マイナビエージェントから「求人の紹介ができません」と言われたら、実質的に登録を拒否されたということ。思わず落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、マイナビエージェントにこだわる必要は全くないです。
マイナビエージェントよりも「求人数」「サポートの質」「年収アップ率」の観点で優れた転職エージェントはたくさんあります。例えば、転職エージェント業界No.1の『リクルートエージェント』やサポートの質が非常に高い『パソナキャリア』など。
この記事では、「マイナビエージェントの求人紹介の基準」や「マイナビエージェントにこだわる必要がない理由」「マイナビエージェント以外におすすめの転職サービス」を元リクルートの転職エージェントが解説します。
筆者プロフィール
元リクルートの転職エージェント。広告業界を中心に、IT、人材、商社、メーカーなど、100社以上の中途採用を支援。趣味は音楽、読書、半身浴ともっぱらのインドア系。幅広い業界知識を元に役立つ転職情報を発信します。
マイナビエージェントの求人紹介の基準
マイナビエージェントには求人を紹介するにあたり、下記4つの基準があります。
- 年齢
- 転職回数
- キャリアの一貫性
- 正社員経験の有無
1.年齢
マイナビエージェントの利用者年齢層は、35歳以下までで7割強を占めます。つまり、若年層に特化した転職エージェントと言えます。
採用企業もマイナビエージェントの利用者層を理解した上で求人を掲載しています。つまり、35歳以下をターゲットにした若年層向けの求人が多く、35歳以上をターゲットにしたハイキャリア求人は少ないということです。
そのため、35歳以上の求職者は、求人を紹介されない可能性が高くなるのです。35歳以上の方は、『リクルートエージェント』や『JACリクルートメント』など、30代、40代、50代の転職実績が多い転職エージェントをおすすめします。
また、20代前半の方は、『キャリトレ』や『マイナビジョブ20’s』のような20代に特化した転職サービスを利用しましょう。自分に合った転職サービスを見つけることができれば、効率の良い転職活動を送ることができますよ。
2.転職回数
一般的に、転職回数が多いと求人を紹介してもらえる可能性は低くなります。採用企業から「すぐに辞める」という悪い印象を持たれるからです。20代前半は0回、20代後半は1回、30代以降で2〜3回が問題ないと思われる転職回数です。
また、1〜2年での転職が連続していた場合でも求人を紹介してもらえないことがあります。同じく「すぐに辞める」と思われてしまうからです。
採用企業は、マイナビエージェント経由で人材を採用すると、高額な報酬をマイナビエージェントに支払います。そのため、採用した人材の早期退職は避けたいと考えているのです。
転職回数が多い方は、『リクルートエージェント』や『パソナキャリア』のような求人数が多く、サポートの質が高い転職エージェントを利用しましょう。
3.キャリアの一貫性
キャリアの一貫性がない場合、求人を紹介してもらいづらくなります。例えば、事務職1年、エンジニア1年、営業1年、など、短期間で職種が変わっている場合、「スキル不足」や「またすぐに職種を変えるのではないか」と思われてしまいます。
30代を超えると、異業種への転職は難しくなります。中長期的にキャリアプランを考えて、転職先を決めることが非常に重要です。
4.正社員経験の有無
正社員経験がない場合、求人を紹介してもらえる可能性が非常に低いです。これはマイナビエージェントだけでなく、すべての転職エージェントで言えることです。
しかし、正社員経験のない方向けに特化した転職サービスも存在しています。例えば、『ハタラクティブ』や『JAIC』は正社員経験がない方に対する手厚いサポートで有名です。
審査基準をクリアしていても求人を紹介がされないケース
審査基準をクリアしていても、マイナビエージェントで求人紹介がされない場合があります。
1.年収が平均より極端に高い場合
例えば、20代で年収800万円、30代で年収1000万円を貰っている場合などは、逆に紹介できる求人が少ないため断られる場合があります。そのような方には、ハイクラス転職実績No.1の『JACリクルートメント』やハイクラス会員制転職サイトの『ビズリーチ』がおすすめです。
2.専門性が高い場合
専門性が高い職種・業界の場合、求人が少ないため断られるケースがあります。マイナビエージェントの求人数は、転職エージェントの中でも多い方ではないです。そのため、専門性の高い職種・業界の方が転職エージェントを利用するときは、求人数が非常に多い『リクルートエージェント』や『doda』がおすすめです。
3.希望条件に比べてキャリア不足な場合
マイナビエージェントに登録する際に、希望条件を入力します。例えば、希望年収が現年収よりも極端に高かったり、経験・スキルが少ないのにハイクラスポジションや大企業に行きたいと考えている場合、求人の紹介が見送られることがあります。
そのため、登録時には現職の状況に沿った希望条件を記載しましょう。そして、キャリアアドバイザーとの面談のなかで、本当の希望条件を打診してみると良いでしょう。
マイナビエージェント以外におすすめの転職サービス
