神奈川県の地方銀行、横浜銀行の平均年収は596万円(推定)です。このページでは、そんな横浜銀行の年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
横浜銀行の平均年収
横浜銀行の平均年収は596万円(推定)です。日本国民の平均年収は432万円(国税庁の民間給与実態調査)なので、比較すると横浜銀行の年収は平均年収より高いです。
- 横浜銀行:596万円(推定)
- 平均年収:432万円
横浜銀行は現在上場しておらず、正確な平均年収は公表されていません。そのため、上記の数値は2020年3月時点での口コミサイトで集計された平均年収です。(参考口コミ数が少ないため、あくまでも参考値としてご確認ください)
横浜銀行は、神奈川県の地方銀行です。創立100年を超える歴史ある銀行であり、総資産額は地方銀行の中でトップ。日本最大規模の地方銀行です。国内に拠点632、海外に5つあります。
預金・貸出・為替・投資型商品の販売業務だけでなく、信託関連業務やM&A、ビジネスマッチング、事業承継、投資銀行業務など、幅広く業務を行なっています。
1961年に東証一部に上場しましたが、2016年、横浜銀行と東日本銀行の共同株式移転方式により「コンコルディア・フィナンシャルグループ」を設立し、その傘下に入ることで上場廃止しました。
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横浜銀行の平均年収の推移(2015年度まで)
横浜銀行は2016年に上場を廃止したため、2015年度までの情報しか公表されていません。最後の有価証券報告書では、平均年収が761万円でした。また、平均年収は700万円代で右肩上がりに推移しており、過去の有価証券報告書のデータでは比較的平均年収が高いことがわかります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2014年 | 761万円 | 37.8 | 14.3 | 4,012 |
2013年 | 757万円 | 37.6 | 14.3 | 3,935 |
2012年 | 737万円 | 37.4 | 14.3 | 3,901 |
2011年 | 729万円 | 37.1 | 14.1 | 3,883 |
2010年 | 715万円 | 36.8 | 13.8 | 3,912 |
2009年 | 706万円 | 36.5 | 13.6 | 3,902 |
出典:有価証券報告書
横浜銀行の年齢別の年収
横浜銀行の年齢別の平均年収を算出しました。横浜銀行は年功序列の企業であるため、年齢を重ねるごとに年収も上がっていきます。40歳以上になると1,000万円以上の年収をもらえることができることが推定できます。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
年齢 | 平均年収 |
50代 | 1,000万円〜(推定) |
40代 | 800万円〜1,000万円(推定) |
30代 | 500万円〜800万円(推定) |
20代 | 400万円〜500万円(推定) |
横浜銀行の新卒の年収
横浜銀行の新卒初任給は、職種・学歴によって差があります。
- 総合職(大学院卒):223,000円
- 総合職(大学・短大・専門学校卒):205,000円
- カスタマーサービス職(大卒・短大・専門学校卒):185,000円
この金額に、年2回の賞与や諸手当、残業代などを加えると、新卒の年収は350万円程度であることが予想できます。日本の平均的な新卒初任給は20万円、年収は300万円程度なので、横浜銀行の新卒の年収は平均より少し高いことがわかります。
【親会社】コンコルディア・フィナンシャルグループの平均年収
コンコルディア・フィナンシャルグループの平均年収は1,080万円でした。
コンコルディア・フィナンシャルグループは、2016年に横浜銀行と東日本銀行の経営統合により誕生した金融持株会社。横浜銀行と東日本銀行を中心に24社の子会社で構成されるコンコルディアグループ全体の経営戦略の策定や実行支援、コーポレートなどを担っています。
特に銀行業が中核事業になり、横浜銀行と東日本銀行が担っています。その他、証券業務やリース業務、情報サービス・調査業務、ベンチャーキャピタル業務なども行なっています。
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コンコルディア・フィナンシャルグループの平均年収の推移
コンコルディア・フィナンシャルグループの最新の有価証券報告書を見ると、1,000万円代前半を推移していることがわかります。
