月収26万円の手取り額は?【所得税と住民税の計算方法も解説】

月収26万円の手取り額と生活レベル

月収26万円の手取りはどれくらいですか?

月収26万円の手取りは20〜22万円くらいになります。ただし、手取り月収は人によって異なります。

このページでは、「月収26万円の手取り額」はもちろん、「月収26万円の生活レベル」や「月収26万円の割合」についても解説しているので、参考になる情報がきっと見つかるはずです。

※各種データは『国民生活基礎調査』『民間給与実態統計調査』『総務省統計局の家計調査』を参照しています

目次

月収26万円の手取り額

額面月収
26万円
※控除前
手取り月収
20〜22万円
※控除後

月収26万円の手取り額は20〜22万円です。(手取り月収は、額面月収の70〜80%程度と考えるとわかりやすいです)

下記条件で試算すると、月収26万円の手取り額は207,136円となりました。

・28歳男性 独身

・月収26万円

・東京都渋谷区在住

・扶養家族なし

・雇用保険は一般事業者

月収26万円の手取り内訳
総支給額 260,000
健康保険 12,870
介護保険 0
厚生年金 23,790
雇用保険 780
所得税 4,933
住民税 10,491
手取り額 207,136

月収26万円の所得税の計算方法

所得税は、下記公式に当てはめれば2ステップで計算することができます。

【所得税の公式】
課税所得×税率−税額控除額=所得税

ステップ①:課税所得を求める

年収312万円(※1)ー基礎控除38万円ー給与所得控除111.6万円ー社会保険料控除44万円(※2)=118.4万円

ステップ②:所得税を求める

課税所得118.4万円×税率5%ー控除額0万円(※3)=5.92万円(月額4,933円)

※1 月収26万円×12ヶ月=312万円
※2 所得控除額は人により異なります
※3 税率と控除額は下表を参照

課税所得 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円〜330万円以下 10% 97,500円
330万円〜695万円以下 20% 427,500円
695万円〜900万円以下 23% 636,000円
900万円〜1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円以上 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

※出典:国税庁

月収26万円の住民税の計算方法

住民税は、下記公式に当てはめれば3ステップで計算することができます。ここでは東京都渋谷区の住民税(均等割額:5,000円、所得割率:10%)で計算します。

【住民税の公式】
均等割額+所得割額ー調整控除額=住民税

ステップ①:均等割額を求める

東京都渋谷区は一律で5,000円

ステップ②:所得割額を求める

課税所得123.4万円(※1)×所得割率10%(※2)=123,400円

ステップ③:住民税を求める

均等割額5,000円+所得割額123,400円ー調整控除額2,500円=125,900円(月額10,491円)

※1 課税所得は「年収312万円ー基礎控除33万円ー給与所得控除111.6万円ー社会保険料控除44万円=123.4万円」で計算
※2 東京都渋谷区の所得割率は10%

月収26万円の生活レベル

月収26万円の生活レベル

月収26万円の一人暮らしの例をご紹介します。

額面月収は26万円で手取り月収は21万円です。裕福な生活とは言えませんが、家賃や通信費などの固定費を抑えることで、一人暮らしは可能です。

① 家賃:6万3,000円

② 食費:3万1,500円

③ 水道光熱費:9,500円

出費 金額
家賃 ¥63,000
水道光熱費 ¥9,500
食費 ¥31,500
通信費 ¥9,000
交通費 ¥5,000
医療費 ¥2,000
日用品 ¥6,000
交際費 ¥22,000
趣味・娯楽 ¥10,000
衣料品 ¥10,000
貯金 ¥42,000
合計 ¥210,000

