に本質的な意味はあまりありません。特に「オファー想定年収」には汎用性も本質的な意味もないと言えます。

「市場価値」で一喜一憂したり、転職に対する期待値が上がってしまうと非常に危険です。転職活動がスムーズに進まない原因にもなりかねません。

エンジニア/20代後半/女性/年収500万円以上
総合評価:★☆☆☆☆(1.5)

「自分の市場価値がわかる」というコンセプトが面白そうでやってみました。現年収が500万円なのですが、市場価値測定の結果は700万円以上。

最初は舞い上がったものの、現実的に700万円以上で転職することなんて無理です。全然信憑性がありません。

2.質の高い求人とはなかなか出会えない

求人の質があまり高くないと感じる理由は、下記2点であると考えられます。

①「市場価値分析」結果により期待値が上がっている

②あまり応募の集まらない企業がオファーを乱発している

①の理由に関しては、こちらも『ミイダスの年収査定は嘘?「市場価値」のカラクリとミイダスの本当の価値を解説』のページをご覧ください。詳しく解説しています。

②に関しては、ミイダスでは、応募があまり集まらない企業がオファーを片っ端から送っている現象が散見されます。その理由として考えられるのが、ミイダスでは企業側がオファーを送る時に追加課金も上限件数も存在しないことです。

他の転職サイトのオファーメールは、送信件数に上限があったり、追加課金が必要な場合が多く、オファーの数は一定程度制限されています。しかし、ミイダスにはそれがないため、「数打ちゃ当たる」方式が企業側の有効な手段の一つになるのです。

「数打ちゃあたる」を行うのは、応募者があまりいない不人気求人。一方、人気・優良求人はオファーに対して登録者応募してくる確率が高いため、そもそもオファーの送信数は少ないです。

結果、あまり人気のない求人が多く目に入り、人気・優良求人からのオファーは目に入りにくいという状況が生まれると考えられます。

SIer/30代中盤/男性/年収800万円以上
総合評価:★☆☆☆☆(1.0)

正直、求人の質が低いです。オファー求人の想定年収も「500〜1000万円」と幅が広く信じられないものが多い印象でした。

求人の質に関しては転職エージェントの方がかなり高かったので、結局転職エージェントを使い転職しました。

3.転職活動のスピード感をコントロールできない

ミイダスは「待ち」の転職サイト。自分のペースで転職活動を行うのではなく、求人ベースで転職活動を行うことになります。そのため、自分で転職活動のスピード感をコントロールできません。

転職意欲が低かったり、ゆっくり転職活動を行いたい人にとっては問題ありません。しかし、すぐにでも転職活動を行いたい人にとっては使いにくいサービス。オファーが無ければ応募することさえもできないからです。

そのため、転職意欲の高い人は他の転職サービスと併用することをおすすめします。

Webマーケ/30代前半/女性/年収500万円
総合評価:★☆☆☆☆(1.5)

前職の年収が400万円。成果を上げても一向に年収が上がらず、労働環境も劣悪。そのため、一刻も早く転職したかったのですが、ミイダスでは能動的な動きができないため非常に歯がゆい思いをしていました。

転職エージェントも併用していたため、結果、そちらで難なく転職することができたのですが、気づけばミイダスは一切使っていませんでした。

4.一人で転職活動を行うことになる

ミイダスは転職エージェントと違い、転職活動をサポートしてくれる存在はいません。

転職活動では、書類作成、面接、条件交渉、入社日交渉、退職交渉とやることが多いです。すべて一人でも対応できる方・自信のある方は問題ありませんが、そうでない方は不安だと思います。

転職エージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが専任で担当になります。そして、求人選定から自己分析の手伝い、書類添削、面接対策、企業情報の確認、選考情報の確認、条件交渉の代行など、転職に関わることを全て無料でサポートしてもらえます。

不安な方や効率よくスピード感を持って転職活動を進めたい方は、転職エージェントと併用することをおすすめします。

エンジニア/20代前半/男性/年収400万円以上
総合評価:★☆☆☆☆(1.5)

ミイダスはキャリアチェンジ転職に向きません。私は元々営業だったのですが、どうしても合わず、第二新卒枠でエンジニアにキャリアチェンジをしようと思っていました。

初めての転職で不安な気持ちが大きかったため、一人での転職は無理でした。ミイダスも利用していたのですが、キャリアチェンジ求人にこちらから応募することがシステム的に無理であり、転職サポート機能もなかったので、結局ほとんど使いませんでした。

営業/20代中盤/女性/年収400万円以上
総合評価:★★★☆☆(3.5)

初めての転職だったので、色々な転職サービスを利用しました。私にとってミイダスは、単体では正直使えなかったと思いますが、転職エージェントと併用することで価値があったと思います。

転職エージェントでキャリアアドバイザーにサポートしてもらいながら、ミイダスのストック求人で可能性を増やすことができたので、いつも多くの選択肢を持ちながら転職活動ができました。

ミイダスと併用するべき転職サービス

改めてミイダスのおすすめ利用方法を記載いたします。

転職意欲が高い人:転職エージェントを補完するサポートサービスとしての利用。

転職意欲が低い人:オファー求人を月に数回程度チェック。魅力的な求人があれば即面接。

ミイダスにも価値はありますが、基本的には転職エージェントと共に利用することで効果が発揮されるサービスです。特に転職意欲が高い人は、転職エージェントと併用することでミイダスを使いこなすことができるようになります。

ここでは、ミイダスと併用するべき転職サービスを5つ紹介します。

1位:リクルートエージェント
2位:doda
3位:パソナキャリア