マイナビエージェントはITに強い?【実態を具体的な数値で徹底解説】

「マイナビエージェントはITに強いという噂を聞いたことはありませんか?」たしかに、マイナビエージェントはIT関連の求人を多数掲載しています。しかし、その内訳について具体的に知っている方は少ないと思います。

このページでは、「マイナビエージェントのIT関連求人の実態」を具体的な数値で解説します。

目次

マイナビエージェントとは

マイナビエージェントは、人材業界大手のマイナビが運営する20〜30代の転職に力を入れている転職エージェントです。最近では、その使いやすさと求人の質からユーザー数を急速に伸ばしています。

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マイナビエージェントはITに強い

マイナビエージェントの求人は全業種・職種を網羅していますが、なかでも「IT業界」「IT・インターネット」「通信」職種の求人が多いです。このデータから、IT転職に強い転職エージェントと言えます。

業種 職種
1位 IT・通信系 IT・インターネット・通信
2位 メーカー系 経営企画・管理部門全般
3位 流通・小売・専門店系 医薬・医療機器・バイオ
4位 サービス・マスコミ系 機械・電気、電子・素材
5位 金融・コンサルティング系 営業

マイナビエージェント掲載のIT職種求人の実態

マイナビエージェントはIT業界・職種の求人が多いということがわかりました。ここでは、その内訳はについて解説します。(データは2019年8月現在)

マイナビエージェントのIT職種求人の内訳

マイナビIT_職種

マイナビエージェントのIT職種求人の内訳は下記の通りです。

アプリケーションエンジニアが飛び抜けて多いですが、その他の職種も満遍なく掲載されています。5位の「システム運用/保守/サポート」職種までは求人件数が1000件を超えているため、選択肢を幅広く持つことができます。

  1. アプリケーションエンジニア:41%
  2. インフラエンジニア:15%
  3. ITコンサルタント:12%
  4. 社内SE:11%
  5. システム運用/保守/サポート:8%
IT職種名 公開求人 非公開求人 合計
1位 アプリケーションエンジニア 3,279 2,748 6,027
2位 インフラエンジニア 1,160 1,010 2,170
3位 ITコンサルタント 815 948 1,763
4位 社内SE 722 854 1,576
5位 システム運用/保守/サポート 634 578 1,212
6位 製品開発(上流)/研究開発 536 364 900
7位 営業支援(プリセールスなど) 252 296 548
8位 品質管理/QA/QC 123 102 225
9位 その他(システムエンジニア) 93 132 225

マイナビエージェントにおける地域ごとのIT職種求人分布

マイナビIT_地域

マイナビエージェントの地域ごとのIT職種求人分布は下記の通りです。

圧倒的に東京都エリアにIT求人が集中しています。求人件数が1,000件を超えているのも3位の「関東エリア」まで。日本全体の産業構造としてIT関連企業は首都圏や都市部に集中しているため、地方のIT職種求人は少なめです。

そのため、地方でIT職種に転職したい方は、求人数の多いリクルートエージェントdodaなどの転職エージェントを利用することをおすすめします。

  1. 東京都エリア:61%
  2. 大阪府エリア:12%
  3. 関東エリア:10%
  4. 東海エリア:6%
エリア 公開求人 非公開求人 合計
1位 東京都エリア 3,443 3,828 7,271
2位 大阪府エリア 763 682 1,445
3位 関東エリア 665 510 1,175
4位 東海エリア 362 368 730
5位 関西エリア 320 142 462
6位 九州・沖縄エリア 172 126 298
7位 中国・四国エリア 117 66 183
8位 北海道・東北エリア 81 96 177
9位 北陸エリア 59 32 91
10位 甲信越エリア 44 28 72
11位 海外 10 24 34

マイナビエージェント掲載のIT職種求人の特性

マイナビエージェントは20代と30代の若手層の転職に強い転職エージェントです。企業としても「優秀な若手」を採用するためにマイナビエージェントに求人を掲載しています。

そのため、経験の浅い若手(業界未経験、第二新卒)や、ハイクラス層(管理職・マネージャー、年収1,000万円以上)の求人は少なくなっています。

特性 公開求人 非公開求人 合計
業界未経験歓迎 121 50歳 171
第二新卒歓迎 597 486 1,083
管理職・マネージャー 14 8 22歳
年収1,000万円以上 21歳 16 37歳

こちらのデータからわかる通り、経験の浅い若手にはマイナビエージェントの利用はおすすめできません。20代や第二新卒に特化した転職サービスを利用することをオススメします。

ハイクラス層も同様に、マイナビエージェントの利用はおすすめできません。ハイクラス向けの転職サービスを利用することをおすすめします。

マイナビエージェントのIT職種求人の掲載企業特性

マイナビエージェントのIT職種求人の掲載企業は、比較的大企業が多い印象です。一方、ベンチャー企業や外資系企業は少ないです。安定的な大企業へIT職種で転職したい場合、マイナビエージェントは利用価値が高いでしょう。

特性 公開求人 非公開求人 合計
社員500名以上 3,075 2,866 5,941
大手系列 718 1,008 1,726
ベンチャー企業 29歳 50歳 79
外資系 59歳 160 219
公開・上場企業 560 438 998
設立30年以上 673 442 1,115

マイナビエージェント掲載のIT業界求人の実態

マイナビIT_業界

マイナビエージェントのIT業界求人の内訳は下記の通りです。

「SIer・システム開発・ソフトハウス業界」と「Webサービス・Webメディア業界」の求人が非常に多いです。特にSIerなどは現在人手不足のため、求人数も多くなっています。

  1. SIer・システム開発・ソフトハウス:51%
  2. Webサービス・Webメディア:30%
  3. アウトソーシング業界:7%
  4. パッケージベンダー:6%
業界 公開求人 非公開求人 合計
1位 SIer・システム開発・ソフトハウス 2,616 2,912 5,528
2位 Webサービス・Webメディア 1,820 1,418 3,238
3位 アウトソーシング業界 243 458 701
4位 パッケージベンダー 376 212 588
5位 通信キャリア・ISP 311 252 563
6位 Web制作 73 78 151
7位 ITコンサルティング 33 12 45

IT業界に強い転職サービス

IT業界に転職を考えている方は、IT業界に強い転職サービスを選びましょう。ここでは、「営業職」と「エンジニア職」に分けて転職サービスを紹介します。

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営業職向け

IT業界の営業職を志望している方は、大手企業の転職サービスに登録しておけば間違いありません。IT業界の求人を多数扱っている=大企業と考えておけば問題なしです。

下記3社とも完全無料で利用できるので、無料相談を受けてから、どれをメインに使うかを考えれば良いと思います。

  1. リクルートエージェント:リクルートが運営する転職支援実績No.1の転職エージェント
  2. doda:転職エージェント業界第2位の転職エージェント
  3. JACリクルートメント:高年収求人だけを扱う転職エージェント

エンジニア職向け

エンジニア職の転職を考えている方は、下記3つの転職サービスで十分だと思います。無料相談を受けてから、どれをメインに使うかを考えれば良いと思います。

  1. マイナビエージェント×IT:エンジニア求人が多数揃う転職エージェント
  2. レバテックキャリア:IT・Web業界に特化した転職サイト
  3. リクルートエージェント:リクルートが運営する転職支援実績No.1の転職エージェント
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