野村證券の平均年収はいくら?【野村ホールディングスについても解説】

野村ホールディングスの平均年収

国内大手の証券会社、野村證券を有するである野村グループ。この記事では、そんな野村グループを統括する野村ホールディングスの年収を「役員・社長」で解説します。

目次

野村グループとは

野村グループの組織図

野村グループとは、持株会社である野村ホールディングスを親会社に、国内外数十社が所属する投資・金融サービスを提供するグループです。

私たちがよく知る野村證券は、野村ホールディングスの子会社になります。

現在、有価証券報告書を公開しているのは野村グループを統括する野村ホールディングスだけなので、この記事では野村ホールディングスのデータを扱います。

野村ホールディングスには、野村證券出身者が多く、野村證券と兼務している野村ホールディングスに所属している社員も大勢います。

そのため、野村證券の年収が知りたい方も、この記事のデータを参考にしていただければと思います。

野村ホールディングスの平均年収

平均年収
1,384万円
※有価証券報告書
月収
92.2万円
※平均年収から算出

野村ホールディングスの平均年収は1,384万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、野村ホールディングスの平均年収は3.2倍ということがわかります。

  • 野村ホールディングス:1,384万円
  • 平均年収:432万円

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野村ホールディングスの平均年収の推移

野村ホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、平均年収は1,400万円代前後を推移しています。ホールディングス企業の中でも非常に高年収であることがわかります。

年度 平均年収 平均年齢 平均勤続年数 従業員数
2018年 1,384万円 43歳10ヵ月 3年10ヵ月 165
2017年 1,455万円 42歳5ヵ月 4年 132
2016年 1,451万円 42歳3ヵ月 4年 127
2015年 1,515万円 42歳4ヵ月 3年7ヵ月 111
2014年 1,579万円 42歳2ヵ月 3年4ヵ月 102
2013年 1,488万円 41歳6ヵ月 3年1ヵ月 132

出典:有価証券報告書

過去の野村證券の平均年収

野村ホールディングスの子会社であり事業会社である野村證券は、2016年度の分まで有価証券報告書を提出していました。過去のデータであるため、参考値として記載いたします。

野村證券のデータ(2016年度)

  • 平均年収:1,087万円
  • 平均年齢:40歳1ヵ月
  • 平均勤続年数:13年10ヵ月
  • 従業員数:13,030人

従業員数が1万人を超えているのにも関わらず、平均年収が1,000万円という驚異的な企業です。現在でも平均年収は大きく変わらないと推定できます。

野村ホールディングスの役員の年収

有価証券報告書によると、2018年度に野村ホールディングスが社内取締役8名に支払った役員報酬の総額は1億6,600万円執行役8名に支払った役員報酬の総額は10億7,300万円でした。

また、有価証券報告書では、連結報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。野村ホールディングスの場合は下記の通りです。(役職は2018年度当時のものです)

永井浩二氏(代表執行役・グループCEO):1億1,900万円

野村證券の新卒の年収

野村ホールディングスは新卒採用をしていないため、ここでは野村グループ中核企業の野村證券の新卒の年収を解説します。野村證券では、職種・学歴によって初任給が変動します。

■総合職(オープン・エリア)

  • 大卒:月給245,000円+賞与(年1回)+インセンティブ+残業代
  • 院卒:月給264,000円+賞与(年1回)+インセンティブ+残業代

■ファイナンシャルアドバイザー

・大卒、院卒:月給250,000円(実績連動により変動)

野村證券は成果に応じて賞与やインセンティブが大きく変わるため、人によって年収に大きなバラツキがあります。とはいえ、平均して新卒でも450〜500万円近くの年収がもらえると推定できます。

証券会社の平均年収ランキング

国内大手証券会社3社の平均年収をランキングにまとめました。野村ホールディングスの平均年収は1位です。

企業名 平均年収 連結収益 一人あたりの役員報酬 転職人気ランキング
野村ホールディングス 1,384万円 1兆8,351億円 約7,700万円 82位(野村證券)
大和証券グループ本社 1,056万円 7,205億円(営業収益) 約6,500万円 圏外
SBIホールディングス 812万円 3,514億円 約6,700万円 圏外

出典:有価証券報告書

野村ホールディングスの平均年収は断トツで1位です。連結収益においても、2位に1兆円の差をつけています。役員報酬においても、1,000万円近く違います。野村は名実ともに国内証券会社のリーディングカンパニーであることがわかります。

野村證券に転職するためには

転職難易度
高い
※独自調査
人気ランキング
82位
※doda

野村ホールディングスは、中途採用を行なっていません。そのため、ここでは野村グループの中核企業である事業会社の野村證券について解説します。

野村證券の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも上位に食い込んでいるため、野村證券を志望している方は、事前準備が重要になります。

野村證券に転職するために知っておくべきこと

野村證券に転職するために知っておくべきことは、2つあります。

  1. 通年採用を実施
  2. 経験・スキルにより正社員採用か契約社員採用が決まる
  3. 転職エージェントを利用する

1.通年採用を実施

野村證券は通年採用を実施しています。時期によって求人掲載数は変わりますが、多くの事業部で様々な職種の求人が常に数十件掲載されています。

野村證券では、若手からマネジメント層、総合職から専門職まで数多くの募集を行なっています。必須要件が大卒のみの求人もあれば、専門的な経験を5年以上積んでいる必要のある求人もあります。詳しくは、野村證券の採用ページをご確認ください。

3.転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。

野村證券の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、野村證券の求人紹介はもちろん、野村證券から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。

また、野村證券は転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。野村證券のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。

おすすめの転職エージェント

まとめ

野村ホールディングスの平均年収は、1,384万円ということがわかりました。ホールディングス企業であるため、事業会社の野村證券の平均年収とは乖離がありますが、過去のデータから、野村證券も平均年収は1,000万円を超えていることが推定できます。

■まとめ

・野村證券の平均年収

1,384万円

・野村證券のデータ(2016年度)

平均年収:1,087万円

平均年齢:40歳1ヵ月

平均勤続年数:13年10ヵ月

従業員数:13,030人

・野村證券の役員の年収

社内取締役の役員報酬総額(8名):1億6,600万円

執行役の役員報酬総額(8名):10億7,300万円

永井浩二氏(代表執行役・グループCEO):1億1,900万円

・野村證券の新卒の年収

総合職(オープン・エリア)

大卒:月給245,000円+賞与(年1回)+インセンティブ+残業代

院卒:月給264,000円+賞与(年1回)+インセンティブ+残業代

ファイナンシャルアドバイザー

大卒、院卒:月給250,000円(実績連動により変動)

・野村證券に転職するために知っておくべきこと

①通年採用を実施

②転職エージェントを利用する

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