コンコルディア・フィナンシャルグループはグループ全体の経営戦略の策定やコーポレートを担っており、従業員のほぼすべてが年収の高い管理職になります。また、少数精鋭であることから平均年収が高くなる傾向になります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,080万円 | 47.4 | 21.6 | 86 |
2017年 | 1,076万円 | 44.2 | 18.5 | 68 |
2015年 | 1,204万円 | 43.2 | 16.0 | 37 |
出典:有価証券報告書
コンコルディア・フィナンシャルグループの役員の報酬
有価証券報告書によると、2018年度にコンコルディア・フィナンシャルグループが支払った役員報酬は下記の通りです。
- 社内取締役の役員報酬総額(6名):1億5,600万円(一人当たり約2,600万円)
- 社内監査役の役員報酬総額(2名):5,000万円(一人当たり約2,500万円)
- 社外役員の役員報酬総額(7名):5,700万円(一人当たり約800万円)
【グループ会社】東日本銀行の平均年収
東日本銀行の平均年収は588万円(推定)です。
東日本銀行は2016年まで上場していましたが、横浜銀行と経営統合し、コンコルディア・フィナンシャルグループを設立したのと同時に上場廃止しました。そのため、平均年収は公表されておらず、上記の数値は2020年3月時点での口コミサイトで集計された平均年収です。(参考口コミ数が少ないため、あくまでも参考値としてご確認ください)
東日本銀行は、1924年に創業されたの地方銀行です。栃木県、茨城県、千葉県、埼玉県、神奈川県、東京都が営業エリアになります。
横浜銀行に転職するためには
横浜銀行の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外でしたが、関東ではトップの地方銀行であるため、地域人気が非常に高いです。そのため、横浜銀行を志望している方は、入念な事前準備が重要になります。
横浜銀行に転職するために知っておくべきこと
横浜銀行に転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 公開求人での採用は不定期
- 転職エージェントを利用する
1.公開求人での採用は不定期
横浜銀行は、通年採用しておらず、不定期に採用を行います。
採用が実施される時には、即戦力採用が基本になるため、業界経験・職種経験が求められることが多いです。一方で、これはあくまで公開求人の話し。企業は、公開求人だけでなく非公開求人を転職エージェントに掲載している可能性があります。
2.転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
横浜銀行の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、横浜銀行の求人紹介はもちろん、横浜銀行から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
また、横浜銀行は転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性が高いです。横浜銀行のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに掲載しています。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
横浜銀行の平均年収は596万円(推定)ということがわかりました。
2015年に東日本銀行と経営統合することで経営基盤を盤石なものにしており、今後とも安定して成長していくことが予想されます。地元人気が根強いため、横浜銀行に転職したい方は転職エージェントなどで入念な対策を練ることをおすすめします。
■まとめ
・横浜銀行の平均年収
596万円(推定)
・横浜銀行の年齢別の年収
50代:1,000万円〜(推定)
40代:800万円〜1,000万円(推定)
30代:500万円〜800万円(推定)
20代:400万円〜500万円(推定)
・横浜銀行の新卒の年収
総合職(大学院卒):223,000円
総合職(大学・短大・専門学校卒):205,000円
カスタマーサービス職(大卒・短大・専門学校卒):185,000円
・コンコルディア・フィナンシャルグループの年収
1,080万円
・コンコルディア・フィナンシャルグループの役員の年収
社内取締役の役員報酬総額(6名):1億5,600万円(一人当たり約2,600万円)
社内監査役の役員報酬総額(2名):5,000万円(一人当たり約2,500万円)
社外役員の役員報酬総額(7名):5,700万円(一人当たり約800万円)
・横浜銀行に転職するために知っておくべきこと
①公開求人での採用は不定期
②転職エージェントを利用する