マイナビエージェントで求人を紹介してもらえい場合でも、転職をあきらめる必要はありません。世に存在する転職エージェントには、それぞれ年齢層や業界、職種、勤務地など、異なる強みがあります。
元リクルートの転職エージェントからすると、知名度の低い転職サービスはおすすめできません。「求人数」「サポートの質」「年収アップ率」を考えると、大手企業が運営している転職サービスの方が断然おすすめです。
1位:リクルートエージェント
2位:パソナキャリア
3位:doda
必須:リクナビNEXT
1位:リクルートエージェント
【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、業界最大手のリクルートキャリアが運営している転職支援実績No.1の転職エージェントです。求人数、キャリアアドバイザーの質、サポート体制、どれをとってもトップクラスです。
利用者の60%以上が年収アップしており、転職をするなら必須の転職エージェントと言えます。ぜひ公式HPをチェックしてみてください。
対応地域 | 全国 |
探せる職種 | 営業・販売・カスタマーサービス、企画・マーケティング・経営、管理・事務、物流・購買・貿易・店舗開発、コンサルタント、金融専門職、不動産専門職、クリエイティブ、SE・IT・エンジニア、エンジニア(設計・生産技術・品質管理)、建築・土木・化粧品、その他(講師・調理師・介護など) |
求人数 | 約24万件(2018年11月現在) |
特徴 | ・転職支援実績No.1 ・圧倒的な求人数 ・経験豊富なキャリアアドバイザー ・条件交渉に強いリクルーティングアドバイザー ・転職者の60%以上が年収アップ ・全国に拠点があり、相談がしやすい |
2位:パソナキャリア
【おすすめ度】★★★★☆(4.5)
【公式HP】https://www.pasonacareer.jp/
パソナキャリアは、人材派遣業界で2位のパソナが運営している転職エージェントです。顧客満足度が非常に高く、転職後の年収アップ率はなんと67.1%と驚異的な数値です。
手厚い転職サポートに定評があり、初めて転職される方は、ぜひ利用したい転職エージェントです。ぜひ公式HPをチェックしてみてください。
対応地域 | 全国 |
探せる職種 | 営業、管理・事務、IT・Webエンジニア、技術職(電気・電子・機械・化学)、クリエイティブ、マーケティング・企画、コンサルタント・士業、販売員・サービススタッフ、研究・開発、専門職(Web・IT・ゲーム)、専門職(金融)、専門職(不動産・建設) |
求人数 | 3万件以上 |
特徴 | ・転職サポートの質が高い ・顧客満足度が高い ・25万人分の転職ノウハウを保有 ・転職後年収アップ率が67.1% |
3位:doda
【おすすめ度】★★★★☆(4.0)
【公式HP】https://doda.jp/
dodaは、人材業界大手のパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営している転職エージェントです。2018年10月時点の会員数は約440万人で非常に人気の高いです。
転職者満足度は業界1位と言われるほど、ユーザーファーストの転職エージェントです。ぜひ公式HPをチェックしてみてください。
対応地域 | 全国 |
探せる職種 | 営業、企画・管理、事務/アシスタント、販売/サービス、コンサルタント/士業、金融専門職、公務員/教員、SE/インフラエンジニア/Webエンジニア、機械/電気、組み込みソフトウェア、建築/土木/不動産/プラント/設備、化学/素材/化粧品、食品/香料/飼料、医療系専門職、クリエイティブ |
求人数 | 10万件以上 |
特徴 | ・転職者満足No.1 ・転職ワンストップサービス ・スカウトメールが多い |
必須:リクナビNEXT
【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://next.rikunabi.com/
リクナビNEXTは、業界最大手のリクルートが運営する転職サイトです。圧倒的な求人数を誇り、会員数は約800万人。転職活動をされている方のほとんどが利用しています。
求人は全国を網羅しており、幅広い職種を扱っているので、希望条件に合った求人が必ず見つかります。履歴書や職務経歴書の作成ツールが無料で使えるので、重宝すると思います。ぜひ公式HPをチェックしてみてください。
対応地域 | 全国 |
探せる職種 | 営業、事務・管理、企画・マーケティング・経営・管理職、サービス・販売・外食、Web・インターネット・ゲーム、クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイナ)、専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)、ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)、エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)、素材・化学・食品・医薬品技術職、建築・土木技術職、技能工・設備・交通・運輸、医療・福祉・介護、教育・保育・公務員・農林水産・その他 |
求人数 | 非常に多い |
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