月収26万円の適切な生活やりくり

生活費:手取り月収の6割

生活費は手取り月収の6割に収めると良いでしょう。月収26万円の場合、手取り月収は約21万円なので、生活費は12.6万円以内に収めましょう。

<生活費>
・家賃(手取り×30%)
・水道光熱費(手取り×5%)
・食費(手取り×15%)
・通信費(手取り×5%)
・交通費
・医療費
・日用品

娯楽費:手取り月収の2割

娯楽費は手取り月収の2割に収めると良いでしょう。月収26万円の場合、手取り月収は約21万円なので、娯楽費は4.2万円以内に収めましょう。

<娯楽費>
・交際費(手取り×10%)
・娯楽・趣味(手取り×5%)
・衣料品(手取り×5%)

貯金:手取り月収の2割

貯金は手取り月収の2割が適切です。月収26万円の場合、手取り月収は約21万円なので、4.2万円を貯金できればバランスの良い家計と言えます。

月収26万円の家賃

額面月収
26万円
※控除前
家賃
6〜6.6万円
※手取り×30%

家賃は「手取りの30%」が良いと言われています。

先述したとおり、月収26万円の手取り額は「20〜22万円」なので、家賃は「6万円〜6.6万円」が最適と言えるでしょう。

月収別の家賃

額面月収 家賃
月収20万円 4.5〜4.9万円
月収21万円 4.5〜5.1万円
月収22万円 4.8〜5.4万円
月収23万円 5.1〜5.7万円
月収24万円 5.4〜6万円
月収25万円 5.7〜6.3万円
月収26万円 6〜6.6万円
月収27万円 6.3〜6.9万円
月収28万円 6.6〜7万円
月収29万円 6.7〜7.2万円
月収30万円 6.9〜7.3万円

※月収の手取り額を算出し「月収の手取り×30%」で計算

月収26万円の割合

月収26万円は、単純計算すると年収312万円。ここでは、年収300〜400万円の割合を「全体」「男性」「女性」に分けて解説します。

年収データに関しては、国税庁が公表している『民間給与実態統計調査(平成29年度)』を参照しています。

全体の割合

年収300万円〜年収400万円の割合

年収300万円〜年収400万円の全体の割合は「17.5%」

全体の割合を見ると、「年収300〜400万円」の割合が一番多いことがわかります。また、年収400万円以下の割合を合計すると「55.2%」なので、全体の半分以上が年収400万円以下ということになります。

男性の割合

男性の年収300万円〜400万円の割合

年収300万円〜年収400万円の男性の割合は「17.8%」

男性の割合を見ると、「年収300〜400万円」の割合が一番多いことがわかります。また、年収400万円以下の割合を合計すると「39.5%」なので、男性の3人に1人が年収400万円以下ということになります。

女性の割合

女性の年収300万円〜年収400万円の割合

年収300万円〜年収400万円の女性の割合は「17.1%」

女性の割合を見ると、「年収300〜400万円」の割合が3番目に多いことがわかります。また、年収400万円以下の割合を合計すると「78.3%」なので、女性の約8割が年収400万円以下ということになります。

月収アップする3つの方法

グラフ

現実的に考えると、年収アップする方法は3つです。

  1. 昇進する
  2. 副業する
  3. 転職する

①昇進する

年収アップするためには、「昇進」が一番着手しやすいです。しかし、年功序列の会社にお勤めの方にとっては、非常に長い道のりになります。

やはり、すぐに年収アップをしたいなら「副業」または「転職」がおすすめです。ちなみに、私が転職支援をさせて頂いた方の中で、素晴らしい成果を上げている人の特徴は下記です。

  • 聞き上手
  • 忍耐力がある
  • 社内外の人脈がある
  • できる理由を常に考える
  • 上司から信頼されている

②副業する

「年収アップしたい」という方に一番勧めているのが「副業」です。

私は元リクルートの転職エージェントですが、リクルート在職中に「株式投資」や「アフィリエイト」「不動産投資」など、数多くの副業をやりました。あるタイミングで、副業年収が本業年収を上回りました。

