追認バイアスとは?【ビジネスや投資で失敗しないための心理学】

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追認バイアスとは

追認(ついにん)バイアスとは、「自分に都合の良い情報だけを集め、自分に都合の悪い情報を排除する心理」です。追認バイアスにかかると、自分に都合の良い情報だけにしか目がいかない状況となり、冷静な判断ができなくなるのです。

例えば、株式投資で考えてみましょう。Aさんは、株式投資で成功しているBさんから「◯◯社の株式に投資するべき!」と言われ、その株式を購入しました。しかし、株式は一気に下落してしました。

本来であれば、この時点で損切りをするべきです。しかしAさんは、株式投資で成功しているBさんから「◯◯社の株式に投資するべき!」とおすすめされたので、絶対にこれから上がるだろうと判断してしまうのです。これが追認バイアスです。

「◯◯さんから言われたから、絶対大丈夫!」

「みんなが言っているから、絶対成功する!」

これはただの思い込みであり、追認バイアスにかかっている状態と言えます。ビジネスや投資の重要な局面では、常に疑う姿勢を持ち、冷静な判断を心がけましょう。

追認バイアスの例

先ほどは、株式投資を例に説明しましたが、もっと身近な例をご紹介します。下記のように日常シーンにおいても、追認バイアスがあります。

「異性のタイプは日本人!」→本当は外国人の方がいいかもしれません。

「住む場所は日本が一番いい!」→もっと住みやすい国があるかもしれません。

「日本のごはんが一番おいしい!」→もっとおいしい国があるかもしれません。

おわりに

追認バイアスにより、冷静な判断ができなくなる。ビジネスや投資においては、人から聞いたことだけでなく、自分で調べた情報を基準に判断する癖をつけましょう。

これだけでもビジネスや投資の成果が飛躍的に上がることが期待できます。

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