日本最大手の民間シンクタンク、野村総合研究所の平均年収は1,221万円です。この記事では、そんな野村総合研究所の平均年収について、「年齢別」「役職別」などで詳しく解説します。
野村総合研究所(NRI)の平均年収
野村総合研究所の平均年収は1,221万円です。国税庁の民間給与実態統計調査によると平均年収は432万円なので、野村総合研究所の平均年収は約2.8倍ということがわかります。
- 野村総合研究所の平均年収:1,221万円
- 平均年収:432万円
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野村総合研究所の平均年収の推移
野村総合研究所の最新の有価証券報告書を見ると、平均年収は1,000万円代前半を推移しています。基本的に上昇傾向であり、ここ数年は数十万円単位で平均年収が上昇しています。
従業員数が6,000人規模の事業会社でありながら平均年収が1,000万円を超えている稀有な企業です。全従業員の給与水準が非常に高いことがわかります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,221万円 | 40.3 | 14.6 | 6,297 |
2017年 | 1,166万円 | 40.2 | 14.6 | 6,130 |
2016年 | 1,151万円 | 39.9 | 14.3 | 6,003 |
2015年 | 1,156万円 | 39.5 | 13.8 | 5,979 |
2014年 | 1,089万円 | 39.1 | 13.4 | 5,972 |
2013年 | 1,091万円 | 38.7 | 13.0 | 5,938 |
出典:有価証券報告書
野村総合研究所と野村グループ
野村総合研究所(以下NRI)は、野村グループの企業であると思われることがありますが、正確には違います。NRIは、野村グループを統括する野村ホールディングスの傘下ではないからです。
NRIは、野村證券から約50年前に独立・分社化した2つの企業を元に設立されました。NRIは、独立した企業ではありますが、野村グループとは未だに深い関係があります。
売上では、NRIの売上高の約1割が野村グループとの取引で生まれています。また、資本関係は、野村ホールディングス・野村グループ企業がNRI株式の2割を持っています。
野村総合研究所(NRI)の役職別の平均年収
野村総合研究所は、メンバークラスまでは年齢と共に給与が上がります。メンバークラスで1,000万円の大台に到達し、部長クラスをでは2,000万円にも届くと想定できます。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計)
役職 | 平均年収 |
部長クラス | 1,900万円〜(推定) |
課長クラス | 1,700万円〜(推定) |
係長クラス | 1,300万円〜(推定) |
メンバークラス | 700万円〜1,000万円(推定) |
野村総合研究所の取締役の役員報酬
有価証券報告書によると、2018年度に野村総合研究所が社内取締役6名に支払った役員報酬の総額は4億1,500万円でした。
また、有価証券報告書では、報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。野村総合研究所の場合は下記の通りです。(役職は2018年度当時のものです)
・此本臣吾氏(代表取締役会長兼社長):1億1,500万円
野村総合研究所(NRI)の年齢別の平均年収
野村総合研究所の年齢別平均年収を表にまとめました。30代前半までは年齢と共に給与は上がっていきます。30代後半からは、役職につくことができれば大幅に給与が上がります。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計)
年齢 | 平均年収 |
50代 | 1,200万円〜(推定) |
40代 | 1,100万円〜1,700万円(推定) |
30代 | 1,000万円〜1,300万円(推定) |
20代 | 600万円〜900万円(推定) |
野村総合研究所(NRI)に転職するためには
野村総合研究所の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも上位に食い込んでいるため、野村総合研究所を志望している方は、事前準備が重要になります。
野村総合研究所に転職するために知っておくべきこと
野村総合研究所に転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 通年採用を実施
- 転職エージェントを利用する
1.通年採用を実施
野村総合研究所は通年採用を実施しています。時期によって求人掲載数は変わりますが、常時100件近く掲載されています。基本的に、どの職種も即戦力(若手〜中堅)・ハイクラスを対象としており、専門的な経験やスキルを求められます。
募集されている職種区分は下記の通りです。下記職種区分ごとに、さらに細かく職種が分かれています。特に、IT系・金融系・海外系人材をを積極的に採用しています。
2.転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
野村総合研究所の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、野村総合研究所の求人紹介はもちろん、野村総合研究所から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
また、野村総合研究所は転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。野村総合研究所のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
野村総合研究所の平均年収は1,221万円ということがわかりました。
野村総合研究所は日本最大の民間シンクタンクです。中途採用も積極的に行なっており、野村総合研究所に転職したい方にはチャンスが大きくあります。特に、IT系・金融系・語学力などで高いスキルのある方は転職しやすいです。
人気企業であるため、転職エージェントなどで入念な対策を練ることをおすすめします。
■まとめ
・野村総合研究所の平均年収
1,221万円
・平均年収ランキング
39位
・野村総合研究所の役職別の平均年収
部長クラス:1,900万円〜(推定)
課長クラス:1,700万円〜(推定)
係長クラス:1,300万円〜(推定)
メンバークラス:700万円〜1,000万円(推定)
・野村総合研究所の役員報酬
社内取締役の役員報酬総額:4億1,500万円
此本臣吾氏(代表取締役会長兼社長):1億1,500万円
・野村総合研究所の年齢別の平均年収
50代:1,200万円〜(推定)
40代:1,100万円〜1,700万円(推定)
30代:1,000万円〜1,300万円(推定)
20代:600万円〜900万円(推定)
・野村総合研究所に転職するために知っておくべきこと
①通年採用を実施
②転職エージェントを利用する