最近では、副業をされている方が増えているので、年収アップしたい方は「副業」を検討してみてください。ちなみに、私がやっていた副業は下記です。

  • 株式投資・FX
  • 不動産投資
  • アフィリエイト
  • せどり
  • ブログ

③転職する

年収をアップさせるために一番おすすめしているのが、「転職」です。どこの企業も人手不足が続いているので、年収相場が高い求人が多く出回っています。

実際に、売り手市場の現在、転職をして年収アップを実現させている方は多いです。2人に1人が転職をしている時代なので、転職経験がない方も検討してみてはいかがでしょうか。

月収26万円で年収アップを目指している方におすすめの転職サービス

元リクルートの転職エージェントから言うと、知名度の低い転職サービスはおすすめできません。

「求人数」「サポートの質」「年収アップ率」を考えると、大手企業が運営している転職サービスの方が断然おすすめです。

おすすめの転職サービス

1位:マイナビエージェント

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://mynavi-agent.jp/

マイナビエージェントは、人材業界大手のマイナビが運営する20〜30代の転職に力を入れている転職エージェントです。

年収300万円〜500万円で年収アップを目指している方にピッタリの求人が多く、転職支援実績が多いのが特徴です。

サービス名 マイナビエージェント
対応地域 全国
探せる職種 SE・システムエンジニア(IT/通信/インターネット)、営業職、コンサルタント/監査法人/士業関連、不動産専門職、経営/企画/管理/事務、建築設計/土木/プラント/設備、機械/電気・電子/素材、医療系専門職、金融専門職、クリエイティブ、販売/サービス
求人数 3万件以上
特徴 ・20代に信頼されている転職エージェントNo.1
・20代、30代の転職に強い(転職サポートに定評がある)
・キャリアアドバイザーの質が高い
・特に関東エリアに強い
・全国の転職をサポート
・全業種・全職種を網羅

2位:doda

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://doda.jp/

dodaは、人材業界大手のパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営している転職エージェントです。

転職者満足度は業界1位と言われるほど、転職者からの評価が高い転職エージェントです。

サービス名 doda
対応地域 全国
探せる職種 営業、企画・管理、事務/アシスタント、販売/サービス、コンサルタント/士業、金融専門職、公務員/教員、SE/インフラエンジニア/Webエンジニア、機械/電気、組み込みソフトウェア、建築/土木/不動産/プラント/設備、化学/素材/化粧品、食品/香料/飼料、医療系専門職、クリエイティブ
求人数 10万件以上
特徴 ・転職者満足No.1
・転職ワンストップサービス
・スカウトメールが多い

3位:パソナキャリア

【おすすめ度】★★★★☆(4.5)
【公式HP】https://www.pasonacareer.jp/

パソナキャリアは、人材派遣業界で第2位のパソナが運営している転職エージェントです。顧客満足度が非常に高く、転職後の年収アップ率はなんと67.1%と驚異的な数値です。

手厚い転職サポートに定評があり、初めて転職される方は、ぜひ利用したい転職エージェントです。ぜひ公式HPをチェックしてみてください。

サービス名 パソナキャリア
対応地域 全国
探せる職種 営業、管理・事務、IT・Webエンジニア、技術職(電気・電子・機械・化学)、クリエイティブ、マーケティング・企画、コンサルタント・士業、販売員・サービススタッフ、研究・開発、専門職(Web・IT・ゲーム)、専門職(金融)、専門職(不動産・建設)
求人数 3万件以上
特徴 ・転職サポートの質が高い
・顧客満足度が高い
・25万人分の転職ノウハウを保有
・転職後年収アップ率が67.1%

おわりに

月収26万円の手取り額は「20〜22万円」ということがわかりました。所得税と住民税の計算方法は、非常に簡単なので、ご自身の手取り額を計算してみてください。

月収別の手取り額
1 月収100万円 7 月収40万円
2 月収90万円 8 月収35万円
3 月収80万円 9 月収30万円
4 月収70万円 10 月収25万円
5 月収60万円 11 月収20万円
6 月収50万円 12 月収15万円
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