作業興奮とは
作業興奮とは、心理学者クレペリンが提唱した「やる気がない状態でも、いったん行動を始めると、やる気が出て簡単に継続できるようになる心理現象のこと」です。
このような経験はありませんか?
これが作業興奮です。作業興奮は、自分の脳をうまく騙し、やる気を出している状態とも言えます。
作業興奮のメカニズム
出典:http://www.benkyoupro.com/yaruki999/yaruki02/
作業興奮のメカニズムを簡単に説明すると、下記のようになります。
- 手足や頭を使うと側坐核が刺激される
- 側坐核が刺激されることでドーパミンが分泌する
- ドーパミンが分泌されることでやる気が出る
作業興奮を起こすコツ
作業興奮を起こすためには、まず行動することが不可欠です。やるべきことが目の前にあったら、嫌でも手を動かしてみる。これだけで作業興奮が起きる可能性が高まります。
作業興奮を起こすために最低限必要なこと
作業興奮を起こすために最低限必要なことは、「睡眠」と「運動」です。
特に、睡眠は非常に重要で、睡眠不足の状態ではエネルギー不足により作業興奮が起きにくいとされています。また、適度な運動をすることで、脳を刺激することができ、作業興奮が起きやすいと言われています。
5秒の法則ですぐに行動する癖をつける
そもそも行動するやる気が出ない。。。このような状態のときは、「5秒の法則」を利用してみると良いでしょう。5秒の法則は、「やるべき事が頭に浮かんだら、5・4・3・2・1・GO!で行動に移す」というモチベーションアップの方法です。
「たったこれだけ?」と思うかも知れませんが、5秒の法則は世界的に有名なモチベーションアップの方法です。5秒の法則について、『メル・ロビンスの「5秒の法則」とは?』で詳しく解説しています。
まとめ
作業興奮について、少しだけでも理解して頂けたら幸いです。
作業興奮をうまく利用すれば「面倒くさくて動けない」という悪い癖を直すことができます。ぜひ、作業興奮を日常的に利用して、活発な毎日を送ってください。
①作業興奮とは
やる気がない状態でも、いったん行動を始めると、やる気が湧き簡単に継続できるようになる心理現象のこと
②作業興奮を起こすためには
まずは行動が重要。そもそも行動するやる気がでない場合は、5秒の法則をうまく利用する
③作業興奮を起こすため最低限必要なこと
睡眠と運動