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斜陽産業の意味とは?
斜陽産業とは、「成熟期が過ぎ、需要が減少している産業のこと」です。技術革新や生活水準の高まりに伴って、需要が縮小したり、市場規模が小さくなっていくことで「斜陽産業」が生まれます。
斜陽産業とは、成熟期が過ぎ、需要が減少している産業のこと
日本の高度経済成長期を牽引してきた産業も、外部環境の大きな変化により、斜陽産業化してしまいました。特に、ITや人工知能などの技術発展により、産業構造に大きな変化が生まれました。それにより、急速に落ち込む「斜陽産業」が増えています。
斜陽産業の業界
斜陽産業と聞いて、思い浮かぶ業界はありますか?最近では、「印刷業界」「新聞業界」「出版業界」「音楽業界」「農業」などが斜陽産業の例に挙げられることが多いです。
例えば、パソコンやインターネットの普及により、資料作成やデザイン・印刷などが個人でも簡単にできるようになり、印刷業界に大きな影響を与えました。また、スマートフォンの普及により、新聞や本もオンライン化され、新聞業界や出版業界は大きな転換期を迎えています。
IT技術の発展により、デジタルで完結する社会になりつつある現代において、印刷や新聞、出版業界のようなアナログで完結する業界は衰退していき、「斜陽産業」と呼ばれるようになっていきます。
ただし「斜陽産業」であるからと言って、必ずしもその産業に属する会社の将来性がないということではありません。富士フィルやDHCを代表するように、もともと属していた産業から、新分野へ積極的に進出し成功を収めている企業も多くあります。